LACCO TOWERの松川と真一が贈る企画ライブ「名うての唄ひ手」の本質とは 片平里菜を迎えてじっくりトーク

SPICE

2019/2/13 21:00

LACCO TOWERの松川ケイスケ(Vo)と真一ジェット(Key)によるユニット「松川ケイスケと真一ジェット」主催の「名うての唄ひ手」が去年に続き今年も開催。今回は全国4カ所をめぐるツアーに発展。そもそもバンド以外に歌とピアノのミニマムなスタイルを選んだ理由は?そして、共演者のセレクトの理由とは……。東京公演に出演する片平里菜と松川の対談でその理由の一端を探るとともに、歌い手としての二人の志向や共通点も浮上。「I ROCKS」にはここ最近、毎年出演している片平だが、2マンは今回が初めて。さて、どんな公演になるのか?この対談から想像を膨らませてみては。

松川ケイスケ(LACCO TOWER)、片平里菜
松川ケイスケ(LACCO TOWER)、片平里菜

――まず松川さんと真一さんの活動を説明していただけますか?

松川ケイスケ(以下、松川):LACCO TOWERではバンドとして5人でやってるんですけど、ちょうど5周年を迎える時、何かやりたいという話になったんです。その時真一ジェットは、まだ別のバンドだったんですけど、「ちょっと二人でやんない?」って誘いました。その時のことは今でも覚えていて、その当時住んでた駅の線路の前で電話したんですね。真一ジェットも忙しそうだったから手短に「ごめん、これこれこういう事情だからぜひ一緒にやりたいんだけど」って言ったところで電車が来てしまって、何言ってるかよくわかんなくて(笑)、多分できるだろうと思ってやったのが最初です。

――聞き間違ってたら?(笑)

松川:できてなかったかもしれないですね(笑)。それが初めで、そこから彼がバンドに加入して、またやるようになった感じです。

――このシリーズ「名うての唄ひ手」を企画した経緯と意図はどういうところでしょうか。

松川:「名うての唄ひ手」に一番最初に誘ったのが中田裕二君だったんですけど、そういう「歌」を生業にして、基本的には楽器一本でやってる人と一緒になる機会が数少なかったんです。でもたまに一緒になると、もっと歌を中心になんかできないのかな?っていうモヤモヤはずっとあって。だったら二人でやるやつを企画にしてしまおうとなり、やり始めた感じですね。

――なるほど。中田さんは友達でもあるし。

松川:唯一の(笑)。里菜ちゃんは友達いっぱいいますよね?

片平里菜(以下、片平):知り合いはいっぱいいるけど、友達は少ないです(笑)。

松川:俺もそうなんですよ。

片平:友達って呼べるのは一人二人ぐらいです。あとは先輩とか、何回か共演したとか。

松川:確かに知り合いは多いですね。その中で唯一、友達です。彼は(笑)。

――今回のシリーズは誰に出演してもらうかすぐまとまりましたか?

松川:里菜ちゃんは、絶対誘おうって思っていました。

片平:ありがとうございます。

――片平さんはいつ頃からLACCO TOWERのライブを見ているんですか?

片平:出会ったきっかけが、5年前ぐらいに東北の宮古市で対バンさせてもらったんです。それが初めてで、「I ROCKS」に誘っていただいて、毎年出させてもらってっていう始まり方ですね。

――宮古市のライブはどちらのライブで?

松川:BYEE the ROUNDってバンドのイベントで。アルカラ、里菜ちゃん、僕らでしたね。里菜ちゃんはちょうど「女の子は泣かない」をリリースした頃で。いや、ビビりましたね、最初見たとき。

――どういう意味で?

松川:やっぱりバンドを見ても、誰を見ても、自分が歌い手なので歌に一番耳が行くんですけど、僕がほんとに好きな声質だったんです。声質って変えられないんですよね、生まれ持ったものだから。上手い下手はもちろんあるんですけど。すっげえいいなと思いながら聴いてました。

――私は片平さんの生声を最初に聴いたのは2011年の「NANO MUGEN FES」なんですよ。

片平:え?マジですか?

