EDMボカロソング!挑発的なメッセージに気持ちが沸き立つ!「劣等上等」の魅力について

UtaTen

2019/6/13 12:01

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Giga - '劣等上等'(BRING IT ON) ft.鏡音リン・レン【MV】


体が勝手に動いてしまう、ノリノリな曲


「場を盛り上げたい」「みんなで思いっきり騒ぎたい!」という時の曲をお探しのあなた。

これです!これですよその曲は!

これを流せば、そこはさながら音楽フェス会場!

みんなが踊り出すこと必至です!

「劣等上等」とは?


「劣等上等」は2018年7月13日に公開されたボカロ曲です。

VOCALOIDのイベント「マジカルミライ2018」(鏡音リン・レン 10th Anniversary)のテーマソングとして書き下ろされました。

作曲とアレンジはGiga、作詞はReol、イラストは△○□×、動画はお菊によるもの。

ニコニコ動画とYouTubeで同日公開された動画の総再生回数は2019年5月時点で1162万以上。
11,620,000以上ですよ。0多くないですか?やばいですね。

前述したテーマソングとしての起用もあり、『初音ミク「マジカルミライ 2018」OFFICIAL ALBUM』に収録されています。

音源が欲しいとお考えの方はぜひゲットしましょう!

ボカロシーンの流行を生み出してきた作者Giga


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続いては作者であるギガPについて。

彼は「ギガンティックO.T.N」や「おこちゃま戦争」などの代表曲で知られているボカロPで、VOCALOIDの中でも特に鏡音レン好きで有名。

ボカロPとしてのデビューは2010年公開の「流線プリズム」。

打ち込みサウンドを軸にした中毒性の高い曲を数多く生み出しています。

また、既存曲のカバー、アレンジ動画も制作しており、そちらも人気。

ちなみに「劣等上等」は、前回投稿されたボカロオリジナル曲「ヒビカセ」から3年以上経っての公開。
「ギガPが帰ってきた!」というファンの喜びの声が聞こえてきました。

歌い手としても人気の高いシンガーソングライター、Reolとのコラボがたびたび話題に。

「劣等上等」でも作詞を担当していますね。

2016年には動画クリエイターのお菊も含めた3人でのユニット「REOL」を結成。

2017年に解散してしまいましたが、3人の関係は継続。
GigaがReolの楽曲をその都度手がけています。

2019年にリリースされた、ReolのEP「文明EP」にもがっつり関わっているそうですよ!

フェス会場か!?とにかくアガるアッパーチューン





ここからは「劣等上等」の人気の理由に迫っていこうと思います。

まずは音。
サウンドの話です。

4つ打ちと煌びやかなシンセフレーズは、ザ・EDM。

ハイテンションなアッパーチューンです。

このままフェス会場で流れていてもおかしくありません。

リズムに合わせてタオルを振り回したくなりますね!

