カジュアルできちんと感もアリなパンツのセットアップ。自分でそろえる方法は?

女子SPA!

2019/3/14 15:47



【モードをリアルに着る! Vol.72/小林直子】

カジュアルだけれども、少しだけきちんとした感じに見せたいときにどうしたらいいかわからないというご相談をよく受けます。

特に最近は仕事の場でもカジュアルなスタイルが許容されてきており、スニーカーでもTシャツでもOKという職場も多くあるようです。

通常はスーツが一番きちんとして見えるのですが、職場によってはスーツでは堅苦しすぎて、ほかの人から浮いてしまうという意見もあるとのことでした。

スーツほど堅苦しくなく、カジュアルで簡単に誰でもできるきちんとして見える方法はないのか、考えていたところに見つけたのがこのマーガレットハウエルのルックです。

◆上下、同色のルックでオフィシャルな雰囲気に

なんてことはないシャツとパンツのルックですが、シャツとパンツの色がほぼ同色です。

シャツはフラットカラーで袖のカフスもありませんから、かなりカジュアルなものなのですが、不思議なことに同色にすることによってきちんとした感じに見えます。小物としてネクタイを首に巻いているので、余計にオフィシャルな雰囲気を醸し出しています。

ドレス、または上と下が同じ布で作られたスーツが基本形の西洋の衣服においては、このルックのように、上下につながりを持たせると、よりオフィシャルな感じを作り出すことができます。

これはスポーツウエアでもアウトドアウエアでも同じなので、手っ取り早くきちんとした感じ、シックな感じを作りたいときには上下、同色のものを選ぶといいでしょう。

◆自分でセットアップを作りましょう

もちろん好ましいのは上下が同色で同じ生地のセットアップであることです。

ただし、シャツとパンツのセットアップは実際、なかなか売っていません。もし売っていたら迷わず上下買ったらいいと思いますが、そうでないのなら、自分でセットアップを作りましょう。

もしもう既にネイビーのパンツを持っているとしたら、そのネイビーにそっくりな色のシャツまたはブラウスを探します。丹念に探せばどこかで見つけられるでしょう。

オフィススタイルの場合はネイビーやベージュ、ライトグレーなどが適しているでしょう。オフィスほど堅苦しくない場でしたら、白や黒、薄い水色やピンクでも構いません。

◆素材はTPOに合わせて

素材はよりきちんとした感じを出したいのなら、梳毛(そもう 光沢があり、凹凸の少なくさらっとした表面の生地)のウールのパンツを、そこまでかしこまらなくていい場合はコットンのチノパンツや、麻のパンツでもいいでしょう。

合わせるトップスは、やはりよりかしこまった感じにしたいのならコットンブロードやオックスフォード地のシャツ、もしくはよりフェミニンな感じのポリエステルシフォンのブラウスがいいでしょう。

トップスにTシャツやニットのセーターを持ってくると、カジュアルな雰囲気が強調されます。それでも構わないという場合はTシャツやセーターを選んでもいいでしょう。色さえ合わせてあれば、それなりにきちんとした感じに見えます。

◆先にパンツを選んで後からトップスをセットアップ

もし最初からセットアップを作る場合はパンツから選ぶといいでしょう。なぜならパンツはシャツやブラウスほど色が豊富ではないからです。

逆に、シャツやブラウスはいろいろな色が売られていますから、最初に微妙な色のトップスを買ってしまうと、同じ色のパンツを探すのが難しくなってしまいます。

ですからまずは自分が気に入った色、素材のパンツを選ぶところから始めるといいでしょう。

◆羽織りものを変えて、きちんとでもカジュアルにも

シャツとパンツのセットアップができ上がったら、それにテイラードジャケットを合わせ、靴をパンプスやローファーにすれば、かなりきちんとした感じが出ます。

逆に、ジャケットではなく、パーカーやウィンドブレーカー、MA-1ジャケット、ライダースジャケット、カーディガンなどを着て、足元をスニーカーやサンダルにかえたら、それはカジュアルなお出かけ着になります。

◆同色コレクションをいくつか作って毎朝の選択が楽に

もちろんここからよりバリエーションを広げることも可能です。パンツと同じ色のスカートを探したり、長袖シャツだけではなく、半そでやノースリーブのシャツも見つけておくと、それだけで組み合わせがふえます。

またネイビーとベージュやライトグレーなどでそれぞれセットアップを作っておけば、毎日ネイビーだけということもありません。

そうやっていくつかの同色コレクションを作っておけば、毎朝の仕事着の選択はかなり楽になりますし、いつでも着るものが用意できているという安心感が得られます。

持っている色が多ければ多いほど、着るものを選ぶたびに色の組み合わせで悩むことになります。仕事に着ていくための服はこの程度でよいと割り切って、着る色を決めてしまうのも一つの方法です。

今からそろえていけば、真夏の気温が高くなるころまでこの方法で仕事着は乗り切れます。色を決めて、少しずつ自分なりのセットアップを作っていくといいでしょう。

<文/小林直子>

【小林直子】

ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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