できないことが多くても、落ち込まなくていい理由

カフェグローブ

2019/3/17 05:15

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Image via Shutterstock

自分にできることは何か。できないことは何か。指を折って数え上げるような毎日だった。できないことは圧倒的に多かった。数字に疎く細かい計算ができず、約束事はよく忘れ、書類を片づけることができず、事務能力が欠如している。できないことの多さは、けれどさほど葵を落ち込ませなかった。私ができないのならできる人に頼めばいい。彼らのできないことで私にできることだってあるはずなのだから。
——角田光代『対岸の彼女』

角田光代さんの直木賞受賞作『対岸の彼女』から、ベンチャー企業の女社長・葵の心の声を引用しました。

『対岸の彼女』は、既婚と未婚、キャリアウーマンとパートで働く主婦など、”立場の異なる女性たち”の友情を描いた小説です。

壮絶な過去を乗り越えてハウスクリーニングの会社を起業した葵は、様々なトラブルに見舞われながらもパート主婦の小夜子らに支えられて日々奮闘しています。

仕事で追い詰められた時は、”自分ができないこと”ばかりを数えてしまいがち。でも、反省を通り越して自分をなじるだけになってしまっては意味がありません。

ひと通り反省したら、あとは葵のように「私ができないのならできる人に頼めばいい。彼らのできないことで私にできることだってあるはずなのだから」と前向きに気持ちを切り替えてみましょう。

角田光代『対岸の彼女』(文藝春秋)

当記事はカフェグローブの提供記事です。

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