乙女ゲーム『神々の悪戯(あそび)』舞台化第2弾となる北欧篇、『The Stage 神々の悪戯(あそび) 光と炎の約束』が開幕した。舞台写真とレポートが届いたので紹介する。
本公演は、北欧神話の光の神・バルドル・フリングホルニ(與座亘)と炎の神・ロキ・レーヴァテイン(辻諒)それぞれのEND(バルドルEND、ロキEND)があり、どちらのルートも原作ゲームの名シーンが多く用意されている。

(C)BROCCOLI (C)箱庭製作委員会 Photo by 吉岡晋

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信仰の薄れた人間と、そんな人間に興味を無くした神たちを懸念したゼウス(高田誠)により箱庭の学園が作られ、人間代表として選ばれた少女・草薙結衣(関根優那)は、「人間とは,愛とは何か」を神々に教えるよう命じられる。学園の指導者・トト(松本旭平)に導かれ、結衣はバルドルとロキ、そして雷の神トール(新井將)と出会う。部活や運動会などの学園生活を通して、人間の感情や考えを結衣から学ぶ神たちと結衣は徐々に打ち解けていく。このまま無事に卒業できると思われていたが、ゼウスは結衣にバルドルだけは卒業が難しいと宣告する。

(C)BROCCOLI (C)箱庭製作委員会 Photo by 吉岡晋

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バルドルENDでは、結衣に強く惹かれるバルドルと、「バルドルに近づくな」と二人を阻むロキの言動に翻弄される結衣の姿が描かれる。バルドルの強い求愛の中に確かな自分への愛情をみつけた結衣だったが、バルドルは不治の病に倒れてしまう。結衣に辛く当たっていたロキの行動の裏にはバルドルと結衣を思う優しさがあったが、それに気づいた時はすでに遅く、バルドルの神の力は自身でも止められないほどに膨れ上がってしまった。世界の崩壊を止める為の、結衣とロキの選択は――。

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『ギリシャ篇』に続き、今回の『北欧篇』も荘厳なテーマソングで「神々の世界」に観客を誘う。硬派なストーリーを彩るようなラブソングは、結衣をやさしく包み込む愛にあふれた歌になっている。また、前公演でも人気の高かった「借り物競走」のシーンは今回もあるので、神々に人間界の道具を説明する言葉を用意して楽しみにしておこう。

(C)BROCCOLI (C)箱庭製作委員会 Photo by 吉岡晋

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本公演は2019年4月13日(土)~21日(日)に新宿村LIVEにて上演中だ。