部下に義理チョコ強要する妖怪「チョコくれくれ上司」のやばい本性とは?

女子SPA!

2019/2/13 15:46



2月の一大イベントといえば、バレンタインデー。

最近では「本命チョコ」よりも、「自分へのご褒美チョコ」に予算をかける人が急増しているそうで、デパートのお菓子売り場で、ワンランク上の美味しいチョコを自分のために選ぶというイベントになりつつもあります。

もちろん、意中の彼のためにチョコを選ぶのも醍醐味(だいごみ)。けれども、職場の男性社員に義理チョコを渡さければいけないという気苦労を抱えている女性もたくさんいるのではないでしょうか。

◆「チョコはまだか?」催促に渡さなかったら態度を変えた部長

毎年バレンタインデーが苦痛だったと語るのは山内瑞穂さん(仮名・28歳・都内メーカー)。

「かつて働いていた職場の部長が、女性社員たちにバレンタインデーのチョコレートをくれと強要してくるタイプだったんです。

私が入社した最初のバレンタインデーは、社内の誰にもチョコを渡さなかったのですが、帰宅してから深夜に部長から『チョコはまだか?』とメールが来たんです。冗談かと思い、その翌日もチョコを用意せずに普通に出社したのですが、夜には、『明日こそチョコ待ってるよ』とメールが。

ただ、深夜にメールが来てもチョコを買いに行く暇がなくて、その翌日も渡しませんでした。するとその夜にもまだ懲りずに催促メール。

部長からのメールとはいえ、もはやバレンタインデーから数日経っているし、チョコを渡すことがそこまで重要なことだと思えなかったのでスルーしていたら、部長の私への態度があからさまに悪くなって、仕事がやりづらくなっちゃったんです。

チョコ1つ渡すだけで機嫌がよくなるのならば、と翌年のバレンタインデーからは、素直にチョコをあげるようにしました」

なぜそこまで部長が義理チョコを欲しがるのか理解ができなかった瑞穂さん。その理由は別の男性社員が教えてくれました。

◆もらったチョコの数で男性へマウンティング

「部長は、毎年女性社員からどれだけチョコをもらったかを、部下の男性社員たちにマウンティングして悦に入っていたみたいなんです。教えてくれた男性社員によると、わざわざチョコレートの値段をググって誰がいくらのチョコをくれたかランキングにして、部下に見せていたみたいで……。

以前、女性数人の連名で1つのチョコを渡したところ、1人1個にしろと怒ったこともあるみたいです」

大のおとなが、バレンタインデーにチョコをいくつもらえたかを気にするなんて、と瑞穂さんはじめ、全女性社員たちは顔をしかめつつも、不機嫌になられると面倒くさいという理由で毎年部長にチョコを渡し続けていたそうです。

「部長は、毎日定時の18時には必ず退社するのですが、バレンタインデーの日だけは全ての女性社員が自分の席へチョコレートを持ってくるまで、18時を過ぎようとも帰ろうとしませんでした。ある年のバレンタインデー、あえて終電ギリギリまでチョコを渡さないでみたのですが、しっかりと席で待っていましたね」

こんなにもバレンタインデーのチョコに固執し、女性社員たちに無言の圧力でチョコの贈与を強制してくる部長。ホワイトデーには、一体どんなお返しを用意してくれるのかといえば…。

「お返しをもらったことはありません。はじめは、チョコを集めるだけ集めておいて信じられないと思いましたが、私を含めて女性社員たちはその上司のことを気持ち悪がっていて、関与する時間を1秒でも減らしたいと思っていたので、お返しを催促するような人はいませんでしたね」

嫌いな部長にチョコを貢ぎ続けることをストレスだとは感じつつも、パワハラで訴えるなど1人で目立った行動をすれば会社での立場が悪くなってしまうと思い、なるべく波風を起こさないようにやり過ごしていたという瑞穂さん。

◆パワハラ上司はセクハラも!1人の勇気が変えた会社の意識

「部長は、時々私のデスクにやってきて、パソコンでFacebookを立ち上げるように命じて『俺の投稿にイイネ押してよ』と、言ってくるような人でした。Facebookでつながるのすら勘弁してほしかったですが、背後からイイネを押すまで見守られているので、抵抗するのがめんどうで、言われるがままに、イイネをクリックしていました。

そんなある時、1人の女性社員が、セクハラでその部長を訴えたのです。女性社員は仕事の飲み会という名目で何度も業務時間外に呼び出され、挙げ句ストーカーのようにしつこく付きまとわれていたようです。警察沙汰になったことで、部長のパワハラを野放しにしていた会社の目も厳しくなり、それを機に女性社員たちは一斉に、バレンタインデーにチョコを渡すのをやめました」

1人の女性社員の行動により、瑞穂さんの意識も変わりました。

「言われるがままにチョコを渡していたり、Facebookにイイネを押していた私の行動も、パワハラへの加担だったのかもしれないって。数年間部長にチョコを貢ぎ続けていたバレンタインデーを振り返って、おかしいと思ったら、上司であろうと、ちゃんと声をあげるべきだ、と今は反省しています」

現在、瑞穂さんは心機一転新しい会社に転職し、2月14日は、誰のためでもなく自分のために、デパートで美味しいチョコを選んで楽しんでいるそうです。

―冬に起きたトホホなエピソード―

<文/満知缶子 イラスト/角侑子>

あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