丸山議員の言動に臨床心理士「感情に支配されているのでは」 成功者は“失敗の検証”が少ない?

AbemaTIMES

2019/5/20 17:45



 北方領土問題を巡る発言で「辞職すべき」との声があがっている丸山穂高衆議院議員が20日、囲み取材に応じ、野党6党派が提出した辞職勧告決議案などについて反論した。

辞職勧告決議案への受け止めについて丸山議員は「これまでの辞職勧告決議案をみていますと、明らかに刑法犯や、逮捕・起訴された案件が全部。そうした中で発言に対して出すという事は非常におかしな話で、由々しき事態だと思います。野党から出されましたが、与党側は多数を握っているわけで、そこで野党議員の発言に対して辞職を迫るような勧告を出せるのであれば、次から次へと議員をクビにすることができる」とコメント。自ら辞職する考えについては「逆に前例を作ってしまいかねませんから。絶対に辞めるわけにはいかなくなってしまっている状況」だと述べた。


 また、ロシア側に謝罪した維新幹部に対しTwitterで「完全に意味不明な対応」と批判したことについては、「この戦後70年以上、わが国の固有の領土である北方領土を不法に占拠してきたのはロシア側なので、そこに謝罪に行くというのは問題があると思います」としたうえで、「謝罪すべきは私の不適切さと、なにより元島民の皆様に対して配慮を欠いたこと。そこに関しては重ねてお詫びを申し上げますが、これに関連してロシアに対して謝罪するということは誤ったメッセージを送りかねないと考えています」と説明。


 さらに、記者から飲酒についての質問が出ると、維新の会代表の松井一郎大阪市長が「丸山君、アルコール依存症は精神的なダメージがあるときいていたので」とツイートしたことに触れ、「非常に遺憾ですし、ぜひ撤回と謝罪をしていただきたいと思います。どういう形で断定されて、私がそうだと投稿されているのか。診断書も根拠もなしに言っているのであれば非常に問題だと思います」と反論した。

では、アルコール依存症はどのような症状が該当するのか。臨床心理士で明星大学准教授の藤井靖氏は『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引き』を引用し、「(1)アルコールを意図していたよりもしばしば大量に、または長期間にわたって使用する、(2)アルコールの使用を減量または制限することに対する、持続的な欲求または努力の不成功がある、といった11の項目のうち、2つが12カ月以内にあると“アルコール使用障害”に該当する」と説明する。


 過去に都内の居酒屋で酒を飲んだ際に口論となった男性の手を噛むなど、飲酒トラブルを起こしている丸山議員。しかし、藤井氏は「飲酒時はその人の本性が出ると言われるが、これまでの言動や会見を見るとアルコールに限らない話だと思う」と次のような見方を示す。

「自分の判断や思考、行動が感情に支配されているということをあまり自覚していないのではないか。飲酒にしても、北方領土について意見交換できる、楽しい席があるとなった時に、じゃあ飲んでしまおうという判断に至ってしまう。松井大阪市長のツイートに対しても、イラッとした気持ちをベースに、いろいろなことを判断したり行動したりしてしまっているのでは」


 また、こうしたことは「社会的に成功している人に多い」とし、「これまで思い通りに成功してきていると、自分のことを客観的に見たり、ミスをした時に『次はこうしよう』という思考のリハーサルを行う機会が少なかったと思う。自分の感情と思考がリンクしているというのに気づくことが必要で、怒りの感情が出てきた時の自分の状態を把握すれば事前準備ができるはず」との見方を示した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

【映像】囲み取材に応じた丸山議員

当記事はAbemaTIMESの提供記事です。

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