乳がんとポジティブに向き合う姿に感動。コスプレ姿のインスタで注目を集める女性

女子SPA!

2019/4/16 08:45

 インスタグラムにコスプレ写真を投稿している一人のアメリカ人女性が、今、全米に勇気を与えています。

◆“笑いは最良の薬”を信じてハーレイ・クインやシンプソンズに

ニューメキシコ州在住のベス・ペンダーグラスさん(39)は、昨年5月に乳がんと診断されました。以来、腫瘍やリンパ節を削除するための手術を受け、現在は再発予防のため化学療法を受けています。

『NYデイリーニュース NY Daily New』によると、ベスさんがインスタグラムを始めたのは抗がん剤治療を始めてからのこと。抜け毛を気にしたベスさんがショートヘアにしたところ、それを見た職場の同僚たちに「映画『サウンド・オブ・ミュージック』のマリアに似ている」と言われたのがきっかけだったそう。

記念すべき初めてのコスプレ・インスタは、『サウンド・オブ・ミュージック』の主人公マリアが草原で表題曲を歌う有名なシーンを再現したもの。

「“笑いは最良の薬”という言葉には真実が詰まっていると思います。だから私はがん治療の行程をコスプレで記録することにしました。私は負けません。私は笑い続けます」というメッセージを添えて投稿しました。

ベスさんがコスプレするのは、彼女が影響を受けた映画やドラマ、アニメのキャラクターやミュージシャンなど。

これまでにDCコミックに登場する白塗りツインテールのハーレイ・クイン、青い頭が印象的な『シンプソンズ』の母マギー・シンプソン、デヴィッド・ボウイ、マリリン・モンローなどに挑戦。

ドラマ『フレンズ』やベッド・ミドラー主演の映画『ホーカス・ポーカス』のワンシーンを切り取ったコスプレ写真では、彼女の同僚や友だちも協力しています。

◆コスプレダイアリーで治療中の感情をポジティブに

ABCの朝の情報番組『グッドモーニングアメリカGood Morning America』によると、がん治療中の患者の多くが日記を書くことによって感情をコントロールしているといいます。しかし、ベスさんは単純な日記ではなく、少しでも気分がアガるやり方で治療中の自分の感情を記録したかったそうです。

写真の横に書かれているキャプションは、フォロワー宛というより彼女が自身に宛てたメッセージ。後に見返したときに、「自分は強い人間だ。サバイバーであり、ファイターなのだと」ということを思い出すために書いているといいます。

もともとハロウィンでの仮装も人を笑わせることも大好きだったベスさん。「コスプレは治療で落ち込みそうになる気持ちをポジティブに変換してくれる。自分自身を奮い立たせながら、みんなにも勇気を与えることができたら素晴らしいことだと思います」と語っています。

ちなみに、3月17日に投稿された最新コスプレは大物ミュージシャンのエルトン・ジョン。

キャプションはエルトンのヒット曲『ブルースはお好き?』の歌詞「Laughing like children, living like lovers(子どものように笑い、恋人のように生きる)」から始まり、「私が乳がんを患った事実は変えられないけど、その経験を活かしてより良い人間になることはできる」と続く力強いメッセージになっています。

Sources:「NY Daily News」 「Good Morning America」

<文/アメリカ在住・橘エコ>

【橘エコ】

アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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