渡辺棋王が7連覇 迷い捨て復調「自分の最多記録に向けて頑張りたい」

 将棋の渡辺明2冠(34=棋王、王将)に広瀬章人竜王(32)が挑戦していた第44期棋王戦5番勝負第4局が17日、宇都宮市内で指され、先手の渡辺が145手で勝ち、対戦成績3勝1敗で7連覇を達成、7期目の棋王位を獲得した。渡辺は王将と合わせて2冠を堅持した。

 昼食休憩を挟む1時間1分の大長考の末に仕掛けた渡辺は「前例のない将棋で難しく、方針を決めるのが悩ましかった」という難解な攻め合いを制し、粘る相手を振り切った。7連覇には「そんなところまできたかなと思う。自分の最多記録(竜王戦9連覇)に向けて頑張りたい」とさらなる意欲を見せた。

 渡辺は昨年度竜王位を失い、順位戦でもA級から陥落。流行の変化に戸惑い、プロ入り後初の年度負け越しと苦しんだ。しかし今年度は迷いを断ち切り、自己最多の15連勝を記録するなど復調。棋王戦と同時期に進行した王将戦7番勝負は挑戦者として久保利明九段(43)を無傷の4連勝で破り、5期ぶりの王将位に返り咲いた。また順位戦B級1組でも、史上2人目の12戦全勝という圧倒的な成績で、わずか1期でのA級復帰を決めた。

 渡辺は2017年の棋王戦で5連覇を果たし、羽生善治九段(48)に次いで2人目の永世棋王の資格を獲得している。相性のいい棋王戦の連覇を7に伸ばしたことで、タイトル通算獲得数を歴代5位の通算22期に伸ばした。

当記事はスポニチアネックスの提供記事です。

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