『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』寺島惇太が語る、3年で変化した想い


●両方やるってナイスアイディア
2016年にシリーズ1作目が劇場で公開されて以来、熱狂的なファンを生み出し続けてきた『KING OF PRISM』シリーズ(以下:キンプリ)が、2019年春、ついにテレビ地上波へ進出。『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』第1話「虹を越えたその先に」が4月15日、テレビ東京ほかで放送される。

この作品、お茶の間だけにとどまらない。『キンプリ』シリーズの魅力のひとつである「応援上映」は本作でも健在で、3月より全国劇場にて、劇場編集版が順次公開されている。

今回は、一条シンを演じる寺島惇太にインタビュー。念願が叶ったテレビシリーズへの意気込みや、1作目の公開から3年の月日が流れた今、彼の中で感じる変化を聞いた。
○■常識人なのにぶっ飛んでる、鷹梁ミナトのプリズムショーに注目

――『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』で、ついに『キンプリ』シリーズは劇場からテレビへ。お話を最初に聞いた時の気持ちは?

ずっとテレビシリーズをやりたいと思っていたので、「やったー!」と。嬉しかったですね。でも、『キンプリ』って応援上映が盛り上がる作品だから、嬉しい反面「応援上映はどうするんだろう……?」という疑問もあって。だから「劇場版もやります」と聞いて安心しました。両方やるってナイスアイディアですよね。

――テレビシリーズでありながら、応援上映もできる作品になっている。

そうですね。今回の作品も、みなさんが声を入れられる時間が計算されているし、恒例のプリズムアフレコもありますので。家でひとりで見るのも楽しいけど、みなさんの声が入って初めて作品として完成するものだと思いますので、応援上映も盛り上がって欲しいです。

――舞台あいさつで「本作をすでに10回は見た」とおっしゃっていましたが、その魅力は?

映像のインパクトや楽曲の良さが、前作を上回っています。曲に関しては、OPやEDなど、プリズムショー以外の曲もみんなで歌っていますし、各話でスポットがあたるキャラクターが、プリズムショーで初解禁のオリジナル曲を披露します。CGもとても素敵で、すごくお金がかかっているんじゃないかな(笑)。みなさんの応援のお陰ですね。

――キャラクターそれぞれのプリズムショーはとても楽しみですね。寺島さんお気に入りのプリズムショーは?

僕は(鷹梁)ミナトのプリズムショーですね。すごくいい歌だし、中の人の五十嵐(雅)さんのぶっ飛び加減が、いい感じにミナトと融合しているんです。ミナトは常識人キャラで、みんなの兄貴分だけど、プリズムショーはこんなにぶっ飛んでいるんだなってビックリしました。

――プリズムショーだけでなく、各話で一人ひとりの物語が掘り下げられるのも、今作の見どころですね。

1話ごとに、キャラクターの個性が出ていると思います。それにキャラクターだけじゃなく、各話で作画監督さんや演出さんが異なっていて、それぞれの色が出ているんです。これは劇場版ではなかったことなので、面白いですね。

○■今回、監督からのディレクションは特になし……?

――今回、一条シンを演じるにあたり大切にしたことは?

「地上波シリーズだ!」と変に気負って変わってしまうが一番良くないと思うので、今まで培ってきたことを生かしつつ、前作やゲーム(『KING OF PRISM プリズムラッシュ!LIVE』)のシンくんと変わらないように演じようと思いました。

――特に変わらないよう意識した部分は?

いつまでも新鮮な、初々しい気持ちでいるところですね。キャラクターの過去回想も、シンくんが「何があったんですか?」と尋ねて始まることが多いんです。その後のリアクションが新鮮なものになるように意識しました。僕はシナリオとして知っているけど、シンくんは初めて聞く話ですから。

――菱田(正和)監督や、長崎(行男)音響監督からは、どのようなディレクションがあったのでしょうか?

