不老長寿の果実や恋愛、カラオケ…「100歳まで長生きできる」全国MAP

日刊大衆

2019/1/14 19:00


写真はイメージです

医学の進歩、さらに、健康意識の高まりで、『人生100年時代』へと突入したニッポン。しっかり生ききるためのヒントを紹介する!

厚生労働省が2018年7月に日本人の平均寿命を発表した。男性の平均寿命は81.09歳で、女性は87.26歳。日本人の寿命は過去最高となった。ちなみに、都道府県別の平均寿命データは5年ごとに発表されており、厚生労働省が2017年12月に発表した「2015年都道府県別平均寿命」の上位5県は下記の表の通りだ。ただ、寿命は延びたとしても、健康でなければ単純には喜べない。医療ジャーナリストの牧潤二氏が説明する。「高齢化社会となり、平均寿命に代わり、注目されているのが“健康寿命”です。これは、入院や介護に依存せず、自立した生活ができる生活期間のことで、近年、国も健康寿命を延ばすことに力を入れています」


 この健康寿命は、厚労省が3年ごとに調査している。「2018年春に発表された厚生労働省の報道資料では、健康寿命は男性が72.14歳で、女性が74.79歳。つまり、この年齢までなら、趣味や買い物なども自由に楽しめるわけです。ただ、平均寿命で計算すると、その後、男性は約9年間、女性は約12年間、病院や人の世話になる……ということになります」(健康雑誌記者)

“人生の最終章”は、ハッピーエンドでありたい。そこで本誌は、読者諸兄に「人生100年時代」を少しでも健康に楽しく過ごしてもらうべく、全国の「健康の秘訣」「自治体の取り組み」などを調べてみた。

■やはり「食」が重要。みそ汁の塩分濃度は?

 まず、やはり重要なのが「食」である。「高齢者にとって怖いのは、塩分のとりすぎです。血圧が高くなり、突然死を引き起こす心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなりますからね」(循環器専門医)

減塩対策に力を入れているのが滋賀県だ。健康推進課に頼むと、健康推進員が家庭訪問してくれ、その家のみそ汁の塩分濃度を測定してくれるという。同県の高島市健康福祉局健康推進課に話を聞くと、「17年に終了しましたが、県の委託事業として、ここ3~4年やってきました。また、今年も各種イベントで参加した市民に、用意したみそ汁を飲んでもらい、“このみそ汁は濃いですか? 薄いですか”と聞く活動をしています」とのこと。ちなみに、提供するみそ汁は塩分濃度0.8%。「これ以上だと濃すぎるんです。以前は塩分0.8%のみそ汁を飲むと“薄い”と答える市民が多かったんですが、最近は“ちょうどいい”と答える方が増えてきましたね」(前同) 市民の減塩意識が進んでいる証拠だ。

■緑茶は動脈硬化や糖尿病の予防に

 一方、摂取すればするほど長寿効果が高いといわれるのが、緑茶だ。医学博士の志賀貢氏は、こう説明する。「お茶は動脈硬化や糖尿病の予防になり、緑茶に含まれるカテキンは悪玉コレステロールを減少させる効果があるといわれています」

お茶の産地である静岡県は、お茶の生産量はもちろん、「緑茶の年間支出金額」「緑茶の年間購入数量」もダントツの1位。お茶をよく飲む人が多いのは明らかで、その賜物か、静岡県の健康寿命は毎年上位に入る。

それ以外にも興味深いのは、北海道にしか存在しないといわれるハスカップ。「主に北海道からシベリア東部にかけて分布するスイカズラ科の落葉低木で、古くから“不老長寿の果実”といわれています。道内のスーパーで生のハスカップを見かけることもめったになく、直売所で発見できればラッキーと思えるぐらい、幻の果実でもあるんです」(北海道在住のライター)

不老長寿の果実と呼ばれる所以は、カルシウム、鉄、ビタミンC、Eなどの栄養成分が他の食べ物や果実とは比べものにならないほど多く含まれているからだ。北海道に出かけた際には、観光や仕事のついでに探してみてはいかがか?

