ドイツ企業のCMが日本人女性を使ってアジア人差別!? 「架空都市」と弁明も大炎上!

日刊サイゾー

2019/4/4 14:00


 ドイツの企業が作ったネットCMが、物議を醸しているという。

3月15日。ホルンバッハというドイツのホームセンターを経営する企業がTwitterに「Und wie riecht Dein Frühjahr?(春の香りはいかが?)」とコメントを付けて動画を投稿。そこでは、農作業で汗を流す白人男性3人のもとに、白衣を着た2人の白人男性が現れ、農作業をしていた男性たちの衣服と下着を回収。その後、回収された服がベルトコンベア上で真空パックを施される描写から場面は都市部へと移動する。最後は、都市部の自動販売機の前に立った女性が、そこで売られていた使用済み下着を購入し、パックを開けて臭いを嗅いだ後、「So riecht das Frühjahr.(これが春の香り)」という文字とともに、恍惚とした表情をして終わる。

この動画が公開された直後から、韓国や中国など、アジア系のネットユーザーから人種差別ではないかという批判が集まり、炎上。日本でも3月下旬ごろから認知され始め、物議を醸している。

これに対し、ホルンバッハは「(CMの中の)都市がアジアにあるとは言っていない。これは架空の都市だ」とした上で、「我々は皆が批判する理由がわからない。これは空想上の町で、春の香りがするのはその中にある自動販売機だけだ。もちろん誰でも使うことができる」「我々は多様性を支持し、相互に尊重することを歓迎している」と声明を発表。白人女性や白人男性が、同じく下着のにおいを嗅ぐ動画を投稿している。

この件について、ネット上では「ドイツってアジア嫌いなんでしょ」「意味不明だった「蔑視どころの話じゃなくないか?」「差別云々の前に、下着を嗅ぐという行為がもう……」と、このCMに対する嫌悪感を表す声が多数。中には、「ドイツにも炎上商法の使い手現る!」など、ホルンバッハは最初から物議を醸すことを目的にCMを作ったのではないかと邪推する声も出ている状況だ。

「こうした問題は、イタリアのファッションブランドであるドルチェ&ガッバーナも昨年の11月に起こしています。そちらの場合も同じくCMで、中国人とみられる女性がピザやパスタを箸で汚く食べる宣伝動画が中国で問題となり、ほかのアジア圏にも広がって、最終的にはデザイナーが謝罪することとなりました。この件も今回も、間違った外国のイメージを発信してしまったというか、不正確な知識で外国を表現したことが差別と受け取られて炎上したという点では共通していますね」(広告代理店勤務)

だが、ドルチェ&ガッバーナの炎上よりも、今回のほうがより根が深い可能性もあるという。

「このホルンバッハのCMを制作した会社のディレクターは、現地の情報サイトで『日本における自動販売機の文化をもとにし、男性が若い女性の中古の下着を買っているという都市伝説を、性別を逆にして表現した』と語っています。これはブルセラのことを指しているのではないかという声も多いんですが、そもそも、下着のにおいを嗅ぐこと自体、いい印象がないのにもかかわらず、自分の国の悪しき文化をパロディにされたら怒るのも当然ではないでしょうか。個人的には、ドルチェ&ガッバーナのCMより悪質ではないかという印象を持ちましたね」(同)

日本でも2015年に、明星食品の販売する「明星一平ちゃん 夜店の焼きそば』のCMで、出演した広瀬すずのセリフが卑猥ではないかとの指摘を受け、セリフが差し替えられるという騒動があった。消費者にインパクトを与えることが重要なCMだが、今回のようにその方法を間違えると、大きな企業のイメージダウンになることは確かなようだ。

当記事は日刊サイゾーの提供記事です。

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