木村拓哉に必要なのは「かっこいいヒーロー」より“朝ドラのお父さん役” 「何やってもキムタク」から脱却へ?

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 木村拓哉主演の映画『マスカレード・ホテル』が、今月18日に公開された。木村はそれに先駆け、昨年末から雑誌のインタビュー、バラエティ番組など、積極的にメディア露出して宣伝している。

1月25日号の「ザテレビジョン」(KADOKAWA)は木村と映画のヒロイン役である長澤まさみが表紙を飾っており、インタビューでは映画の裏側などを語っている。

『マスカレード・ホテル』の撮影では、物語の舞台となる高級ホテルのセットが東映スタジオ内に建てられ、上質な絨毯が使用されていたそう。大勢のスタッフやエキストラが行き交い毛ボコリも立つため、木村は毎日掃除をしていたという。「素晴らしいホテルに自分たちはいるんだっていう気持ちを保ちたかった」「ピカピカの、ホコリ一つ落ちていないすごいホテルだって気分でいたかった」からだといい、差し入れとして吸引力のある掃除機を3台買ったという。いかにも“キムタク”らしいエピソードだ。

しかしもっと面白いのは、共演の長澤まさみからは「木村さんは、朝ドラのお父さん役をやるべきです」とアドバイスされたというエピソードだ。これは前号の同誌に掲載された対談で、長澤が発言したもの。

月曜~土曜の朝8時に放送されるNHK連続テレビ小説、いわゆる「朝ドラ」は、ひとりの女性の半生が描かれるのが定番で、長澤の言っている「朝ドラのお父さん役」とはヒロインの父親役のことだろう。

確かに今の木村拓哉に必要なのは、連ドラ主演や映画主演よりも「朝ドラのお父さん役」かもしれない。木村拓哉はかれこれ四半世紀に渡って、“月9”などゴールデンタイムの連続ドラマで主演を務め、カリスマ美容師、検事、パイロット、アイスホッケー選手、レーサー、武士、総理大臣、ホームレス、医師など、さまざまな役を演じてきた。今回の『マスカレード・ホテル』では、ホテルマンに扮して高級ホテルに潜入するエリート刑事だ。

“キムタク=主演”はもはや定着しており、NHKなら大河ドラマの主演はあり得ても、「朝ドラのお父さん役」には縁がなさそうに見える。朝ドラに登場するヒロインの父親には常識にとらわれない破天荒なタイプも少なくないが、「お父さん」というポジションゆえヒロインと結ばれることはまずないし、成長し自分の元を巣立っていったヒロインを陰ながら見守る立場だ。毎回登場するとは限らないし、物語の途中で病死してしまうこともある。つまり、「朝ドラのお父さん役」は、これまで木村が演じてきたような「ヒーロー」とは違う。

ここで思い出されるのが1月2日放送の『ニンゲン観察! モニタリング☆超豪華芸能人大集合! 新春3時間SP!!』(TBS系)だ。『マスカレード・ホテル』でも共演する勝地涼に「芸能界を辞めたい」と相談されるドッキリを仕掛けられた木村は、「だってやることなすことね、いろいろ叩かれるから。自分だって言われるもん。<何やったってキムタクだ>って」と心中を吐露し、反響を呼んだ。

ドッキリ自体、最初からシナリオが用意されていたのではないかと見る向きもあるが、とにかく木村拓哉は自分が世間から「何をやってもキムタク」と言われることを知っている、ということだけは、はっきりした。

その一方で、最近の木村拓哉は、プライベートでの「父親」の顔をメディアで見せるようになった。昨年5月に妻・工藤静香との次女・Kōki,(15)がモデルデビューしたが、8月にワイドショー『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)にVTR出演した木村は、Kōki,について「彼女がやってみたいっていうことは、だったらその背中を押すしかないし」など、父親としての心境を明かしていた。

また、昨年12月には、中国版Twitterといわれる「Weibo(微博)」に自身の公式アカウントを開設。既に74万人ほどフォロワーがいるが、意外にも木村の更新頻度は高めで、しかも東京タワーや美容院などプライベート関連の投稿も多い。家庭の匂いを出さない方針だったSMAP時代には考えられないことで、意識的に進化を試み、試行錯誤しているようだ。

もし、今の木村拓哉が「朝ドラのお父さん役」を演じることがあれば、「何をやってもキムタク」というイメージ脱却のいいきっかけになるのではなかろうか。

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