『集団左遷!!』第一章“預金者蔑ろ”のハッピーエンドに疑問続出…過去回の大義と矛盾


 福山雅治が主演を務める連続テレビドラマ『集団左遷!!』(TBS系)の第6話が5月26日に放送され、平均視聴率は前回より1.2ポイントダウンの7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。折り返し地点を迎え視聴率7%台と低迷し、自己ワーストを記録してしまった『集団左遷!!』だが、まさかの結末に「めっちゃ共感した」「一般客をないがしろにしすぎ。全然共感できなかった」と賛否の声があがっている。

前話では“融資詐欺”に引っかかり、食品会社社長の三嶋(赤井英和)に10億円を持ち逃げされてしまったが、無事に取り返した三友銀行蒲田支店の支店長・片岡洋(福山)。三嶋とグルになっていた太田ビルディング副社長の太田幸司(宮川一郎太)に渡した10億円を含め、詐欺にあった20億円はすべて取り戻すことができたようだ。

そして、蒲田支店の廃店を逃れるために課せられたノルマの融資額まであとわずかというとき、頭取の藤田秀樹(市村正親)に呼び出された片岡。蒲田支店の廃店に反対の頭取は、自分が行員時代に担当していた会社のひとつで、現在廃業してしまった工場跡地をコインパーキングにするために1億円の融資を希望している西村精機を片岡に紹介してくれたのだ。

ほかの行員たちも融資を集めるために営業に邁進し、目標の100億円の融資まで残り1億円。そして、西村精機との契約が成立すれば無事に「100億円を達成」というところまできたが、担当していた滝川晃司(神木隆之介)は、西村精機・西村雪子(丘みつこ)が本当は工場を再建したいという思いを持っていることに気付いてしまった。

そのことを滝川が片岡に相談すると、片岡は行員全員を集めて「どうするべきか」を話し合うことに。つまり、「蒲田支店の廃店を逃れるためノルマの100億円融資達成を優先する」か「銀行員のプライドとしてお客様(西村精機)の思いを優先する」のか、どちらにするべきかということだ。

そこで全行員の意見を一致させて「銀行員のプライドとしてお客様の思いを優先する」ことにした片岡。当然、1億円の融資の話はなくなり、本店から課せられた期限までにノルマを達成することはできなかった。それでも短期間の間で99億円まで融資を取り付けた蒲田支店。

しかし、常務取締役人事担当の横山輝生(三上博史)の意見は変わらず、蒲田支店の廃店が決定。これで、タイトル通り集団左遷と思われたが、藤田頭取の機転によって行員たちはほかの支店に異動することになり、全員が銀行員として今後も働き続けられることになった。そして、片岡もリストラを免れ本部の融資部に移ることが決定したのだった。

まだ折り返し地点を迎えたばかりだというのに、早々と蒲田支店の廃店が決まってしまった『集団左遷』。次回からは、本部に移った片岡の奮闘が描かれるようだが、まさかの二部構成に視聴者からは「集団左遷最終回と思ってたら来週から第二章だった。」「集団左遷ってドラマ最終回っぽい感じ出しときながら、第二章突入やん熱い」「来週から第二章なのか…新たな登場人物も何人かいたな~」と困惑と期待に満ちた声が続出していた。

しかし、銀行員としての立場に「利益だけを優先しない姿に安心した」「サラリーマンとして共感した」という声が出る一方で、片岡たちが西村精機・西村の思いを優先させて蒲田支店の廃店を選んだことについては「蒲田支店を助けるために預金とかしてくれた人たちは?」「企業や経営者の立場ばっかり考えてるけど、個人の人たちの立場はどうなの?近くの銀行がなくなったら困るよ」「支店がなくなるとお客様が困るとあんなに言ってたのに、蒲田は廃店だけど自分らの立場が守られてハッピー!で終わってて全く共感できなかった…」と疑問に思った人も多かったようだ。

視聴者もせっかく蒲田支店のメンバーたちに思い入れが強くなってきたところで、次回からはガラリと出演者が変わりそうな予感。とはいえ、片岡が次はどんなトラブルに巻き込まれ、“がんばる姿”を見せてくれるのかを楽しみにしたいところだ。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

当記事はビジネスジャーナルの提供記事です。

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