――横浜アリーナで弾き語りという。すごい人が登場したと思って。

片平:1曲目だけ弾き語ってましたね。まだデビュー前でした。

松川:すごいな。

片平:もう怖くて怖くて。

松川:僕は普段音圧がある中で歌ってるから、真一と二人になると怖い部分もあるんですね。「あ、薄っ!」っていう。そこでやるのはすごい。

――片平さんはその対バンで初めてLACCO TOWERを見てどう思いました?

片平:その頃、同世代のバンドは歌っていうよりも、割と叫んだりするタイプのバンドが多くて。私は歌モノが好きだったから、バンドをあんまり聴かなくなっちゃってたんですよ。実際、ナマで見たらかっこいいなと思い直すんですけどね(笑)。そういうシーンのときに、LACCOさんと出会ってたから、もちろんロックバンドとしての骨太さはありつつも、言葉を大切にしてたり、伝えることも重要視してるのかなと思って、そこに共感して、すごい印象に残ったんです。その時の4バンドは、みなさんかっこよかったんですけど、なんか共通点あるかも?と思ってウキウキしたのを覚えてます。

なんか言葉だけでは勝負できないんですよ

片平里菜
片平里菜

――ところで松川さんは片平さんの曲の中では何が好きですか?

松川:僕は「山手通り」って曲が好きで。2年前ぐらいの曲ですよね。「山手通りは泣いている」って歌詞とか。僕は言葉で好きになるタイプなんで。通りが泣いているっていうのは、里菜ちゃんの声も相まって、ずーっと残ってますね。どっちかと言うと僕は、個人的には言い回しだったりとかが残りますね。

――片平さんはLACCO TOWERの曲で好きなのは?

片平:曲というか、例えばアルバムタイトルも曲名も全部日本語だったりとか、言葉がすごい大好きなんだなという部分や、キーボードがバンドに入ってると儚げと言うか、切なかったり、なんかそういう日本人の侘び寂びみたいな部分が好きです。バンドのコンセプトもそういうところが際立って印象に残ってて。

――お互い歌詞を書く人として言葉とメロディの関係で聞いてみたいことはありますか?

松川:俺、これ周りによく聞くんですけど、里菜ちゃんは歌詞は書き溜める方?。

片平:歌詞はそんなに書き溜めてないかな。でもケータイのメモとかに、思いついたらわーって打ってます。あとで見返すと……。

松川:「なんじゃこりゃ」と。あるある(笑)。

片平:歌詞としてまとまってないけど、言葉として面白いフレーズとか、その時思いついたり。「あ、なんかこれ面白いな」と思ったらメモします。

松川:楽曲自体はどうやって作ってますか?曲から?

片平:前はメロディからがほとんどで、そのメロディと相性がいい言葉をはめていくって言う作業が多かったんですけど、今はいろんなやり方で試そうと思ってます。なので歌詞から書くこともあれば、ビートからってこともあるし。

松川:そうなんだ!俺、歌詞からっていうのは難しいんです。特にウチのバンドは曲が先にできて詞を入れていくのが多いから。

片平:でもバンドさんだと、メンバーさんもたくさんいるから、曲の作り方の選択肢が増えるしいいなーと思いますよ。例えばドラムの方が持ってきたビートから始まるとか、ギターからとか。

松川:そういう意味では、ウチは真一ジェットが全部作ってきて、皆がそれをなぞる中でアレンジをしていくみたいな。それで、出来上がったのに僕は歌詞を乗せて、最後また真一が仕上げをやって出来上がる。なんなら音の作業の現場に僕はいないので。
松川ケイスケ(LACCO TOWER)
松川ケイスケ(LACCO TOWER)

片平:ほぉ?

松川:だから今も曲作ってるけど、何が作られてるかはよくわからん(笑)。

片平:ええ、いいなぁ(笑)。

松川:(笑)。そう、だから寝てると出来上がってくる。なので、そこで歌詞合わせて。

片平:メロも真一さん?