今回はシンくんのメイン回もあって、監督から深いところの説明や演技指導があるだろうから、そのお話を取り入れながら演技をつくっていこうと思っていたんです。でも、何も言われなかった(笑)。思うがままテストでやったお芝居に、「うん、今の感じでやってみよう」と言われることが多かったです。

――それは成長を感じる部分だったのでは。『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』のインタビューでは、「長崎音響監督の演出に、がむしゃらについていくしかない」とおっしゃっていました。

昔は、長崎さんや菱田監督が思い描く一条シンくんを表現しようと、四苦八苦していましたからね。この3年のあいだに、僕と、長崎さんや監督が思い描く一条シンくんに、あまりズレがなくなってきたのかなと思います。やっぱりそれは自信につながりましたね。

●3年前の自分を振り返ると
○■「崖っぷち」の状態から、いい意味で肩の力が抜けた

――今、改めて1作目劇場版『KING OF PRISM by PrettyRhythm』当時の自分を振り返ると、どんな変化がありましたか?

やっぱりあの頃は緊張していたんだなって、今になって思いますね。当時、デビューして6年くらいは経っていたので、自分では「緊張してない」って思っていたけど。

――今の自分は変わった。

今はもっと遊べるように、その場で臨機応変に対応できるようになったと思います。当時は、結構「崖っぷち精神」が強かったんです。「ここでちゃんとしなきゃ、俺は終わるな」って思いがあって。だから肩にガチガチに力が入っていました。当時は、長崎さんにも「練習しすぎ」って言われましたから。

――そう言われると、どうしたらいいのか……という気持ちになりますよね。

でもおっしゃっていることは自分でもよくわかっていて。繰り返し100回くらい練習したんだなって、聞いている側に伝わるお芝居をしていたと思います。現場で言われたことに柔軟に対応できていませんでしたから。

今は、家で「ここはこうやって演技しよう」と固めることは一切しなくなりました。相手のセリフの出し方で変わっちゃうので。現場で感じたままにお芝居ができるようになったのが、一番の変化ですね。

――そうした変化が、収録ですんなりOKが出ることにつながっているのかもしれませんね。

最近、シンくんをやっていて一番心配なのは、高音が出るかどうかなんですよ(笑)。だから、シンくんを演じる時期はめちゃめちゃ入念にのどのケアをしますね。

お芝居で「もっとこうしたい」と思った時に、それができる声が出なければお芝居を変えざるをえない。用意してきた第二候補の芝居でOKが出ることはあっても、やっぱり万全なコンディションで、常に第一候補のプランができるようにいたいと思います。

○■キャストの中で団結が生まれた理由

――舞台あいさつなどを拝見していると、この3年で、エーデルローズ新入生キャストの距離感も縮まってきているように感じます。

それはライブやイベントを何度かやらせていただいているのが大きいですね。イベントで、青葉(譲)さんの脚本の朗読劇をやらせていただくんですけど、青葉さんはキャストの力を試す脚本を書くんですよ。「これがすべったらお前たちのせいだ」ってプレッシャーをかけてきます(笑)。

だからキャストが団結して、朗読劇の見せ方やアドリブを考えるんです。それでチームとして結束が強まっているんじゃないかなと思います。

――キャストのなかで第一印象から一番変化した方はどなたですか?

やっぱり五十嵐さんですね。年上だし、イケメンだからちゃんとした大人の方だと思っていたんですけど……全然違う、おかしな人でした(笑)。

――イベントなどで、五十嵐さんが暴走した際に寺島さんがツッコミを入れて制するという、おふたりの役回りができていますよね。

僕以外のみんなも五十嵐さんに対してツッコめると思うんですけど、立場的に僕が五十嵐さんの次に先輩なので、「どうにかしないと!」 って思うんです。

――では最後に、新シリーズを楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

みなさんの応援のおかげで、念願のテレビシリーズができました。僕たちも気合いを入れて収録に臨んだので、ぜひ楽しんでいただきたいです。

今まではお友だちを劇場に誘っていただいていたと思いますが、今回は SNSやメールで一言「今日、何時から『キンプリ』あるから見てね」と言っていただくだけでも大丈夫ですので(笑)。ぜひ、『キンプリ』の輪を広めていただけると嬉しいですね。それが、今後の作品やイベントなど、大きなものにつながりそうな気がするので、引き続き応援していただけたら嬉しいです。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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