「貧乏な恋人と別れたくて」誘拐殺人を偽装した女(中国)

交際相手との関係を断ち切りたい時、おそらくほとんどの人が率直に別れを切り出すだろう。しかしこのほど、中国・湖北省で交際相手の男性と別れるためにわざわざ誘拐殺人を偽装した女のニュースが、地元メディアをはじめ『Oddity Central』などで報じられた。

湖北省武漢市に住むバツイチで37歳のYu(ユウ)は36歳のLin(リン)さんという男性と交際していたが、今年の旧正月に彼の実家がある同省宜昌市を訪れたところ、Linさんの経済状況があまり良くないことを知った。

貧乏な恋人は要らないと思ったYuはLinさんに別れを切り出そうとしたが、しつこく説得されたりして別れることができなくなるのではという不安を抱いた。そこでYuは、元夫を利用して自作自演の偽装誘拐殺人を思いついた。

2月21日の夜、YuはLinさんと住んでいた佳海工業園にある工場の寮を抜け出し、数分後にLinさんの携帯に電話をした。

「元夫に誘拐された。今、高速道路を走っている。早く助けに来て!!」

泣きながら悲痛な声で誘拐の被害者を演じたYu。さらに信ぴょう性を持たせるため、Linさんの電話に元夫を装い「警察に通報すれば、この女を殺す」などとメッセージを送った。その後、「女を殺して湖に遺体を捨てた」とメッセージを受け取ったLinさんは、警察へ通報。警察では20人ほどが捜査に乗り出し、武漢市内に設置されている監視カメラを調べた。

そして3月12日、ついに警察はYuと思しき女の足取りを掴んだ。市内騰龍(Tenglong district)の小さなモーテルにいたYuのもとへ警察が踏み込むと、Yuはベッドの上で寛ぎながらテレビを見ていたという。殺人はおろか誘拐も全てYuによる偽装だったことが判明し、警察官の尋問にYuは淡々とした様子で次のように話したそうだ。

「交際相手が貧乏人だと知り、別れたくなった。最初はLinにどうにかして部屋を出させて、その間に自分が荷物を取りに行き、Linのもとを去ろうと計画したが、寮の鍵はLinしか持っていないことに気付いて断念した。だからこのように偽装犯罪を思いついた。誘拐されて殺されたことにすれば、Linも私のことを諦めて前向きに生きるだろうと思った。」

地元メディアによると、Yuは社会秩序を乱したとして警察に10日間拘束されたとのことだ。

画像は『Oddity Central 2019年3月15日付「Woman Fakes Own Kidnapping and Murder to Break Up with “Poor” Boyfriend」(Photo: Weibo)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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