10歳の少女が書いたディスレクシア(識字障害)についての詩がすごい


アメリカで暮らすようになってからはじめて聞いた単語、ディスレクシア(dyslexia)。

文字の読み書きに困難があるため、日本語では識字障害、発達性読み書き障害などと呼ばれているそうです。

ディスレクシアについての詩が注目された訳


そのディスレクシアについて、イギリスの先生が生徒たちに詩を書かせました。

そのひとつ、10歳のAOさんが書いたものがツイッターに紹介され、話題を読んでいます。

DSYSLEXIA ディスレクシア

I am stupid. わたしはバカだ。

Nobody would ever say 誰も言ってはくれない

I have a talent for words わたしに言葉の才能があるなんて

I was meant to be great. すばらしい人になるつもりだったのに

That is wrong. それは間違っていた。

I am a failure. わたしは落ちこぼれだ。

Nobody could ever convince me to think that わたしを説得できる人は誰もいない

I can make it in life. わたしが人生をわたってゆけるってことを。

メッセージはもちろん、先生が驚いたのは最後から逆に読んでも詩として成り立っているという点。

AOさんは詩の最後に「下から読んでみて(NOW READ UP)」と付け加えています。

上から読むとディスレクシアの悩みが綴られているのですが、最後の文から逆に読むとまったく違う詩になります。

(最後から逆に読んだときの詩)

I can make it in life. わたしは人生をわたってゆける。

Nobody could ever convince me to think that 誰にも言わせない

I am a failure. わたしが落ちこぼれだなんて。

That is wrong. それは間違っている。

I was meant to be great. わたしはすばらしい人になるのだから。

I have a talent for words わたしには言葉の才能がある

Nobody would ever say 誰にも言わせない

I am stupid. わたしがバカだとは。

他人のネガティブな言葉に左右されないで自分の人生をしっかり生きていくという、勇気と決意の詩が現れるのです。

この詩を公表した先生のツイッターには、現時点(入稿時アメリカ時間3月13日午後3時半)では、2500件のコメントが寄せられ、リツィートは5万3000回、17万5000の「いいね」があります。

ディスレクシアの診断を受けた人たちや、ディスレクシアの子どもを持つ親御さんたちに感動と勇気を与えています。

ディスレクシアで人生が決まるわけじゃない


イギリスのディスレクシア支援団体「ヘレン・アーケル・ディスレクシア・チャリティ」にはディスレクシアの有名人のリストがあります。

映画監督のスティーブン・スピルバーグ、俳優ではトム・クルーズやオーランド・ブルーム、実業家でヴァージン・グループのリチャード・ブランソン。ジョン・F・ケネディ、ジョージ・ワシントン、ジョージ・W・ブッシュらのアメリカ大統領の名前もあります。

そして、過去の偉人では、レオナルド・ダ・ヴィンチやパブロ・ピカソ、アルバート・アインシュタインの名前も!

100パーセント完璧な人なんていない(だいたい何をもってして「完璧」というのでしょうか)。だれだって何かしら抱えています

ディスレクシアが自分の可能性や将来を決めつけるものではないのだという、10歳のAOさんのメッセージが心に刺さりました。

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Image: agil73/GettyImages

Sources: news.com.au, Helen Arkell Dyslexia Charity

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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