話題の「くら寿司」バーガーのお味は? 寿司屋とは思えない“意外な”風味だった

日刊SPA!

2019/3/20 08:53

 俳優の北大路欣也がすし屋のカウンターで寿司を握らずに、ハンバーガーを提供するというCMで話題になった「KURA BURGER」。

大手回転すしチェーンの「くら寿司」は3月1日、「KURA BURGER フィッシュ」と「KURA BURGER ミート」(いずれも税込270円)の2種類を販売した。2月25日~3月3日までの期間限定で、東京・渋谷にくらバーガーを販売するポップアップ店舗をオープンするなど、若者にもアピールしたいという野心が見えた。またテイクアウトも可能なため、今後バーガー業界からライバル視される可能性もある。

すし屋のバーガーはどんな味なのか? 気になった記者はさっそく都内にあるくら寿司で、「KURA BURGER フィッシュ」と「KURA BURGER ミート」を食してみた。感想は、一言でいえば“意外な味”だ。

◆フィッシュではなくミートが人気?

事前情報として入手したのは、パンが小麦粉ではなく、米粉と黒酢を配合したふわふわで甘みのある「シャリバンズ」を使用しているということ。くら寿司といえば、食材に化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を一切使用していないという健康志向を打ち出している。そのためバーガーにもアレルギーの心配のない食材を使用するという姿勢がうかがわれる。

すし屋のバーガーだから、最初にフィッシュバーガーを注文しようと思った。たが、一応店員に聞いてみると、「ミートが人気です」と意外な答えが返ってくる。

フィッシュを先に食してみようという私の出鼻がくじかれたが、ここは素直に、人気のミートを食べてみよう。二つのバーガーの味を比較してみる。

くら寿司を利用したことのない人のために敢えて注文方法を伝えるが、注文はタッチパネルの画面からKURA BURGERを選択するという、至ってシンプルなもの。商品の到着が近づくと、タッチパネルの画面に商品が表示され、「ご注文のお品がまもなく到着いたします」と音声で案内が流れる。これも、すしを頼んだ場合と相違がない。

店員が目の前で商品をトレーに乗せてくれるバーガーショップとはテイストが異なって、回転すしならではのコンベアースタイルを新鮮と感じるか、違和感を持つかは、お客さん次第だといえるだろう。私はちょっと、戸惑った。店内にいる客や店員の顔が見えるバーガーショップとは、かなり雰囲気が違ったからだ。とはいえ、これはこれで楽しい気もする。

◆意外な味の率直な感想は?

さて「KURA BURGER ミート」。風味はケチャップ味で、パテが薄い。その影響か、口の中はケチャップの味でいっぱいになる。すし屋のバーガーだから、ミートに醤油ベースのソースかと想像していたが、あっさりと裏切られた。誰でも食したことのあるケチャップという味付けをしたのは、おそらく、くら寿司がすし屋であると共に、和食も洋食も、イタリアンもスイーツも提供するという、ファミリーレストランという自負の表れではないだろうか。

そして「KURA BURGER フィッシュ」。国産天然魚100%の自家製パテを使っていると店員が説明してくれた。すし屋のフィッシュバーガー、期待感が絶頂に高まったところで、かぶりついてみる。ミート同様に、薄いパテに味付けされたのはテリヤキソース。10種類以上のブレンドスパイスも効いているが、ソース好きな関西人ではないため、変化を求めてわさびやガリをアレンジしてみた。テリヤキソースには、からしより、ピリッとしたわさびが合う。また甘酢のガリをアレンジすることによって、玉ねぎのリングが少し深みのある風味になっていく。確かに、他のバーガーショップにないテイストだ。

KURA BURGER フィッシュも醤油ベースの味付けではないことが意外だった。「くら寿司本社がソース文化のメッカである大阪から誕生したため、関西人が大好きなソース味になったのではないか」と、私は勝手に思いを馳せた。どちらもすし屋が提供するバーガーとは思えない味つけだったが、かなりクオリティが高い。個人的には、よりアレンジのしやすいフィッシュが好みだ。

例えばの話だが、大人気チェーン店の「串カツ田中」が、サイドメニューでソース味のバーガーを発売したとしたら、業界を超えて大阪同士のソース味ガチンコ勝負になるかもしれない。などと、私は再び勝手に思いを馳せるのだった。<取材・文/夏目かをる>

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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