「吃音」と「音痴」、16歳の若手女優2人が挑んだ“難役”への思い

AbemaTIMES

2019/2/13 12:30


 去年公開された映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』。言葉がスムーズに出てこない「吃音」に悩む高校生・大島志乃を演じたのは、南沙良さん(16)。一方、「音楽が好きだけど音痴」という悩みを抱える高校生・岡崎加代を演じたのは、蒔田彩珠さん(16)。南さんと蒔田さんがW主演を務めたこの映画は、公開以来全国の映画館で上映され続ける話題作となり、2人の演技も高く評価された。

初主演作から話題を集め、さらなる活躍が期待される2人に、AbemaTV『AbemaMorning』は単独インタビューをすることができた。


(南沙良さん)

映画が撮影されたのは約1年半前で、当時2人は14歳。「最初に会った時にすごく強そうな、芯が通っている人だなと思って、お芝居をしていてすごく緊張しました」(南さん)、「最初にオーディションで一緒にお芝居をしたんですけど、すごくタイミング、テンポが合うし、キャッチボールができるなと思った。沙良ちゃんが志乃役になったら絶対楽しいし、やりがいがあるなと思ったので、私はすごくうれしかった」(蒔田さん)と出会いを振り返る。


『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』  2月22日DVD&Blu-ray発売

同日、TSUTAYAにてDVDレンタル開始 発売元:カルチュア・パブリッシャーズ

(C)押見修造/太田出版 (C)2017「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会

吃音と音痴。2人は初主演作から難しい役どころを担った。南さんはこの映画で初めて吃音を知ったといい、「まずはその理解から入ろうと思って、いろんな吃音の方とお話を伺う機会をいただいたりとか、映画を観たり、小説を読んだりして理解を深めていきました」と話す。一方、ギターを猛練習したという蒔田さんは「頑張りました。加代はすごく音楽が好きで、『音痴だから音楽が嫌い』とかにはならないと思ったので。音楽に対する愛情はずっと貫き通したいと思っていました」と明かした。


撮影は、出演者・スタッフが寝食ともにする合宿形式で、およそ2週間かけて行われた。同い年の2人は撮影2日目から打ち解けられ、伸び伸びと演技に臨むことができたようだ。「もうかわいくて仕方がない感じです。溺愛しています(笑)」(蒔田さん)、「お姉ちゃんみたい」(南さん)と、撮影を通じて姉妹のように絆を深めた2人。女優としてもこの映画が必要な出会いだったと振り返る。


「2~3週間ずっと役と向き合う機会ってあまりないんですけど、女優として“新しい感覚”というか、いい経験になりました」(蒔田さん)

「撮影のときは2人とも14歳だったんですけど、その時出せるものを全部使って、必死に自分自身に寄り添ったりとか、いろんなものが自分の中で詰まっている作品。それを皆さんに評価していただけたりとか、2人で賞をもらえるのはすごくうれしいというか、素敵なことだと思いました」(南さん)

普段の語り口は穏やか、しかし感情豊かな演技を見せた南さん。今後の目標について「型にはまらない表現ができる女優さんになりたいなとずっと思っています」と話す。笑顔が絶えず表情豊かで、自分と全く異なる性格の役でも果敢に挑んだ蒔田さん。「役作りをもっと深くまで掘り下げられる女優さんになりたいなと思っています」と語った。

(蒔田彩珠さん)

女優としてさらなる飛躍が期待される2人が、成長へと大きな手応えを掴んだ映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』。DVD&Blu-rayは今月22日から発売。TSUTAYAにてDVDレンタル同日開始。

(AbemaTV/『AbemaMorning』より)

▶ 南さん蒔田さんへのインタビュー&映画の一部映像はこちら ▶ 自身も「吃音」に悩んだ経験、原作者・押見修造氏の思いとは

当記事はAbemaTIMESの提供記事です。

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