1月期プライム帯連ドラ視聴率ランキング! 首位『刑事ゼロ』の沢村一樹は“新・視聴率男”襲名か!?

日刊サイゾー

2019/3/28 09:00


 1月期プライム帯の連続ドラマがすべて終了した。そこで、全話平均視聴率によるランキング形式で、今期を振り返ってみたい。ただし、昨年10月期から2クールまたぐ、水谷豊主演『相棒season17』(テレビ朝日系)は対象外とする。

今期は高視聴率ドラマがなく、低レベルでの争いとなったが、11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした、沢村一樹主演『刑事ゼロ』(同)が首位に立った。

同作は、記憶を失った敏腕刑事・時矢暦彦(沢村)が、佐相智佳(瀧本美織)とのコンビで、新たな視点で事件を解決していくストーリー。

かつて、沢村は主演した『DOCTORS~最強の名医~』(同)シリーズが大ヒットしたが、近年は、『レンタル救世主』(日本テレビ系)、『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!』(テレビ東京系)が不振に終わった。しかし、昨年7月期にオンエアされた『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)が2ケタを突破し、低迷していた“月9”に風穴を開けた。そして、今回の『刑事ゼロ』も2ケタに乗せたことで、“新視聴率男”の称号を襲名したといってもよさそう。

4月期は、中条あやみ、水川あさみ主演『白衣の戦士』(日本テレビ系)に出演し、脇役に徹するが、今後は各局で争奪戦となるのは必至。ただ、これまでの実績があるテレビ朝日系が一歩も二歩もリードしているのは確かのようだ。

11.47%を獲得した、菅田将暉主演『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)は堂々の2位。同作は、NHK連続ドラマ小説『半分、青い。』を大ヒットに導いた永野芽郁が朝ドラ後、初のドラマ出演をすることでも注目を浴びた。ただ、なんせ日本テレビの日曜ドラマは“死に枠”と称されるほど、数字が取れない枠で不安視されていたが、菅田、永野の名演技が、そんな不安など一掃。全10話中、9話で2ケタに乗せる好調ぶり。最終回は15.4%で、今期のプライム帯の連ドラ(『相棒』除く)で最高値をマークし、有終の美を飾った。菅田、永野共に、今後もオファーが殺到するのは間違いなさそうだ。

『3年A組』とわずか0.01%差で3位になったのは、北川景子主演『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)。同作は2016年7月期にオンエアされた『家売るオンナ』の第2弾。第1弾も11.6%と高視聴率を記録したが、今シリーズも安定した数字で推移。全話2ケタは、今期の連ドラでは同作のみ。いささか、主人公の不動産屋・三軒家万智(北川)のキャラづくりの度が過ぎる感はあったが、それでも変わらぬ人気で続編への期待も大だ。

4位につけたのは、関ジャニ∞・錦戸亮主演『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)で10.8%。これまで、錦戸は主演ドラマでなかなか数字を取れなかった。また、タイトルも沢口靖子主演『科捜研の女』(テレビ朝日系)のパクリとあって、前評判は決して高くなかった。それでも、作品自体の評価で、下馬評を覆して2ケタに乗せたのは、大いに評価される。これで、低迷が続いていたフジ月9ドラマは3クール連続の2ケタ台をマークし、本格的に復活ののろしを上げた。

僅差の10.6%で5位に入ったのは、杉咲花主演『ハケン占い師アタル』(同)。杉咲は前回の主演作『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)が8.3%と伸びなかっただけに、同作も下馬評は低かった。しかし、人気ドラマ『刑事ゼロ』の後番組であることも功を奏したのか、全9話中、7話で2ケタを突破。毎回、違う出演者を中心にしたストーリー展開で、杉咲は主演なのに、登場シーンが少ないという異色のつくりだった。とはいえ、2ケタ取ったことで、杉咲も株を上げることになりそうだ。