松川:メロも基本的には真一。分業になってるから、逆にそこを一人で作るのはすごいなと思います。

片平:でも曲が先にできてると制限があるじゃないですか。そこにはめ込む言葉、難しいな。だからケイスケさんがボキャブラリーをいっぱい持ってるのかなと思いました。私はメロと言葉と音、全部で一つみたいな感じで作るから。なんか言葉だけでは勝負できないんですよ。

松川:そう?俺、里菜ちゃんの歌詞とか、歌詞だけでも読めますけどね。バンドとか曲って、不思議とメロディが乗ると両方良くなるっていう相乗効果もあって、だから自分が書くときは、書いてるものだけでもちゃんと読んでもらおうっていうのが、あるんです。それで俺は里菜ちゃんの歌は、さっきの「山手通り」とか、色々歌詞は見てたから、なんかそれだけで詩集じゃないけど、そういうものにもなれる感じがあって、すごいなぁと思ってますよ。

片平:嬉しい(笑)。

松川:それで、あれをあの声で歌うからいいんだろうなって。

――歌詞だけで伝えるというのは松川さんらしいです。松川さんは特定の文学に詳しいですね。

松川:いえいえ(笑)。僕は本が好きで、読書するのが好きなんです。

片平:すごい。私、活字苦手。

松川:僕からしたら、里菜ちゃんも引き出しいっぱい持ってるような気はしますけど。

片平:愚痴見たいな感じです(笑)。多分、アウトプットするのが下手というか、瞬時に伝えることが苦手で、思ったこととか、自分の中の感情を処理して言葉にして伝えるってことが苦手なんですよね。だからそれを、デトックスじゃないけど(笑)曲にしてるみたいな感覚はたまにありますね。「これただの毒出してるだけなんじゃないか?」みたいな。

松川:いやー、でもそういう風に書ける人って本当に羨ましい。

――松川さんは物語を作るからですか?

松川:そうですね。僕は作品にしようとする思いが強いというか、どういう人が読む場面かな?っていうのを考えてる方が多いから、デトックスしきれてないというか、多分。だからどんどん暗くなるんだと思うんですけど。映画とかは?

片平:映画は好きです。うん。

松川:映画好きな人って書くの上手ですよね。

片平:絵描くのも好きなんですよ。映画も好きだし、情景が見えるのが好きで、だから多分「女の子は泣かない」とかも一本の映画見てるみたいに、シーンが見えてくるのが楽しい。あと、人が好きなんです。

松川:ああ、そうか。そこが多分俺と一番違うところ(笑)。プライベートでも知り合いと飲みに行ったりします?

片平:行きます。でもそんなに頻繁には行かないですね。

松川:前、里菜ちゃんが友達とどっか旅行に行ってるやつをツイッターに上げてて。「わ、すごい!」と思って。僕だったら絶対ないから(笑)。すごいなと思って。

片平:でも多分、そのツイッターの子だけですよ、友達(笑)。

「あ、俺こんなにハ行色っぽかったんや」

松川ケイスケ(LACCO TOWER)
松川ケイスケ(LACCO TOWER)

――これなんの会話なんだ(笑)。でも旅行は1対1で行ける人はそんなにいないでしょう。

松川:男で1対1って、そんないないですよね?でも3人でも……3人だったら俺、帰りますもん(笑)。ダメなんですよ、相手が楽しくないんじゃないかな?と思ってしまう(苦笑)。

――片平さんは気を使わない友達と行く感じですか?

片平:そうですね。そこまでできる友達は気を使わないですね。ワーワー騒いで、気使わなくていい感じ。

松川:僕の中の里菜ちゃんのイメージは、バンドマンの先輩とかも多いから、どっちかというとすごい仲間がいるイメージが。まあ、仲間と友達もまた違いますけど。

片平:そうですね。不思議となぜか多いですね。LACCO TOWERさんもそうだと思うんですけど(笑)。ライブハウスにいたので、自然と。女の子がいたとしてもちょっと男前な女の子しかいないし。

松川:シンガーソングライター同士の方ってありますか?

片平:全然あります。デビューの年が、私と同世代ぐらいのギター弾くシンガーソングライターの子がわーっと出てきたタイミングだったんです。でもなんか、根っこがライブハウスにいたので、バンドの人といる方が居心地が良くって。でも最近は自分みたいな子といるのも楽しくなったりとか。なんか仲良いバンドさんとかいますか?

