“「あきらめねぇ!」石川県でデビューするアイドルユニット”そこに視え隠れする難しいロコドル事情


2017年くらいからメジャーなアイドルグループで中心メンバーが抜けたり、解散したりが目立っている。“アイドル過渡期”が来ているのだ。

ローカルアイドル(以下、ロコドル)の世界もそう。10年ほど前から乱立し、ピーク時には全国に約800あったアイドルグループが今では400程に。アイドルの道を絶たれた子は、次の場所を探して続けるか、夢諦めるか、人生の選択を迫られたに違いない。

そんな中、このマガジンサミットで活動を度々記事にさせて頂いている石川県のタレント事務所「CIE(クールイシカワエンタテインメント)」の代表・西良弘さんから

「こんどデビューさせる新ユニットがあるので記事になりませんか?」と連絡が入った。

少しでもPRできればと思い取材に伺った。

3月31日デビュー!名前はまだない


デビューするのは、3人ユニット「CIE新グループ(仮)」。すでに何度かステージに立っていて、オリジナルのファーストソングを提げての本格デビューが3月31日に決定している。正式グループ名はその日に発表されるそうだ。

左:三澤那月 中:二村わかな 右:山口まなみ

LIVEIDOL_RAW_26 新グループデビューSP』

【会場】小松The MAT'S

【日時】2019年3月31日(日)

開場13:00 開演13:30 終演物販20:00 閉場21:00(予定) (中間物販あり)

[料金]当日のみ3,500円 中間物販後2,500円

【出演】キャンディランド教団、CIE新グループ(仮)、アミーガス、せのしすたぁ、ピコピコレボリューション、マリンスノウ

【主催】クールイシカワエンタテインメント(CIE)

3人とも“初アイドル業”ではなく一度はステージに立つ経験していて、紆余曲折あってデビューに至ったという。若くして“苦節”を味わったのだ。

まずは、リーダーの二村わかな(20)さん。

わかな「愛知県から移ってきました。148センチと小さいだけに歌とダンスはハデにやりまくります!現在、特技と言えるようにバク転を練習中。夢は大きく、世界でパフォーマンスできるアイドルグループ目指してがんばります!」

わかなさんは、もともと内気な性格だったが、中学生の時テレビで見たアイドルに元気をもらい「私もやりたい」と発起した。名古屋のアイドルグループに所属したが、取り巻く環境に馴染めず、体制に疑問もあって辞めてしまう。“もっとやりきりたい”、楽しさも苦しさも知らないまま消化不良で終わるのが嫌だった。フィールドを変えてみようとCIEにコンタクトを取ってみた。

短大へ通い資格を取得して親に了解をもらい、春から単身石川県に移住。実は、去年の夏からCIEの研修生扱いで定期的に愛知と石川を行き来し、三澤那月さんとのデュオでステージに立つ場をもらっていた。そして学業が修了を迎えたタイミングで正式にデビュー。

次は、三澤那月(24)さん。

那月「いろいろありましたけど(笑)、ようやく正式に、再デビューにこぎつけました。石川県は中国からの観光客が多いので学生時代に勉強していた中国語を改めて勉強中です。なので、中国でもライブができるくらいになりたい」

三澤那月さんは、ロコドル界のトップを走った金沢のアイドル「新生おやゆびプリンセス」に所属していた。それが1年前に解散。活動期間は約1年だった。那月さんは福井県で保育士の仕事をしていたが、アイドルの夢を捨てきれずおやプリの事務所のドアを叩いたのだ。覚悟を決めて金沢に移住し念願のデビューを果たしたわけだが、まさかのスピード解散という顛末。まさに“ガーン!”だ。

ただ、事務所からその後の再デビューのプランを聞いて、しばらくはスタッフとして手伝いをした。そして、わかなさんの加入から度々ステージにも立ち、いよいよ再デビュー。あきらめず頑張った甲斐があった。

最後は、山口まなみ(17)さん。

まなみ「とにかく、たくさん歌いたい!たくさん歌ってむちゃくちゃダンスしたいです! やっと自分を表現できるチャンスを頂けたので爆発するくらい全力で頑張ります! ちなみに得意技は和楽器です。三味線をベンベラベンベラ弾きますよ~」

