カタカナ語をドヤ顔で日常使い。“意識高い系彼氏”に愛想がつきたわけ

女子SPA!

2019/3/17 08:47



「いいですね、僕もアグリー(同意・賛成)です」「チームとして、戦略的なスキーム(計画)をしっかり考えろよ!」

最近やたらと、こんな“カタカナのビジネス用語”が飛び交っていますが、使う状況などTPOによっては、格好良いと思われるどころか、「空気が読めない痛い奴」「エセ“意識高い系”」というレッテルを貼られてしまうことも多いようです。

◆ビジネス用語を多用する彼氏にウンザリ

IT企業で働く丹野みな子さん(仮名・31歳・独身)の彼氏は職場の同僚。仕事やプライベート問わずビジネスカタカナ用語を使いまくるとか。

「ビジネス用語のカタカナを多用する男の人って、パッと見“できる男”っぽく見えるんですよ。同じ職場の彼も公私ともに頻繁(ひんぱん)に使う人で、例えば仕事でトラブルがあっても、『リスケ(予定を組み直す。リスケジュールの略)すればなんとかなるから!』とかさらっと言えちゃう人。『なんか都会で洗練された、できる男っぽくてカッコイイな~』って、気になりだしたのは、そんなビジネス用語がきっかけでした。

でも、好きになったきっかけが、嫌いになるきっかけにもなるとは思っていませんでした……」

職場では格好良く見えても、プライベートになるとイメージはがらりと変わります。

「私の家の冷蔵庫にあったプリンがなくなっていたので、彼に『プリン食べちゃった?』と何気なく聞いてみたんです。すると、『は? エビデンス(証拠)は?』って。……プライベートで何言ってんのこの人って。ミネラルウォーター(エビアン)の話かと思いましたよ」

さらに、彼の口撃は止まりません。

「『俺が食ったって勝手に思い込んで、なんかすでに言葉にバイアス(偏見・偏り)かかってんだけど(笑)。仮に俺が食べたとしても、プリンくらいでコンセンサス(合意)とらないといけないの? それにそれくらいでグチグチ言わないで、もっとフレキシブル(柔軟)になった方がいいと思うよ~?』って……」

カタカナのビジネス語をどや顔で挟まれまくることに、嫌気がさしてきたみな子さん。

「面倒くさくて、意味不明で、とにかくうっとおしいんです。彼氏はちょっと小太りで、もう、もう、『小太りのルー大柴が、脇腹の肉ぷるぷるさせながら何か言ってる』という情報しか頭に入ってこないんですよ……!」

ちなみに、カタカナのビジネス語を言った直後のどや顔は、お笑い芸人・ブラックマヨネーズの小杉さんに激似だったとか。

◆ピンクなお店で値切ってるクセに、格好つける姿に苦笑

そんな中、なんと彼氏の風俗通いが発覚。彼氏に対するイライラが募るなか、さらに燃料が追加されてしまいます。

「同じ部署の後輩と飲んだ帰りに、必ずといっていいほど風俗に通ってるっていう話を聞いたんです。しかも、何度か後輩に『いつもお前の面倒を見てやってる』と先輩風を吹かせて奢らせているとか。最悪ですよね。それで彼を問い詰めたんですが……」

また、「エビデンス(証拠は?)」など言い返されそうな展開ですが、さらに斜め上の回答が……!

「カタカナ語もそうですが、最近ネットで拾った意識高そうな名言(?)をやたら使いたがるんですよ。夜のお店の件を問い詰めたときも、『一流のサービスに触れることで、一流の仕事を生む。だから俺は一流のサービスに対しての投資は惜しまないんだ』と。

だから銀座とか新宿の高級店に行ってるのならまだ分かるんですが、彼が行ったのは五反田の1万円以下の激安店。しかも後輩の奢り。さらに後輩の話では、受付で大声で値引き交渉をしまくったとか……もう聞いてるだけでも恥ずかしいです」

何をもって一流なのか、夜の店から生まれる一流の(俺の)仕事とは……? しかも後輩に無理やり奢らせて、めちゃくちゃ投資惜しんでんじゃん……! と思わずつっこみたくもなりますが、何を言っても彼氏はビジネス用語を駆使してのらりくらりとかわしまくり。

◆「地獄のミサワか!」……止まらない“意識高い系カレシ”

ケンカや会話すらまともにできないという状況に、彼氏に対する愛情はどんどん冷めていったとか……。

「それでも『もっとちゃんと(日本語で)話し合おう』とか、『今後のこと考えよう』って、私なりに関係を修復させようと頑張ってみたんです。

でも、彼はそれほど深刻にとらえていなかったらしく、『あーもう俺、最近2時間しか寝てねーわー』『つれー、まじつれー。最近は眠眠打破が水代わりだわー(笑)』と、今度は“寝てない俺すごいでしょ”アピールが始まったんです……!」

その姿は、「寝てない俺アピール」が有名な『地獄のミサワ』そっくりだったとか。

「ルー大柴に、ブラマヨの小杉さん、そして地獄のミワサですよ……。よくよく考えれば仕事もプライベートも口ばっかりで、できる男ぶるのが得意なだけだった。もう口先だけの言葉に騙されないで、地味でも誠実な人と出会いたいです」

そんな彼女の新たな人生のスキーム(計画)に、アグリー(賛成)です!

―最低の“ヒモ・クズ男”選手権―

<文/赤山ひかる イラスト/やましたともこ>

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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