松川:それこそ、僕ピンボーカルなんで、ピンボーカルってあんまりいなくって。それでいうと、去年ぐらいが僕の中では文明開化というかですね、色々ひらけた年でした。ちょっといろんな人と飲みに行ってみようと頑張って(笑)。それで中田裕二君と仲良くなって。あとは後輩だとSUPER BEAVERの渋谷くんとか、GOOD ON THE REELの千野くんとは3人でよく飲みます。一回SUPER BEAVERの武道館のお祝いをしようってことで3人で新宿に行ったんです。初めて行くとこだったんですけど、慣れてないから予約とったところが高層ビルの夜景がすごいところで、俺遅れて行ったら、二人がいて「なんでこんなとこ取ったんですか?」「そうだね……」みたいな(笑)。それにケーキお願いしてて、花火がこう……(笑)、3人で「なんやこれ」って。

――光景が目に浮かびます(笑)。

松川:そういうのだったり。最近は里菜ちゃんも東北のでよく一緒になってるかもしれないけど、THE BACK HORNの(山田)将司くんとかは、唯一の先輩。

片平:合いそう!(菅波)英純さんも面白い。

――片平さんは同郷の福島の知り合いも多いですか?

片平:THE BACK HORNもそうですし、サンボマスター先輩、渡辺俊美さんとか、いっぱいいます。

――ところで片平さんは弾き語り一本のライブも多いですけど、そういうときはどんな心境でやってますか?

片平:私の場合は弾き語りがメインでやってきてしまったので、むしろ空間が埋まっていくことが怖いというか。自分の息遣いだったりとかが埋まっちゃうのが慣れてなくて、バンドでやると結構モニター作りから苦戦します。

松川:全然違いますもんね。

片平:でもバンドでやってみて弾き語りに持ち帰れるものもあるんだなと思ってます。単純にリズム感もそうだし、運びや、流れとか。

松川:わかる。俺すごくあったのが、ピアノと二人ってバンドでやってるより全然はっきり自分の声が聴こえるから、「あ、俺こんなにハ行色っぽかったんや」とか(笑)、自分で思ったり、普段バンドで味わえないことがたくさんありましたね。逆に埋まってないのは俺らからすると怖かったりするけど。

片平:声色とかは見えやすくなりますよね。歌い方って昔からそのスタイルが出来てました?

松川:いや、僕は相当変わったタイプ。まぁ里菜ちゃんに比べるとデビューしてからも長いし、僕らのバンドって最初から「これやろうぜ」って集まってないから、自分たちの中でも固まるまでに結構時間を要したバンドですからね。それまでは結構いろんなことをやってて、それこそインディーズの1枚目なんか、もう叫びまくってたし、今と全然違います。ようやく30代になってから「この辺かな」って。器用貧乏だから、やろうと思ったらなんとなく本質的なところまで行かずともできちゃうみたいな、それがすごくコンプレックスでもあったりして。なんか芯がないみたいに思ってたんだけど、その辺は30代ぐらいになってからようやくちょっと解消されてきたというか。

片平:色々試行錯誤してたどり着いたんですね。

松川:里菜ちゃんは多分今の感じのままでしょう?

片平:ですね。多分私は歌は変わらないんでしょうけど、纏うものっていうのをずっと迷ってます。バンドさんはメンバーさんが変わらない限り音は変わらないじゃないですか。なんかそれがまだ私は悩んでますね。でも楽しい悩みなんです。「何着ればいいのかわからない」みたいな(笑)。

椅子引いてご飯食べるぐらいの感覚でライブがあって

片平里菜
片平里菜

――どういう変化の仕方、成熟の仕方をしていってる人が好きですか?

片平:もちろんその人の持つ声質だったりとか、スタイルにももちろん惹かれるんですけど、その先にあるその人のアイデンティティとか、生き方とかが見えてきたときに、「あ、この人かっこいいな」と思うことがありますね。だから1枚、2枚、3枚ずっと聴いていって尊敬することが多いです。

――松川さんはソロアーティストで好きな人はいるんですか?

松川:……片平里菜さん。

片平:ははは。

松川:いや、本当に。あと、Aimerさん。声に恋をするタイプなんでぶっちゃけ曲はなんでもいいんですけど(笑)。

――各々のセットリストはお互い影響しそうですか?