高畑充希主演『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)は10.3%で6位。初回から第4話までは2ケタで好発進だったが、第5話から第9話まで5回連続1ケタ台で苦しんだ。それでも、平均はなんとか2ケタに乗せた。高畑はNHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』でヒロインを務めた後、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)、今作と、プライム帯で主演に起用された作品で2作続けて10%超え。結果を残したことで、今後も主演オファーが続きそうだ。

平均で2ケタに乗せたのは、前述の6作品となったが、TBSの看板枠「日曜劇場」で常盤貴子が主演した『グッドワイフ』は9.8%で1ケタ台に終わった。もはや常盤で数字を取るのは難しいということか。

坂口健太郎主演『イノセンス~冤罪弁護士~』はインパクトを残せず、9.1%。坂口は昨年4月期『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジテレビ系)に続き、主演ドラマが2作連続で1ケタ台。結果を出せなかったことで、当面プライム帯での主演機会はないかもしれない。

深田恭子主演『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)は一度も2ケタに乗せられず、8.5%にとどまった。深田は昨年1月期『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)に続いて、主演ドラマが1ケタ台に終わった。その人気自体は、まだまだ健在だが、作品に恵まれない部分もありそうだ。

ワーストに目をやると、民放では、テレビ東京系「ドラマBiz」枠の真木よう子主演『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』で、4.5%。真木にとっては、低視聴率と、自身のSNSでの迷走ぶりで話題を振りまいた、17年7月期『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)以来の連ドラ主演。所属事務所も変わって、心機一転で臨んだはずだが、ビジネスドラマ枠で、枠自体、数字をもっていないとあって、5%にも届かなかった。ただ、この枠では毎クールのことで、真木も悲観することはなかろう。次回作に期待したい。

リアルワーストは、小芝風花主演『トクサツガガガ』(NHK総合)で3.9%。連ドラ初主演の小芝が隠れ特撮オタク役を演じ、注目を集めたが、2ケタを取った『メゾン・ド・ポリス』の裏とあっては、いささか分が悪かったようだ。

次クールは、福山雅治主演『集団左遷!!』(TBS系)、山下智久主演『インハンド』(同)、吉高由里子主演『わたし、定時で帰ります。』(同)、V6・井ノ原快彦主演『特捜9 season2』(テレビ朝日系)、天海祐希主演『緊急取調室』第3シリーズ(同)、二階堂ふみ、KAT-TUN・亀梨和也主演『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)、原田知世、田中圭主演『あなたの番です』(日本テレビ系)などがオンエアされるが、どのドラマが高視聴率を挙げられるか注目される。

(文=田中七男)

★2019年1月期プライム帯の連続ドラマ平均視聴率ランキング

1位 11.6% 『刑事ゼロ』テレビ朝日系 木曜20時
2位 11.47% 『3年A組―今から皆さんは、人質です―』 日本テレビ系 日曜22時半
3位 11.46% 『家売るオンナの逆襲』 日本テレビ系 水曜22時
4位 10.8% 『トレース~科捜研の男~』 フジテレビ系 月曜21時
5位 10.6% 『ハケン占い師アタル』 テレビ朝日系 木曜21時
6位 10.3% 『メゾン・ド・ポリス』 TBS系 金曜22時
7位 9.8% 『グッドワイフ』 TBS系 日曜21時
8位 9.1% 『イノセンス~冤罪弁護士~』 日本テレビ系 土曜22時
9位 8.5% 『初めて恋をした日に読む本』 TBS系 火曜22時
10位 7.1% 『記憶捜査~新宿東署事件ファイル~』 テレビ東京系 金曜20時
11位 6.8% 『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』 フジテレビ系 木曜22時
12位 6.4% 『みかづき』 NHK総合 土曜21時
13位 6.3% 『後妻業』 フジテレビ系 火曜21時
14位 4.5% 『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(テレビ東京系月曜22時)
15位 3.9% 『トクサツガガガ』 NHK総合 金曜22時

※2クールをまたぐ『相棒season17』(テレビ朝日系)は対象外

当記事は日刊サイゾーの提供記事です。

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