山本太郎・参院議員が新党『れいわ新選組』を結党 消費税廃止を公約に

しらべぇ

2019/4/12 09:00




10日、自由党の共同代表を務める山本太郎参院議員が記者会見を開き、月末に自由党を離党して、新党を結成すると発表した。新党名は「れいわ新選組」。新元号「令和」が発表された4月1日に、政治団体として届け出たという。

山本氏は、国民民主党と自由党が今月末に合併しようがしまいが関係なく、新党の代表に就いて今夏の参議院選挙に臨むという。「新撰組」でなく「新選組」としたのは、「新しい時代に新しく選ばれる政党になるため」と説明した。

■将来に不安抱えることなく暮らせる社会を


冒頭で、党の決意として、山本氏は、

「日本を守る、とはあなたを守ることから始まる。あなたを守るとは、 あなたが明日の生活を心配せず、人間の尊厳を失わず、胸を張って人生を歩めるよう全力を尽くす政治の上に成り立つ。

あなたに降りかかる不条理に対して、全力でその最前に立つ。何度でもやり直せる社会を構築するために。

20年のデフレで困窮する人々、ロスジェネを含む人々の生活を根底から底上げ。中卒、高卒、非正規や無職、障害や難病を抱えていても、将来に不安を抱えることなく暮らせる社会を作る。

私たちがお仕えするのは、この国に生きる全ての人々。それが、私たち『れいわ新選組』の使命である」

と述べた。5月末日までに1億円の寄付を募り、活動資金に充てると目標を語る。

また、寄付金が集まれば集まるほど候補者を多く擁立していくと言い、「できるならば、参院選で二人区以上の選挙区にすべて候補者を立てたい。もちろん、比例区にも擁立したい」と語った。

■8つの公約を柱に


山本氏は公約として、

(1)消費税廃止

(2)全国一律!最低賃金1500円『政府が補償』

(3)奨学金徳政令

(4)公務員増やします

(5)第一次産業戸別所得補償

(6)『トンデモ法』の一括見直し・廃止

(7)辺野古新基地建設中止

(8)原発即時禁止・被曝させない

という、8つの政策を掲げた。

■消費税廃止が目玉政策


さらに消費税については、

「消費税をゼロにします。初年度、物価が8%下がり、実質賃金は上昇し、景気回復へつながります。参議院調査情報担当室の試算では、消費税ゼロにした6年後には、1人あたり賃金が44万円アップします」

と語る。消費税を廃止するための穴埋め財源は、下げ続けてきた法人税の強化や、富裕層への課税を厚くする累進性の強化で宛てるとした。

■なぜ自由党を離党するのか


筆者は山本氏に、国民民主党と自由党が合併しない場合も新党を創る理由について問い質した。というのは、山本氏は同党共同代表のため、掲げた政策を自由党の政策にする立場にある。

さらに、政党要件を満たしていない新党では諸派扱いされ、メディアで報道されない。自由党に残れば、テレビ番組の党首討論にも出られる上、公平に報道される。そのメリットを捨ててまで新党を率いる理由について質したところ、山本氏は、

「自分は政治に関心のない人に、政治に関心を持たせる、いわば特技がある。そういう無関心層に声が届くのは、今のところ、与党しかないと思う。

私は街頭記者会見という形で一回二時間の質疑応答型の街頭演説をずっとやってきたが、既存の政党にたいする期待感が感じられない。みんな政治を監視しきれていないし、そもそも見ようともしない。そこの期待感を底上げしていかなければならない。

たしかに自由党に残ったほうが楽な道だが、私一人当選して、何になるんだよ……と思う。私一人ではブレーキもかけられないし、政権の横暴を止められない。だから、新しい仲間をつくりたいと考え、新党を立ち上げた」

と説明した。参議院選挙まであと3ヶ月。はたして資金はどれだけ集まるのか。どれだけ候補者を立てられるのか。そもそも、山本太郎・参院議員が再選できるのか。今後の動向が注目される。

・合わせて読みたい→「壊し屋」小沢一郎が仕掛ける野党再編 国民・自由が統一会派へ

(取材・文/しらべぇ編集部・及川健二

当記事はしらべぇの提供記事です。

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