松川:ああ、でも多分僕は里菜ちゃんの曲、1曲やると思います。

片平:まじですか?嬉しい(笑)。私も……。

松川:俺は嬉しいけど(笑)。

――LACCO TOWERの曲も分解したら似合いそう。

松川:基本的にはJ-POPなんで、全然聴いていただけると思います。

片平:こないだライブ見させていただいて、バラードとアッパーなものとどっちもできるバンドっていないなと思いました。私は「白の日」を見たんですが、「明日どうなるんだろう?」って思った。

松川:地獄のようでした(笑)。僕らもそうやし、見てる方も。やっぱ長くやってると、さっきも言ったようにどちらかというと雑食なバンドやから、あれもこれもってなってきて、振り返ったときに、やっぱり聴いてる方からしたら両方求めてる声とかもあって、「だったら分けようよ」となってああいうライブになったんですけどね。

――「黒の日」はお客さんもアスリートみたいな感じで、食らいついてくる印象があります。

片平:まじですか。見たかった(笑)。

松川:里菜ちゃんのライブ何回か見せてもらってて、その中で全部が終わった後に降りてきて「お疲れ様でした」っていう声が、これからまた始めるぐらいの、朝ごはん食べた後じゃないけど(笑)、椅子引いてご飯食べるぐらいの感覚だったライブがあったんです。そうやって戻ってくるぐらい、最初から最後まですごい自然というか、それがすごく魅力的で。この人は多分、こういうことやるために生まれてきたんやろなっていう、その「お疲れ様でした」にすごく「はっ!」てなりましたね。

片平:初めて言われた(笑)。使い果たしたいですけどね。

松川:いやいや、使い果たしてるんやろうけど、それを見せないというか。生きるための一つというか。それがすごく見てて羨ましいなと思って。
松川ケイスケ(LACCO TOWER)、片平里菜
松川ケイスケ(LACCO TOWER)、片平里菜

―そういうところが見えるのは醍醐味ですよね。そう考えると今回は「コンサート」って感じになるのか戦いになるのか予想できないです(笑)。

松川:そこは見てる人が感じてもらえればどちらでも。

片平:曲はビシッとやりつつ、ちょっとお喋りして、ですかね。どんな感じですか?二人は。

松川:うーん、僕らはいつも通りですね。今立てって言われたら立てるぐらい(笑)。ほんとに二人でいつもの感じでやるので。バンドだとちょっと違うとこもあるんですけど、二人だと唯一それができる。さっき話した里菜ちゃんみたいになれるというか、直前まで真一の実家の和菓子屋の話してて、話しながらステージに入っていってもおかしくないぐらい自然に。お客さんは「歌」を楽しみに来てる感じの人が多いかな。だから椅子席のホールだし。全く肩に力が入ってないんですよね。前に高崎でやったときに、2曲終わった時点で40分ぐらい経ってて(笑)。演者としてどうなのかっていう日はありました。

片平:お客さん楽しいだろうなぁ。いいなぁ。私、言葉が続かないから。

松川:大丈夫大丈夫。

――今回、サブテーマはないんですか?

松川:サブテーマは僕が好きな人を呼んでるので、僕のためにコンサートを開いてもらうっていうような感じです(笑)。

――じゃあもうリスナーとして純粋に楽しめるんですね。

松川:そうなんです。里菜ちゃんの曲は、僕たまに寝るとき聴いてますから(笑)。

片平:ほんとに?

松川:そんなの本当言えないでしょ。おかしな話になるし(笑)。だからこういう対談、今回やらせてもらうのもちょっと恥ずかしいんですよ。どうでもいい先輩とやったらどうでもいいこと言えますけど。何喋ろうかなとか、変なふうに思われたらどうしようとか、そんなことを考えてましたね、お話しする前に。芸能人とか生で見たとき「うわ、本物や」って思うじゃないですか?さっき入ってきた時思いましたから(笑)。

――片平さんはLACCO TOWERの音楽をどう聴いてますか?

片平:音源以上にライブの姿を見てるから、頑張ろうとか、自分を鼓舞するときに聴く音楽っていう印象が強いです。例えば走る時とか、普段の自分から何か一つ打破しないといけないときに聴きたいって感じですね。

――今回、お互いのファンの人もお互いの音楽に出会ってほしいですね。

片平:二人の感じを吸収したいです。

松川:しなくていいです(笑)。里菜ちゃんは里菜ちゃんでいい。

片平:ちょっと面白い人になりたいんですよね。いるだけでなんか面白いこと始めそうな。真一さんとかいてるだけで面白いから。

松川:真一は見習わなくていいです(笑)。



Photo by 三輪斉史

当記事はSPICEの提供記事です。

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