看病疲れを乗り切るために、ブリトニーが実践したセルフケアは?

マイロハス

2019/5/10 20:30

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ブリトニー・スピアーズが、メンタルヘルスケアの施設へ入院したと報じられました。闘病中の父親の看病によるストレスが原因とされています。

匿名の情報提供者が『ピープル』誌に明かしたところによると、父の看病をしていた「ブリトニーには、自分のための時間が必要だった」とのこと。

「お父さんが病気になり、彼女は大きな衝撃を受けました。父親が命を落としかけ、数週間前に別の手術も受けたんです。病状はあまりよくありません。とても仲がいいので、すごくつらかったでしょう。特にドラマチックな出来事があったわけではありません。ブリトニー自身が自分をケアする時間が必要だと気づいただけです」

ブリトニーの入院は看病ストレスが原因だった!?

ブリトニー
ブリトニー・スピアーズ

ブリトニーの父親であるジェイミー・スピアーズは、2018年に結腸破裂を起こし入院。その後、ブリトニーは無期限の活動休止を発表しました。「数か月前、父が入院し、生死をさまよいました」と、ブリトニーは1月にTwitterに投稿しています。「父が一命をとりとめたのはすごく嬉しいけれど、まだまだ回復までの道のりは長いです」

ブリトニーの精神的な病についてはこれまでも度々話題となっており、2008年以降、成年後見人である父親が彼女の私生活を監督してきました。2013年に公開されたドキュメンタリー番組『アイ・アム・ブリトニー・ジーン』では、双極性障害であることを明かしています。

「私は子どもの頃からずっとシャイでした。本当の私は内気なので、どうしようもないんです。ステージに立つと別の人格が現れるような感じ……本当に人が変わってしまうの。双極性障害です」と米エンタメ番組『Extra』で語っています。

メンタルヘルスの治療には継続的な努力が必要とされますが、ブリトニーがメンタルヘルスケア施設への入院を決めたことに対する報道は、かなり批判的なものでした。そのため、多くの人がソーシャルメディア上で苦言を呈したのです。

忘れてしまいがちですが、セレブも人間です。そこで、一歩離れて別の視点から見てみましょう。身近な人が病気になってしまったとき、精神的に受ける負担とは?

その症状をきちんと把握することが重要なのはなぜ? 専門家によれば、ブリトニーがメンタルヘルスの治療を受けると決めたことはまったく正常なことで、むしろ健全な判断だそう。その理由について、詳しくご紹介していきます。

家族が病気になってしまったとき、精神的に受ける負担は?

手を握る人
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「身近な人が病気になると、心の安定や感情が乱れる可能性があります」と『You Are Not Crazy: Letters from Your Therapist』の著者で、認可されたファミリー・セラピストのデビッド・クロウさんは言います。

家族の結びつきは「強力です」とクロウさんは付け加えます。特にブリトニーと彼女の父親のように親しい関係にある場合、「家族が病気になると、支えを根底から覆されてしまったような気持ちになります。愛情の絆が脅かされたり壊れてしまうと、気持ちがすごく不安定になるでしょう」(クロウさん)

「多くの人にとって、家族は心の支えであり、安心感やつながりを与えてくれる存在です」とオハイオ州立大学ウェクスナー医療センターの心理学者、ジェニファー・カーター博士は話します。

「家族は誰よりも自分のことを理解してくれる存在。その家族が病気にかかれば、大きなストレスを感じるはず。効果的な対処能力がないと、うまく乗り越えられないでしょう」

ブリトニーは以前から自身の病を公表していましたが、もし同じようにすでに心の病を抱えている方の場合は余計につらく感じるでしょう、とクロウ氏は指摘します。

セラピストによる診断が大事

カウンセリング
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こうした事態に陥ったとき、過去にメンタルヘルスの問題があると診断されている方は、セラピストの治療を受けることが重要です、と『脳の配線と才能の偏り(原題:The Power of Different)』の著者で、精神科医のゲイル・サルツ氏は言います。

「すでに精神的な病を抱えている場合、愛する人の病気など感情的ストレスを感じることにより、病気が再発しやすくなります」とサルツ氏。また、再発に気づいたら、できるだけ早く助けを求めることが大切です。「早めに回復できる可能性が高まります」(サルツ氏)

クロウ氏は、信頼できる友人や家族などに相談してください、とすすめます。大変な状況についてどう感じているか、それでも自分が幸せと思える時間をきちんと取れているかなど、周りの人に話してみてください。それでもつらいときは、恥ずかしいと思わずに、メンタルヘルスの専門家の力を借りましょう

通院治療(週に1~3回程度セラピストに診てもらう)を希望する人が多いですが、入院治療にもメリットはあります、とクロウさん。入院治療なら「より持続的に、集中してケアを受けることができる」とのこと。

一般的に、入院治療は「より高いレベルのサポートが必要な人」に最適な治療法で、通院治療は「それほどメンタルヘルスの症状が重くない方向けです」(クロウさん)

ただ、通院治療と入院治療の間には多少のグレーゾーンがある、とクラークさんは言います。集中通院治療(通常の通院患者よりも頻繁にセラピストの元へ通う)を受けたり、部分入院プログラムや、1日入院など長く入院しなくても入院治療のメリットを受けることはできます。

「レベルの高いケアを選択すれば、より手厚いサポートを受けて症状を抑え込むことができます。人生をちょっと一休みして、健康の問題や薬物治療に向き合う機会が持てるでしょう」とクラークさんは説明します。

報道について、ブリトニーや彼女のチームから正式なコメントは出ていませんが、4月3日にブリトニーがシェアしたInstagramの投稿には「自分の心、体、精神のケアをすることを大事にして」とありました。

また、キャプションにはシンプルにこう書かれていました。「私たちはみんな、少し”自分の時間”を作ることが必要よ」と。

自分をもっと大切に


Korin Miller/Britney Spears’ Decision to Seek Mental Health Treatment Is Healthy
訳/Seina Ozawa

当記事はマイロハスの提供記事です。

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