まなみさんは14歳で地元某アイドルグループに入った。様々なイベントに参加し多人数の端っぱしでパフォーマンスした。最初はそれでよかったが一年経っても二年経っても体制がほぼ変わらず、ライブもなあなあで全体的に本気感が伝わらない、個人をアピールするチャンスの場もあまりない。グループのビジョンが見えない。不信感が出て身が入らず、このまま人前に立つのもお客さんに失礼と感じ退団する。

自分がアイドルとして試されてもいないのにあきらめるのは違う。

そこで、意欲的に様々なライブに参加して場数を踏ませるCIEに魅力を感じて応募したのだという。今までとは違う3人ユニットのステージで彼女は鬱憤を晴らすほど弾けるはず。

ロコドルの厳しい事情と問題点


今回スポットを当てた“3人ユニットデビューの件”は、ローカルで小さな話題かもしれない。

しかし、これをなぜ記事にして伝えたかと言うと、厳しいロコドル事情を知ってほしいからだ。ロコドル数が急激に減っていく中で、3人と同じような境遇の女の子が大勢いることを知ってほしい。

いろいろなところで話を聞くと、消えるロコドルは事務所にビジョンがない、と感じるという。もちろん数年活動して精一杯やったけど芽が出なかったり、メンバーが年齢的に潮時になったり、メンバーを入れ替えたり再編成したり、なんてこともあるので一概には言えないが。

しかし、新グループなのに何がやりたいのか? 傍から見ても将来的ビジョンや戦略が見えない。運営のノウハウを知らないんじゃないの? なんて事務所は結構あるそうだ。その大人を信じて付いて行く子供が不憫に見えるとか。

だいたい、ろくに挨拶もしないグループもいる。教育ができていない事務所はあっという間に消えるという。本気と情熱を感じない事務所にアイドル業は務まらないのは当たり前。ロコドルでも永く活躍しているアイドルがいる事務所はさすがに体制がしっかりしていて、みんな物腰が柔らかいとか。

事務所に頼らないロコドル?


女の子も本格アイドルを目指すなら東京の大手芸能事務所を目指せばいい。しかし当然ハードルが高すぎる。だからローカルは始めやすい。

しかし事務所に縛られるより自主制作で活動するインディーズアイドルも増えていると聞く。音楽バンドと同じようにライブハウスで披露するケース、路上バンドならぬ路上アイドルもいる。(※ちなみに事務所所属でこのような活動をしているケースも多い)

昨今の事情から察するに、インディーズロコドルは増えるかもしれない。自主性があるからハングリーで熱い。一度は目指したアイドルの道、先はわからないが精一杯やりきってほしいと思う。本気と情熱は大切に。

CIEも心機一転!

週刊プレイボーイ/週プレ 最新号:2019年3月25日号 (2019年03月11日発売)
Fujisan.co.jpより
CIEは春から事務所を金沢市から隣の小松市へ移転する。毎年9月に主催で開催する「北陸アイドルフィスティバル」や、よく利用するライブハウス「マッツ」が小松駅構内にあるためだ。

このタイミングで、昨年から募集し集まったメンバーから「CIE新グループ(仮)」がデビューするわけだが、展開次第でメンバーは増減させて行くとのこと。また小松市のご当地アイドルも作る予定。アイドルに興味のある人は一度アクセスしてみてほしい。

・CIEホームページ https://oya-pri.com/

最後にもうひとつPR。CIEは今、「キャンディランド教団 ぷにたん」がメジャー界隈からも注目される存在としてインパクトを放っている。グラビア撮影会は異様な集客数だとか。

4月4日(木)には、雑誌・週刊プレイボーイの「週プレ酒場」でホスト役を勤める。週プレグラビアデビューも近いか!?

日時:2019年 4月 4日 (木曜日)

場所:週プレ酒場(東京都新宿区歌舞伎町1-18-9 WaMall 歌舞伎町 5F)

予約: shupure-sakaba

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