曲展開も細かく、聴いていて飽きません。
間奏のリズム落ち、そのあとのレゲエ風なアレンジ。

メロディーの速さなどには、しっかりと「ボカロシーンの楽曲」という印象を受けます。

それぞれの音楽ジャンルの良いところがぎゅっと詰め込まれています。

さすが!ハイレベルなミキシングの話





サウンドの話がちょっと長くなりそうなので、分けさせてもらいますね。
続いてはミキシングについて。

とにかく、音質が良い!粗さが見当たりません。

全ての音がクリアに聴こえるのはミキシング、マスタリングの上手さ。

特に鏡音リンの声は甲高く、メインのシンセサイザーの音色やハイハットと音域が被りがちなのですが、一切そんなことありません。

しかも耳が痛くない。
例えば歌詞に登場する「さしすせそ。」

ちょっと難しい話かもしれませんが「さしすせそ」の発声には「歯擦音」という音が混じります。

歯の隙間から空気が漏れるような「シュッ」という音です。これは人間でもVOCALOIDでも起こる現象。

この現象を無視してしまうと「さしすせそ」の部分だけ、かなり高い音が混じることになります。

その状態で曲の音量を上げると、音が耳に刺さる、刺さる。

俗に言う「耳が痛い」原因がこれ。ボーカルだけの話ですが。

それが全く感じられないんですよね。

「さすが…」と言いたくなるクオリティです。

今を生きる力が湧いてくる歌詞


続いては歌詞の内容を見ていきましょう。

いきなりサビを抜き出してみました。

「劣等上等」の歌詞は、すごくざっくり説明すると、大人になることについて書かれています。

時代は変わる。
そして自分はどんどん大人になっていく。
これまで色々な経験した。その中には失敗もたくさん。

でも、それを乗り越えて、自分の力を信じて、これからの人生を歩んでいくんだ、という決意が綴られているのです。
そういう意味での「大人になる」です。

このあと冒頭に戻りますが、その大筋が見えていれば、歌詞の細かいメッセージ性が理解できるはずです。

さてAメロ。
「マセマティカ」は数式処理システムのこと。

それ自体が何なのか、は置いておきましょう。
難しいので。

そう、難しい。

難しい「マセマティカ」という単語に「子供騙し」という言葉がついているのが、この冒頭の歌詞のミソです。

つまり小難しく見せようとしたって「バレてんだって」ということ。

「警鐘」を鳴らす存在「気取り」で「高みの見物ばかり」している、誰か。

その誰かに対して、さきほどの「バレてんだって」を言っているようです。

そしてそんな状況「つまんねぇ」だろうと。

「間違って上等」間違えてもいいから、面白いことうやろうぜ、という挑戦的なメッセージ性です。

自分自身も「ごっこ遊び」のようなぬるいことで終わりたくない、夢に向かって本気で挑戦したい。そんな気持ちが読み取れます。

MVではこのフレーズの前に「BATTLE ROUND1」という演出が入ります。

どういう意味か?気になるのは「緑のアイツにばっか構ってんね」という部分ですね。

ボカロ曲で「緑のアイツ」と連想した時に出てくるのは、やはり初音ミクではないでしょうか。

わざわざ「BATTLE ROUND1」というメッセージ。

つまり、前述した『「警鐘」を鳴らす存在「気取り」で「高みの見物ばかり」している、誰か』はもしかしたら、VOCALOID界隈のクリエイターのことを指しているのかもしれません。

その人たちに対して「本気でやって(闘って)みようぜ!自分もやるからさ」と言っているような…私にはそういう風に見えます。

もちろん喧嘩売ってるわけじゃないですよ?

ちなみにGiga本人によると「グレた高校生をイメージして作った」とのこと。

ちょっと深読みしすぎでしょうか…。

だからこその、この強い意思が感じられる歌詞!かっこいいですね!

自分がダメなやつでも、つまり「劣等」でも「上等」だと。

この身ひとつで現状を切り抜けてやる!というまっすぐな思い。

物作りをしている人なら、励まされるメッセージではないでしょうか。
「俺もやってやる!」という気持ちが湧いてきます。

先にも書いたように、この曲は鏡音リン・レンの10周年記念作品として書き下ろされました。

10年って長いですね!小学4年生なら成人しちゃいます。

「子ども」が「大人」になるのに、十分過ぎるほどの時間経過です。

鏡音リン・レン、ひいてはVOCALOIDの文化も時間とともにどんどん広がってきました。

そのさらに先へ行くぞ!という、歌詞の締め。

私たちも未来に向かって突き進んでいきましょう!

「劣等上等」の歌ってみた動画オススメを3つご紹介



では「劣等上等」のオススメ歌ってみた動画を3つご紹介させていただきます。

あるふぁきゅん×あらき


灯油×ゆある


丑牡てぃあ


デュエットソングということで2人組て歌っている動画が多いですね。

カラオケなどで歌う時も、出来れば2人以上で!
1人だと息継ぎのタイミングが難しいですよ。

ラップパートはメロディーラインが平坦にならないよう意識しましょう。
棒読みだとかっこ悪くなります。

実は歌詞の違うアルバム収録版


先に取り上げた『初音ミク「マジカルミライ 2018」OFFICIAL ALBUM』に収録されている「劣等上等」は、動画公開されている分とは歌詞が違います。

なのでアルバムを購入して、動画公開されているものと見比べてみる、という楽しみ方もできますのでぜひ!

ちなみに、Reolが2018年にリリースしたアルバム「事実上」にも「劣等上等」は収録されていますので、そちらを聴いてみるのもありですよ!

▼もう一度「劣等上等」の歌詞を見る

TEXT 荒木若干

当記事はUtaTenの提供記事です。

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