肌寒い日の羽織ものはホワイトジャケットが素敵。ジージャンで代わりになる?

女子SPA!

2019/5/16 15:47

【モードをリアルに着る! Vol.81/小林直子】

5月も半ばになると、夏のような日差しが見え始め、日中は暖かいけれども、朝晩は肌寒い陽気が続きます。

そんなとき、何を着ればいいでしょうか?

もちろん、「おしゃれに見せるためには季節の先取りをする」という大前提がありますから、今さら冬のセーターを取り出して着るのはナンセンス。ですから、インナーは半袖やノースリーブのシャツやブラウスでもいいのです。

では上に着るものはどうしましょうか?

◆初夏から夏にかけて似合うのはホワイトジャケット

季節を先取りしつつ、かつ肌寒さを防ぐため、多くの人が選んでいるのがスウェット地のジップアップパーカー。どこでも売っているし、気軽に着られるし、お洗濯も簡単。

もちろんジップアップパーカーでも問題はありません。けれども、ジップアップパーカーは小学生でも着ているような、ありふれて、ごく平凡なアイテム。最近はお年寄りまでもジップアップパーカーを着ていらっしゃいますので、特におしゃれに見えるわけでもありません。

かといってコートを着るほど寒くないし、テイラードジャケットでは堅苦しいというときに何を着ればいいのか。その一つの答えが裏なしのコットンや麻の、シャツカラーやスタンドカラー、フラットカラーのジャケットです。

特に初夏から夏にかけて似合うのはホワイトジャケット。コットンや麻といった、ぱりっとした素材の薄手のジャケット、しかも白いジャケットは今から夏至あたりまでの日差しに最も映えますから、これを使わない手はありません。

◆ホワイトジャケットのスタイルを「白いジージャン」で代用

ホワイトジャケットのいい着こなしを探していたら見つけたのがこのイザベルマランのスタイル。

ビッグシルエットの短めの丈、パフスリーブのホワイトジャケットに、ゆったりした白いベアトップのジャンプスーツ、黒ショートブーツと、男っぽいハードな要素が多めながらも、柔らかな素材や肌の見せ具合の妙で、全体としては「女しかできない」スタイルに落とし込むテクニックはイザベルマランならでは。

地元で遊んだり、たまには都会まで出かけたりはするけれども、パーティーなんてほとんどないよう、ごく普通の人のおしゃれな日常着として、こんなホワイトジャケットのスタイルはぴったりです。

このイザベルマランのジャケットですが、よく見るとパッチポケットの角にジーンズで使われるリベット(金属製のびょう)が使われています。

同コレクションのアイテムを見ると、デニムジャケットも数多く登場しているので、このホワイトジャケットは、日本では「ジージャン」と呼ばれるデニム地でできたトラッカージャケットにインスパイアされたものと考えていいと思います。

ですから、私たちがリアルに着るためには、いわゆる「白いジージャン」で代用すればいいでしょう。

◆白いジージャンに合わせるアイテムも全身白で統一しましょう

まずは白いジージャンを手に入れましょう。薄手か、または麻混の生地で作られたものが手に入れば、朝晩が涼しい夏の日にも使えますので、今から探すなら、少し薄い生地で作られたものを探してみましょう。

注意するのはサイズ感です。三、四年前の自分だったら選んでいたような、身体にかなりフィットしたものは今のシルエットではありません。少し大きめだなと思うぐらいがちょうどいいでしょう。

次にこのホワイトジャケットに何を合わせるかです。

もちろんそれは白。ホワイトジャケットに白いワンピース、または白いパンツに白Tシャツなど、全身白で統一しましょう。もちろん実際は「白」と言っても幅があり、このイザベルマランのルックのように、生(き)なりから純白までさまざまなものになると思いますが、それはかえってモード風になるので構いません。

また、素材も麻のように少し堅さのあるものからガーゼのように柔らかいもの、シルクサテンのように光っているものからジュートの織物のようにラフな表面のものまでいろいろ取りそろえてくると、おしゃれ度はより一層増します。

逆によくないのは「全身すべてカットソー」というように、同じ素材だけでそろえてしまうやり方。面白味に欠けますし、特にカットソーだけでまとめてしまうと身体のラインが強調され、肉体を鍛えている人以外はだらしなく見えやすいので注意しましょう。

◆「カジュアルだからスニーカー」ではなく足元も工夫を

カジュアルなジャケットに合わせる足元は、カジュアルだからスニーカーね、ではなく、イザベルマランのようにハードなマスキュリンのほうへ振って存在感のあるブーツにするか、もしくはソフトなフェミニンなほうへ振って華奢なサンダルを合わせるといいでしょう。

スライダーサンダルを合わせるのであれば、同じように、底が厚くてごつい金具がついたハードタイプにするか、ファーやビジューがついたようなソフトなタイプにするか、どちらかにするといいでしょう。

カジュアルなアイテムを色や組み合わせ次第ではモード風に見せることが可能です。

単なるカジュアルはもう見飽きたという方こそ、ホワイトジャケットにチャレンジして、「みんなと同じ定番カジュアル」にさよならしましょう。

<文/小林直子>

【小林直子】

ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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