「いだてん」中村勘九郎 役に同化“負けた悔しさ”で発熱 北欧ロケ打ち上げに参加できず

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)が前半の主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は17日、第11話「百年の孤独」で前半のヤマ場、日本人が初参加した1912年のストックホルム五輪が開幕。勘九郎は昨年8月に行われたストックホルムロケを振り返り、役に入り込むあまり、初めて“負けた悔しさ”を覚え「熱を出した」と明かした。 

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、後半の主演を務める俳優の阿部サダヲ(48)は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。

 第11話は、1960年の東京オリンピックを控える田畑政治(阿部サダヲ)は開会式を研究すべく、ストックホルムオリンピックの記録映像に見入る。時は1912年7月のストックホルムオリンピック開会式。「NIPPON」のプラカードを持ち、四三(勘九郎)と弥彦(生田斗真)が日本初のオリンピック選手として入場。そして競技が始まる。短距離走に臨む弥彦はレース前に極度の緊張状態に陥るが、監督の大森兵蔵(竹野内豊)の言葉によって本来の自分を取り戻し、一世一代の大勝負に挑む…という展開。

 「ストックホルム五輪編」は第13話まで描かれるが、日本人の初挑戦は厳しい結果に終わったのが史実。今月4日に行われた試写会に出席した勘九郎は、四三が挫折を味わうことを問われ「金栗さんは立ち直る力、前を向く力を凄く持っている、強い人。僕もそうなりたいと凄く思います。今回、金栗さんを演じるまで、僕は“負けた悔しさ”というものを覚えたことがなかったんです」と切り出した。

 「子供の頃から芝居の家にいましたが、芝居は勝ち負けじゃないじゃないですか。点数もつかないし、タイムもない。人それぞれがどう感じるかですし、自分の中で評価なんてつけられない。それに子供の頃、運動もあまり好きじゃなく、別に徒競走で負けても何とも思いませんでした」

 そう回想した勘九郎が大舞台で敗れる金栗を演じたことで湧き上がった初の感情。「悔しかったですね。本当に悔しかった。うん。悔しくて眠れなかったです」と繰り返し「マラソンのことを思うと、熱が出ましたしね。熱を出してホテルで1人寝ていたので、ストックホルムロケの最後の打ち上げに出られなかったんですよ。っていうぐらい、悔しかったんです」と打ち明けた。 

 勘九郎の“同化”ぶりが注目される。

当記事はスポニチアネックスの提供記事です。

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