2019年後半のファッションを先取りチェック。ジャケットの着こなしに注目

女子SPA!

2019/6/12 08:46

 こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角侑子(すみゆうこ)です。2019年も早いもので、もう上半期最後の月です。さてファッションコレクションは一足お先に、秋冬ファッションが続々発表されていますね。少し気が早いですが2019年の秋冬はどのようなスタイルがトレンド入りするのでしょうか。

そしてこの流行を踏まえて、これからの新しい時代にふさわしい女性像とはどのようなものか。ハイブランドのコレクションを通して、これからの時代にふさわしい女性の在り方について読み解いていきます。

◆フェミニンとマニッシュの融合がキーワード

ブランドにはそれぞれ毎シーズンを代表するコンセプトテーマがあるのですが今季とくに目立って多かったのが、フェミニンとマニッシュを絶妙なバランスで融合されたスタイルです。

例えばパワーショルダー(肩パッドが入ったジャケット)にロマンティックなシアードレスを合わせるスタイルや、メンズライクなミリタリージャケットをケープ風に着こなすテイストなど。前年度に比べるとスポーツミックスのアイテムの比率が全体的に少なくなり、チュールレースなどのロマンティックでエレガンスな素材やシルエットラインを打ち出しているコレクションが多く見受けられました。

ただし、完全に「女っぽい」「女性らしさ満点!」というわけではなく、どこか芯の強さを感じさせるようなカラーリングやアイテムの組み合わせが特徴的です。

◆とくにテーラードジャケットの着こなしに注目

テーラードジャケットは秋冬シーズンのお馴染みとなっているアイテムなので、それ自体は目新しいものではありません。ただ、2019年秋冬は各コレクションにおいてテーラードジャケット、セットアップスーツの装いが例年に比べて若干多い印象です。しかし、カッチリ男っぽく着こなすというよりは、やはりこれもロマンティックなスカートと組み合わせるというところが今季らしさの1つかも。

PRADA(プラダ)のコレクションでは、ケープスリーブのツイードジャケットがセットアップで登場していましたが、ボトムはパンツではなく共布のスカートで構成されているところに今シーズンらしいテーマ性を感じます。

またミリタリーコートの上から、透け感が美しいレースのケープを羽織るという新しいレイヤードスタイルも提唱されていますね。かっちりとしたジャケットをどう女性らしく着こなすのかが、今後のファッションスタイルのキモとなっていきそうな予感です。

◆新時代は、バランスの取れた女性がより一層支持される?

ファッションの流行は、ただなんとなく選ばれ、流行していくのではありません。その時代や、変化し続ける社会情勢に応じたふさわしいスタイルが打ち出されていくようになります。例えば、4年ほど前から現在に至るまで長く支持されているノームコアファッション。「着飾ることのない自然体が、もっともファッショナブルである」という意識は、現代を生きる私たちの価値観そのものでした。頑張りすぎないほどほどのオシャレである「ラフスタイル」や「抜け感コーデ」の流行にも繋がったのではないでしょうか。

さて、では2019年-2020年とこれからの時代はどういったスタイルが支持され、どういう価値観になっていくのか。

まったくもって個人的な見解ではありますが、芯の強さと柔らかさを併せ持った、よりバランスの取れた女性が支持されていくのではないかなと推測しています。ユニセックス、ノームコア、メンズライクなアイテムが多く偏っていた昨今のファッショントレンドから今度は、絶妙なバランスでフェミニン、エレガンスなアイテムがどんどん輩出されています。

その割合から見るに、今後は「男ウケ」や「女ウケ」といった誰かに媚びるようなファッションではなく、より自分らしいスタイルを構築していくのではないかと期待しています。

私たちが2019年の秋冬アイテムを手にするのはまだまだ先の話ですが、ぜひ今から自分らしいファッションスタイルとは何かについて考えてみてはいかがでしょうか?

<文&イラスト/角 侑子>

【角 侑子】

(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。インスタグラムは@sumi.1105

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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