■運動も重要。若い女性の水着姿なども

 健康長寿には運動も、非常に重要である。「当然と言えば当然ですが、人間の体は動かしてこそ、機能するんです。逆に運動をしなければ、どんどん体も心も衰えるばかりです」(前出の志賀氏)

何もジムに通え、というわけではない。「普段の生活でできるだけ歩くことを心がけるんです。特に足腰を使うことは大事で、下半身がしっかりしていれば、“なんでもやれて、どこにでも行ける”という実感が湧くので、心身ともに若返り効果もあります」(前同)

たとえば広島県の尾道市は、“坂の町”で知られ、サイクリングも盛んだ。また、長野県では県看護大学が「高齢者水中運動プロジェクト」を組み、高齢者の水中トレーニングを推進しているという。「高齢者には水中運動がオススメ。陸上に比べて体への負担が少なく、捻挫や転倒のリスクも低い。それに若い女性の水着姿なんかも見られれば、目の保養にもなります(笑)」(同)

■歌って踊れば一種のスポーツ

 また、運動という意味では、「カラオケも一種のスポーツ」だと志賀氏は力説する。「歌っていると体が熱くなってきますよね。血流が良くなっている証拠で、一説ではカラオケにはランニング同様、有酸素運動的な効果があるといわれています」(同)

歌って踊るだけでも、全身運動、腹式呼吸が自然にできて体にも良いそうだ。「大阪府の泉佐野市では、2016年6月から『第一興商』の通信カラオケ装置『DKエルダーシステム』を使用しています。このシステムは高齢者向けのカラオケ曲を約4万曲も搭載。さらに、イントロ当てクイズも楽しめます」(カラオケ事情に詳しいライター) 通信カラオケ装置にも、“高齢者向け”が誕生しているのだ。

また、歌うといえば、1950~1960年代に大流行した『歌声喫茶』も、シニア世代にすれば懐かしい場所だろう。「今もなお営業している歌声喫茶は、全国的にあります。たとえば山形県にはシニア客の交流の場となっている歌声喫茶があり、童謡や叙情歌、ポップス、懐かしの歌謡曲などを合唱。和気あいあいとした雰囲気で、皆さん、お元気ですよ」(旅行雑誌ライター)

前出の志賀氏によると、人間が本来持つ本能の一つに「集団欲」というものがあり、「人間には群れを作りたがる本能が備わっています。だから大勢でいると安心するし、逆に一人では生きていけない。特に高齢者は孤独を感じると、それが強いストレスとなって心身に悪い影響を与えます」

いつまでも元気でいるためには、自ら積極的にコミュニティの場に参加すべきなのだ。「誰かと対局ができる囲碁や将棋、麻雀なんかも楽しんだほうがいいですね。指先を使って脳も刺激されるので、ボケ防止になります」(前同)

■ギャンブルで元気に!

 ハマりすぎには注意だが、ギャンブルもたしなむ程度なら悪くない。「埼玉県と福岡県は公営ギャンブルが、すべてそろっています。高齢者のギャンブラーも多く、それこそ20代、30代の男性に混じって大声を張り上げて夢中になっている姿を見ると、本当に若くて元気だなぁと思います」(競馬雑誌編集者)

■シニア向け合コン

 そんな若返りの効果で、最も効果的といわれるのが、やはり恋愛だ。

「男は何歳になっても、イイ女を見ると、“この女を妊娠させてやろう!”という本能が目覚めるんだよ。俺は、これを持ち続けることが一番の健康の秘訣だと思うね」と語るのは体験漫画家の成田アキラ氏。現在73歳ながら、今もさまざまな願望を持つ女性からの依頼をこなしている達人だ。

「恋愛を楽しむべきだね。最近、シニア層限定の合コンなんかもあるんだよ。パートナーがいなければ、そういう場所で女と接してパワーをもらう。俺なんか、女の匂いを嗅いでいるだけで、脳も体も若返ってくる気分だよ」(成田氏)

栃木県宇都宮市では「シニア向けの街コン」が開催されたり、鳥取市では少子化対策として「婚活サポートセンター」を設立したところ、高齢者の参加も少なくないという。

もう俺はジジイだから、といって遠慮することはない。新元号になろうと、100歳まで生きて“生涯、現役”! そんな元気な男たちが日本全国に増えていけば、明るい時代になるに違いない。

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