【自由な結婚】vol.10「大好きな夫と事実婚・別居婚する1児ママの話」




結婚は自由だし、結婚をしない生き方もある。法律婚にとらわれない、いろいろな結婚のスタイルがあっていい――。
本連載【自由な結婚】では、そんなメッセージを伝えるコンテンツをお届けしていきます。vol.10では事実婚・別居婚をしながら、1歳の女の子を育てる経営者ママ「まりも」さんにお話を伺いました。

「夫とは出会って10年以上になります。関係性が恋人から妻となり、母になった今も、夫のことが大好き、という気持ちは変わりません」

「結婚はしたくないけど、子どもは欲しい」彼



まりもさんが4つ上の旦那さんと出会ったのは大学生のとき。参加していたBBQイベントで、不意に話しかけてきた彼の第一印象は「チャラい人(笑)」だったといいます。
ふたりが付き合い始めたのは、共通の知人で“師匠”でもある人がきっかけでした。師匠が彼にまりもさんのことをすすめてくれたのです。
自然と交際が始まり、恋人として過ごす期間が長くなるにつれ、まりもさんは「いずれは結婚を」と考えるように。好きな人と結婚したい、と思うのは自然な感覚でもあります。
一方、旦那さんは「結婚はしたいと思わない」タイプ。ただ、「子どもは欲しい」という考えは持っていました。

「当時、私は結婚を望んでいて、何度か話をしてみたものの、彼の気持ちは変わらなくて。『彼は結婚向きの男性じゃないから、別の男性を見つけたほうがいいのかも』と考えたこともあります」

人生のパートナーは彼以外に考えられない

そう振り返ったまりもさん。でも、考えた末に「人生のパートナーは彼しかいない」と実感するのでした。
好条件で働いていた大企業を辞めるという大胆なチャレンジをし、今では3つの会社を経営している旦那さん。起業準備時には派遣の仕事をしていた時期も。

「彼が人として成長する様子をずっと見てきました。人間的に丸くなったし、変化もしている。“伝え方”もうまくなりました。彼のやってきたこと、生きざまを尊敬しているから、好きという気持ちが持続しているんだと思います」

法律婚はしないけれど、私生活でのパートナーである彼との間に子どもを持つ……そんな決意したまりもさんは周囲(自身や彼の家族)へ、自分たちが選んだパートナーシップについて伝えるべく動き始めます。

「結婚前年の12月、旦那さんとお母さん(義母)、お姉さん(義姉)と4人で長崎旅行へ行ったのが始まりです。彼の家族との距離も縮まりました」

家族も「いろいろな結婚のスタイルがある」と納得



翌1月には彼とハワイ旅行へ行き、フォトウェディングを楽しみます。もちろんここでも、「結婚せずに子どもを持つこと」が話題として挙がりました。

「彼が『まりものご両親が(僕たちが)結婚しないことを認めたら、子どもを作ろう』と言ったんですね。私もそれに同意し、帰国してから両親に『今付き合っている彼と“別姓婚”をして子どもを持ちたい』と話しました」

事実婚という言葉よりも、別姓婚のほうが受け入れられるのでは、と計算したまりもさん。両親は微妙な反応を示します。
しかし、まりもさんの思いの強さや妊娠・出産のタイムリミット、彼がまりもさんを受取人にした生命保険に加入して、覚悟と誠意を見せたことなど、いろいろな要素を踏まえて、最終的には「こういう結婚のスタイルもあるよね」と受け入れてくれたといいます。
5月に両親と彼と4人で会う場を設け、10月には家同士での食事会をし、事実婚・別居婚がスタート。彼とは同棲をしたこともなかったため、生活は何ひとつ変わることはありませんでした。

近すぎず、遠すぎずの距離感が心地よい

「夫は一駅隣に住んでいます。私と娘が住む部屋には週2回ほど泊まりに来ます。日中、夫婦ふたりでランチをしに行くのも週2回くらいですね。感覚としては『単身赴任の夫を持つ妻。ただし、近距離に』みたいな感じでしょうか」

まりもさんいわく、「別居のメリットはたくさん」。相手と過ごすのが「非日常」ゆえ、イライラを感じることがほとんどなく、「家族だから」という甘えとも無縁で、ストレスがたまらないとのこと。

「今は自由に楽しくやっています。娘は保育園に入れていますが、自宅にいるときはひとりで育てているぶん、『忙しいな』と感じる瞬間もありますが。今のところ、娘にとって夫は『たまに来るおじさん』みたいな認識だと思います(笑)
だからといって、私は彼に『育児をしてほしい』とは望んでいないんです。父として最低限の役割を果たしてくれたら……娘を不自由なく育てるのに必要な費用を稼いでくれたらいいかなって」

(編集後記)まりもさん夫婦の事実婚・別居婚は、夫婦双方が経済的・精神的に自立していて成り立つスタイルだといえます。
ただ、これから先、男性より稼ぐ女性もますます増えていく……そんな時代に、「結婚には興味はないけど、子どもは欲しい」「夫と同居するのは面倒だけど、子どもは欲しい」と考える女性も出てくるのではないでしょうか。
男性側が子どもの認知をしつつ、事実婚・別居婚というスタイルで、ほど良い距離感を保ちながら子どもを育てていく。そんな在り方も珍しくなくなるのでは、と思いました。



▽ まりもさん

自身のブログ「余裕しゃくしゃくで暮らしたい」にて“自由すぎる夫”と事実婚で別居婚をしながら、1歳の女の子を育てる日々を綴っている。

当記事は女子力アップCafe Googirlの提供記事です。

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