「新しい地図」はSMAP以上にアイドルだった…ファンミーティングで見えた可能性

wezzy

2019/2/19 21:05


 元SMAP草なぎ剛稲垣吾郎香取慎吾による「新しい地図」は2月16日、東京・武蔵野の森総合スポーツセンターで初のファンミーティングイベント「新しい地図NAKAMA to(と)MEETING_vol.1」を開催した。東京、愛知、大阪、宮城、福岡の5都市全22公演を予定している同イベントの初日には、昼夜2公演合わせて約1万6000人のファンが駆けつけた。

この日、久しぶりにファンを目の前にした大きなステージに立った草なぎ、稲垣、香取の3人は、「新しい地図」の代表曲「雨上がりのステップ」や「#SINGING」「72」で歌とダンスを披露。また、ファン参加型のゲームやトークコーナー、SNS投稿用の写真撮影タイムなどを設けて、ファンとの自由な交流を楽しんだ。

公演後、会場ロビーで来場者の見送りを終えた香取は、この日の感想を「懐かしいところもあれば、今までのライブと違って(ファンとの)距離が近いところもあって。でも気持ちいいですよね、ステージって」「最近僕は個展に向けて絵を描いていて“アーティスト香取慎吾”と呼ばれることもあるけど、“アイドル香取慎吾”も最高に気持ちいいです」と、初のファンミーティングの感想を述べた。

また、稲垣は「僕らがSNSを始めてから、一対一のつながりというか、個人的につながっていることを感じています。でも実際に会えてはいなかったので、こうしてお会いしてみなさんの幸せそうな顔を見て、感謝を伝えられたので本当に最高の時間でした」。草なぎも「(結成から)1年後にこんなに大きな会場で皆さんの前でステージで歌っているとは思っていなかったので……」と感無量の様子。成功裏に終わったファンミーティングの手応えを感じていたようだ。
ジャニーズ時代はご法度だったTwitterやInstagramを駆使してファンに発信
 2016年のSMAP解散騒動後、ジャニーズ事務所から独立した「新しい地図」の3人。退所後はそれぞれの活動も旺盛で、どんどん活躍の幅を広げている。昨年9月、香取は芸術家としてルーヴル美術館で個展を実現させたばかりで、草なぎは12月に舞台『道 La Strada』に主演。稲垣も、今年2月15日公開の映画『半世界』で主演を果たしている。

退所後、ファンとの交流のあり方でとくに大きく変化したのは、それぞれがTwitterやInstagramで発信を始め、インターネットでファンの裾野をよりいっそう広げていることだろう。これはファンミーティングにもいえることだが、大手事務所に属するスーパーアイドルSMAPだった頃は、3人がこのような近しい距離感でファンと交流することはあり得なかった。

草なぎは、昨年12月発売「週刊文春WOMAN」(文藝春秋)の対談にて、鶴瓶から<「今はネットOKなんやろ?」>と尋ねられ、次のように語っていた。

<「時間の流れが全然違うというか。SNSを始めたりしたので、なんかまったく新しい感覚ですね」>

<「最初、YouTubeっていう言葉も知らなかったのに、気づいたら『お前がやれ』みたいな感じで、YouTube担当になってたんです。半分騙されたみたいな感じだったんですけど、やり始めたら楽しくて」>

<「SNSで情報を発信していると、反応がすごく早いですよね。新しいことをやろうっていうときも、告知から反応が帰ってくるまでのタイムラグがほとんどなくて」>

草なぎは、YouTuberとしての発信やSNS投稿を楽しんでいるようだ。

ジャニーズ事務所は肖像権保護の観点からいまだに一部インターネット媒体ではタレントの白抜き写真しか掲載させず、ジャニーズが主演するドラマの公式SNSさえ、主演俳優の写真をアップしないという不自然さだ。タレント個人がSNSでファンとやりとりするなどもってのほかだろう。

もちろん、タレントに非日常性を仮託したいファンもいるだろうし、SNSを禁止するジャニーズ事務所の方針はタレントの保護にもつながる。ただ一方で、ジャニーズに事務所に残っていれば実現し得なかったことを、次々と開拓していく「新しい地図」の3人が妙にイキイキとして見えるのは事実だ。3人とも40代だが若々しく、アイドルのようにステージで歌っていても、何ら違和感がない。解散直前だった頃のSMAPよりも、今の方がアイドルらしいと言っても過言ではない。

彼らのファンも同様に、この状況を大いに楽しんでいる。SNSで好きなタレントのリアルを垣間見ることはもちろん、ファンミーティングのような中規模イベントで直接応援するダイナミズムを感じることは、ファンにとって何より喜ばしい体験となる。そしてなにより、応援するタレントが何物にも縛られずのびのび活動する姿を見られることこそが、ファンにとっての幸福である。
一部のジャニーズタレントは「新しい地図」に合流したがっている
 SMAP解散騒動以後、ジャニーズ事務所は過渡期を迎えている。SMAPによって事務所の派閥争いが露呈したことは言うまでもないが、2018年には山口達也NEWSの小山慶一郎、加藤シゲアキによる不祥事が世間をひとしきり騒がせた。11月には岩橋玄樹(King & Prince)と松島聡(Sexy Zone)は心身の健康を崩して療養に入り、そして年明けにはの電撃活動休止が発表される――ファンとしても、心配や葛藤の多い時期が続いた。

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幸か不幸か、こうしたなかで「新しい地図」に注目が集まっているようだ。中居正広TOKIO長瀬智也、そして山下智久らも自由を求めて「新しい地図」に移籍するという噂が飛び交っている。一部のタレントがジャニーズ事務所から離れたがっている、というのはもはや定説のようだ。もちろんファンにとっても、事務所の呪縛から逃れて生き生きと活動するタレントを応援したいというのが本音だろう。

当記事はwezzyの提供記事です。

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