「恋愛しない若者が増えている」。それがどうした?

カナウ

2019/4/17 16:30


「恋愛しない若者が増えている」。それがどうした?

「恋愛をしない若者が増えている」

「20代の童貞率はなんと40%!」

という記事を見ることが多くなった昨今、みなさん、恋愛していますか?

「恋愛はしていない。出会いがない。恋活しないとなーって思うけど」

「もう○年彼氏がいない。ヤバイ」

「モテないのは服装のせい?メイク?モテそうなワンピ買いにいこうかな」

と考えている女性のみなさんは、もしかしたら、情報に踊らされているだけなのかもしれません。

恋愛しない若者が増えている?


恋愛しない若者が増えているのは、

・草食系男子が増えているため

・恋愛にはお金がかかるが、非正規雇用の男女が増えているため

・恋愛することがすべてではないという価値観が増えてきているため

といったことが理由だと考えられています。

まず「草食系男子」の増加についてですが、そもそも「草食系男子(発案時は草食男子)」は、従来のマッチョな男性観にとらわれない、フラットな男子をどちらかというと賛美するために作られた言葉です。

男子=夜の関係を結びたがっている、女を口説くもの、据え膳食わぬは男の恥!という時代が終わりを告げ、草食系男子が増えてきたことはむしろ喜ばしいことでしょう。

また、「恋愛にはお金がかかるからしない」という男女が一定数いるのは、不景気とは関係なく当たり前の感情だと言えます。

実際には恋愛イコールお金がかかる、というわけではありませんが、「豪華なレストランでディナーするくらいなら、趣味の時間に使いたい」という人は多いでしょう。

東京ラブストーリーやユーミンが全盛期の時代には、「赤プリでクリスマスを過ごす」などバブリーな恋愛観・デート観が主流だったかもしれませんが、現代の若者は、「そんなことより、別のことにお金を使いたい」と考えます。

これは、至極まっとうなことにように私には思えます。

恋愛しない若者が増えている、のではなく、「恋愛至上主義のおかしな時代がかつてあっただけ」では? というのが私の意見です。

恋愛しないで困るのは誰?


さて、「恋愛しない若者」が増えることによって困るのは誰でしょうか?

ひとつは、「恋愛至上主義のおかしな時代」を駆け抜けた世代の男女です。

「最近、男に元気がない」などと揶揄したりするのは、「自分の生き方こそ正しかったのだ」と証明したいがための妄言でしょう。

「恋愛しないと少子化がますます加速する。日本の国力が弱まる」という意見もありましょう。でも、恋愛が増えても、このままの日本では子供を産みたいと思える人は少ないでしょう。

子供を産み、育てやすい国にならなければ恋愛がまた流行ったとしても、避妊をして夜を共にする男女が増えるだけで、少子化の解決にはならないはずです。

少子化を本当に食い止めたいなら、結婚しなくても子供を問題なく育てられる支援をすること、女性と男性の経済格差・就業格差をゼロにすること、などをまず考えるべきであって、「昔のように、男はガツガツ女を狩りにいけ!」「全員恋愛すべき!それが普通!」という価値観を押し付けるだけでは、なんの解決にもならないでしょう。

さいごに


「恋愛しない若者」自身が恋愛しないことで困ることはなにひとつありません。

困るとしたら、「恋愛するのが当たり前」という価値観に振り回せるときだけです。好きな人もいないのに、「恋愛しないと」「○歳で経験がないってヤバイのかも」と焦っている人は、「メディアが流す情報に影響されていなければ自分はこんなに不安になっているか」を一度見つめ直してみる必要がありそうです。

今来 今/ライター

当記事はカナウの提供記事です。

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