ジャニーズ事務所とCULEN(新しい地図)、双方への調査で「テレビ圧力問題」解消へ向かうか?

wezzy

2019/3/10 19:05


 3月7日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた錦戸亮の関ジャニ∞脱退報道は衝撃的だった。

渋谷すばるの脱退を機に関ジャニ∞を解散させるべきと主張した錦戸亮に対し、他のメンバーが反発。結果として、錦戸亮は関ジャニ∞脱退の意向を固め、ジャニーズ事務所からの退所を見据えた動きまで出ているとの報道は、数日経った現在でも波紋を呼び続けている。

錦戸亮脱退のインパクトが強過ぎてほとんど話題になっていないが、「週刊文春」の記事には非常に重要な証言が載っている。「社会部記者」を名乗る人物がこのようなコメントを残しているのだ。

<現在、公正取引委員会が芸能界の契約トラブルに関する調査に乗り出している。今年に入ってから各テレビ局に圧力の実態や、芸能人が移籍を制限される契約実態について聞き取っています。ジャニーズ事務所にも近々、調査が行われる予定だといいます>

ジャニーズ事務所が調査されるのは、SMAP解散に関する圧力および、SMAP解散後の稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾に対する圧力問題だろう。

実はこの問題に関しては、つい先日、ニュースサイト「サイゾーウーマン」(2019年2月26日付)の覆面座談会で、「新しい地図」側に対して「公正取引委員会が調査を始めている可能性がある」と伝えられ、話題となったばかりなのだ。

「サイゾーウーマン」の覆面座談会では、週刊誌デスクの人物が<公取委(公正取引委員会)が、「新しい地図」の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾に対して、ジャニーズ事務所が圧力をかけていないか、調査を始めるという話を聞きました。むしろもう始まっているのかも?><3人のファンは、ネット上で、ずっとジャニーズが3人の活動を阻害していると訴えてきたわけだけど、いよいよ公取委が動きだしたって話>と証言している。

もしも両者の報道が真実であるとすれば、ジャニーズ事務所に対しても、CULEN(新しい地図)に対しても、公取委の聞き取り調査が入ることになる。

wezzy編集部では公取委に確認をとったが、個別のケースについては答えられないとの回答だった。
SMAP問題は名指しで問題視されていた
 タレントが独立などに際して芸能プロダクションから不当な制限が加わることに対しては以前から公取委で問題視されていた。

そのなかでも、SMAP問題は問題が起きた実例として名指しされていたようだ。

2017年8月には、移籍などの制限が独占禁止法の規制対象にあたるのかどうかを検討する有識者会議が行われている。それに先だって、委員会内に設置されているCPRC(競争政策研究センター)では、『芸能人はなぜ干されるのか?』(鹿砦社)などの著書をもち芸能界におけるブラック契約の状況に詳しい星野陽平氏を呼んで勉強会を行っていた。

そのレポート「独占禁止法をめぐる芸能界の諸問題」はインターネットで閲覧することが可能だが、そこでは、最近の芸能界で起きた圧力の実例として、安室奈美恵、江角マキコ、清水富美加と並んでSMAPの事例が紹介されている。

結果的に、公取委は2018年2月に報告をまとめ、芸能人やスポーツ選手などの移籍制限をとり決めることは独占禁止法上の問題になる可能性があると結論づけた。

ジャニーズ事務所からの「圧力」か、テレビ局の「忖度」か
 ジャニーズ事務所を離れてから新しい地図の3人を地上波のテレビで見ることはほぼなくなった。

明らかに違和感のある「干し上げ」に関して、「ジャニーズ事務所が圧力を加えているのではないか」という疑惑は常に取り沙汰されてきた。

実際、「圧力」の存在がほのめかされる報道や言及は後を絶たない。

「週刊文春」(文藝春秋)2019年1月31日号では、新しい地図の3人を主役にした番組企画がNHKで進んでいたのだが、東京オリンピックをテーマにした特番にを起用したがっているNHK 上層部によって番組企画が握りつぶされたと報じられている。

また、同誌では、2018年1月にフジテレビが稲垣吾郎の出演する旅番組を制作した際に、ジャニーズ事務所の担当者がフジテレビ側に<どちらを選ぶのか>と詰め寄ったとも報じた。

「週刊文春WOMAN」(文藝春秋)2019年正月号に掲載された、草なぎ剛と笑福亭鶴瓶の対談では、こんな会話もあった。

鶴瓶:CMはええし、Abemaもええけどな、こっちにはいつ戻ってくるねん。俺らと一緒に出るのは?
草なぎ:いやあ、僕らからはなんとも。べーさんに窓口になっていただいて、べーさんの力でなんとか(笑)。
鶴瓶:窓口て(笑)。そんなもん、なんぼでもなるよ。なんぼでもなるけど、今はまだちょっとあかんみたいなこと言う奴がおるやんか。全然関係ないのにな。その分、今は道歩いてたら、声かけられるんやないの? 前より余計すごいやろ。
草なぎ:心配してくださってる人が結構多かったりしますね。「どう、大丈夫なの?」みたいな。

笑福亭鶴瓶の<今はまだちょっとあかんみたいなこと言う奴がおるやんか。全然関係ないのにな>という言葉は、テレビで新しい地図の3人を使いたいクリエイターがいたとしても、どこかでストップがかかる状況が実際に存在しているということを炙り出している。

新しい地図組が唯一抱えていた地上波でのレギュラー番組『ゴロウ・デラックス』(TBS系)も今年の3月をもって終了することが決まっている。これで、CMを除けば、3人の姿は地上波のテレビで見られなくなる。

こういった動きがすべてジャニーズ事務所の「圧力」なのかはわからない。ただ、テレビ局側の「忖度」がこの状況をつくりだす要因となっていることは間違いないだろう。

ジャニーズ事務所、CULEN双方への聞き取り調査をきっかけに、グロテスクな芸能界の構図が是正され、3人の姿が再び地上波テレビで見ることのできる日が来れば良いのだが……。

当記事はwezzyの提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