池江璃花子への宇野昌磨のコメントが「よく言った!」と絶賛されるワケ

まいじつ

2019/2/13 16:01

池江璃花子
(C)まいじつ

競泳女子の池江璃花子が自身のツイッターで白血病と診断されたことを告白したニュースは、瞬く間に世界中を駆け巡った。メディアやネット上では、スポーツ界のみならず、各界から多数のコメントが寄せられた。

ほとんどが池江へのエールとなっているが、残念ながら配慮の足らないコメントも散見され、早くも非難の対象となっている。

『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)では、MCの宮根誠司が「今、18(歳)。え~、言葉にならないな」と発言しながらも、続けて「われわれも東京オリンピックで金メダルを期待してたんですけど。東京じゃなくても、次のオリンピックを目指して治療をしてほしい」などと「オリンピック」を連呼。ネット上では《オリンピックどころじゃないだろ!》《不謹慎過ぎる》と批判が殺到した。

2006年に相方の中島忠幸さんを白血病で亡くした『カンニング』の竹山は、自身のツイッターに「池江さん、絶対に治る! 絶対に治ります!」と投稿したが、病気の詳細がまだ何も明かされていないにもかかわらず感情的な声を上げたことで、「気持ちは分かるけど、無責任な発言だ」と指摘する声もある。

最悪なのは、桜田義孝オリンピック・パラリンピック担当大臣の「金メダル候補で日本が本当に期待している選手なので、がっかりしている。1人リードする選手がいるとみんなつられて全体が盛り上がるので、その盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」という発言だろう。桜田大臣はサイバーセキュリティー担当大臣も兼務していて、過去に「パソコンを使ったことがない」と発言し、物議を醸したが、あまりに配慮の欠けた発言に「呆れてものも言えない」と非難が殺到している。

安易な発言は控えるべき


一方、同じ白血病を経験した著名人からもコメントが発表されている。

2016年の4月から急性リンパ性白血病を患っていたアルビレックス新潟のDF早川史哉は「まずは、池江選手の病状がはっきりしていない現段階では、軽率な発言や憶測で判断し、メディアを通してお話するべきではないと思い、クラブを通じてコメントさせていただきます」と語り、続けて「今、SNSで『早川選手が2年、3年で復帰したから大丈夫』という話を目にしますが、それぞれの病気ですし、病気によってもそれぞれの段階があると思います。誰かと比較せずに池江選手のペースでしっかりと病気と向き合って進んでほしいのが一番の願いです」と池江を慮る発言をした。

また、1989年に急性骨髄性白血病と診断された俳優の渡辺謙は「池江璃花子さんのニュースを目にしました。僕も同じ病気を経験しました。なぜ今自分がと絶望感に苛まれているのではないかと思います。どんな状況かは分かりませんが、今の医学を信じ、自分の生命力を信じ、前を向いて焦らずにしっかり治療に専念して下さい。祈っています」とコメントしている。

「著名人はマスコミからコメントを求められるため、ついその場で思いついたことをしゃべってしまいがちですが、よく言葉を吟味しないと炎上のもとになってしまいます。フィギュアスケートの宇野昌磨は『やはり自分が一番つらいことなので、僕がそんな無知な状態で発言できるほど何も知らないし、僕はその(発言する)権利はないと思います』ときっぱりと言い切り、ネット上では『よく言った!』と称賛されました。見習ってほしいですね」(スポーツ誌記者)

多くの人が池江のことを心配しているのは確かだが、白血病の経験者や当事者しか分からないこともある。安易な発言はかえって本人を傷つけることがあるということを肝に銘じるべきだろう。

当記事はまいじつの提供記事です。

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