“TOKIOが安倍首相と会食”で露呈したジャニーズ情報番組進出の危険性! ジャニーズタブーに守られ政権と癒着し放題

リテラ

2019/5/12 07:00


 第二次政権以降、マスコミ上層部やジャーナリストとの会食を繰り返し懐柔している安倍首相だが、昨晩はちょっと意外なメンツと一席を設けた。首相動静によると、10日午後6時32分に、東京・元代々木町のピザ店「エンボカ東京」で食事をしたのだが、その相手があのTOKIOだったのだ。

報道によれば、安倍首相はTOKIOの城島茂国分太一、松岡昌宏、長瀬智也の4人を行きつけのピザ屋に招き、会食したのだという。

TOKIOといえば、昨年、山口達也が未成年に対する強制わいせつで脱退、芸能界を引退したが、その後はイメージアップのためか、やたら公的な仕事や権力への擦り寄りに躍起になっていた。グループ5人で務める予定だった東京五輪・パラリンピックのスペシャルアンバサダーは降板せずに4人で続行、最近ではリーダーの城島が政府の「農福連携等推進会議」に有識者として参加した。昨年12月28日には4人で官邸を訪れ、自民党が発行する月刊女性誌「りるぶ」で安倍首相と対談。安倍首相のSNSアカウントが、センターの首相をTOKIOメンバーの4人が囲む写真を投稿し、ネットでは「安倍メンバー加入でTOKIOがまた5人に」などと盛り上がっていた。

しかし、まさか食事まで受けてしまうとは……。しかも、当のTOKIOメンバーは記者団の取材に「とても楽しかった」(松岡昌宏)などとまったく悪びれることなく、コメントしている。一体どういう神経をしているのか。

こう批判するとおそらく「TOKIOは、マスコミ上層部やジャーナリストらと違ってアイドルなんだから、食事くらいで目くじらを立てなくても」といった声が上がるだろう。だが、そんなことはまったくない。なにしろ、TOKIOではいま、国分太一がワイドショー『ビビット』(TBS)、城島茂はニュース番組『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日)でMCをつとめており、政治の動きや政界の不祥事なども扱う、れっきとした報道関係者なのだ。

そして、安倍政権はいま、自分たちへの批判封じ込めと改憲国民投票に向けたPRの協力を得るために、そうしたワイドショーや情報番組出演者への取り込みをやたらと図っている。

そんななかで、「会食」というのは、“わたしたちは安倍政権に取り込まれました”“これからは安倍様に全面協力いたします”と宣言しているようなものではないか。

しかも、TOKIOには、ほかの芸能人MCやコメンテーター以上に危険な点がある。それは彼らが、ジャニーズタブーに守られて、不祥事も癒着も失言も偏向も一切批判されないということだ。実際、2017年に松本人志はじめ『ワイドナショー』(フジテレビ)の出演者が安倍首相と焼肉を食べたことが判明して、批判を浴びたが、今回のTOKIOについてはそんな声はまったく上がっていない。

おそらく、これから安倍政権の不祥事が起きたとき、国分が安倍首相を擁護したり、TOKIOが安倍自民党の改憲PRに全面協力したとしても、まったく批判を受けることなく、その発言内容が「当たり前のこと」として垂れ流されてしまうだろう。

櫻井翔から中丸雄一まで、危険すぎるジャニタレのニュース番組進出

実は、TOKIOにかぎらず、これこそがジャニースタレントの最大の問題点なのだ。ジャニーズのタレントはマスコミの強固なジャニーズタブーによって、刑事事件でも起こさないかぎり、不祥事を暴かれることなんて一切ない。どんなひどい発言をしても、批判されることがない。ところが、そういう彼らがいま、バラエティやドラマだけでなく、情報番組やワイドショー、ニュースに進出している。

嵐・櫻井翔の『news zero』(日本テレビ)を筆頭に、中居正広の『ニュースな会』(テレビ朝日)、東山紀之の『サンデーLIVE!!』(テレ朝)、KAT-TUN ・中丸雄一の『シユーイチ』(日テレ)……。前述の元TOKIO山口は『ZIP!』(日テレ)で曜日パーソナリティを務め、降板後の後釜にはやはりジャニーズの風間俊介が起用されている。フジテレビの『めざましテレビ』にはHey! Say! JUMPの伊野尾慧が出演。NEWSの小山慶一郎も日テレ夕方ニュース番組『news every.』でキャスターを務めていた(未成年女性との飲酒問題で降板)。あげていけばきりがない。

つまり、何を言っても、誰とどんな癒着をしても批判を受けないタレントたちがニュースや情報を扱い、世論形成に大きな影響力を与えるようになってしまったのだ。

実際、安倍官邸はいま、ジャニーズへのアプローチを強めている。安倍首相は今回のTOKIO以外にも、岡田准一や東山紀之などとも会食しているし、官邸幹部はジャニーズ事務所幹部にもアプローチをかけているという。

「カジノ利権や万博などをきっかけに、安倍官邸と吉本興業が急接近しているのはよくいわれていますが、官邸はジャニーズの幹部にもいろいろアプローチをかけてきているようですよ。ジャニー喜多川氏やメリー喜多川氏は政界と一応距離を取ってきましたが、ジュリー副社長は権力好きですから、簡単に飛びついてしまうかもしれません」(週刊誌記者)

国分太一や東山紀之、中丸雄一らが出演する番組で「改憲はやっぱり必要かもしれませんね」とコメントし、自民党の改憲CMには、Hey! Say! JUMPやTOKIOが出演し、「僕たちは憲法改正を応援します」とアピールする。そんな悪夢のような状況が訪れる可能性もゼロではない。
(編集部)

当記事はリテラの提供記事です。

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