ヒジャブ着用のモデル、ハリマ・アデンが人気スポーツ誌“水着特集号”に登場

ソマリア系米国人モデルのハリマ・アデン(21)が、ヒジャブとブルキニ姿で人気スポーツ誌『Sports Illustrated』の水着特集号に登場した。同誌がヒジャブやブルキニをまとったモデルを起用したのは初の試みであり、「歴史的な偉業」と注目を集めている。

7歳までケニアのカクマ難民キャンプで過ごしたハリマ・アデンは、ソマリア系米国人モデルだ。米国に移住後は19歳で「ミスUSA」ミネソタ州代表コンテストに出場し、イスラム教徒の女性が身に着けるヒジャブを着用した姿で一躍脚光を浴びた。その後、ジジ&ベラ・ハディッド姉妹らが所属する大手モデル事務所「IMG Models」と契約し、ムスリムモデルとして数々のランウェイや雑誌表紙に登場している。

そんなハリマがこのほど、毎年人気モデルの起用で話題を呼ぶスポーツ誌『Sports Illustrated』の水着特集号に初登場した。宗教上の理由で肌の露出が禁じられているハリマが身に着けているのは、“ブルキニ”と呼ばれる顔と手足部分以外はすべて覆われた水着だ。ヒジャブやブルキニをまとったモデルを起用したのは同誌初の試みだが編集者のMJさんは、

「美に境界線はありません」

「ハリマは外見だけなく内面も美しい、現代を代表する女性です」

と絶賛している。

ハリマの生まれ故郷であるケニアで行われた今回の写真撮影、カラフルな水着に身を包み時に笑顔で、時に真剣な眼差しでカメラを見据えるその姿からは彼女の芯の強さが伝わって来る。ハリマは初のムスリムモデルとして同誌に登場した快挙について、以下のように語っている。

「この気持ちは言葉で言い表すことができない」

「6歳の頃の私は難民キャンプで過ごしていたわ。アメリカンドリームを手に入れ、『Sports Illustrated』の撮影で再びここに戻って来られるなんて、本当に出来すぎたストーリーだと思う」

そして自身と同じムスリム女性へのメッセージとして、

「水泳部に入ったり、学校の水泳授業に参加したり、友達とビーチに行くことだってできるわ。若いムスリムの女性達にはブルキニという選択肢があることを知ってほしい。そして自信を持って堂々とブルキニを着こなしてほしい」

と述べた。

ヒジャブやブルキニをまとったハリマのようなモデルがこうして自ら「多様性」を示していくことは、ファッション業界だけでなく世界に向けたポジティブなメッセージとして受け入れられることだろう。

画像は『Halima 2019年4月29日付Instagram「Don’t change yourself .. Change the GAME!! Ladies anything is possible!!!」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 c.emma)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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