成熟した心を手に入れる。「心の知能指数(EQ)」を高める方法


スクールスマート、ストリートスマート、ビジネススマート…世の中にはさまざまな「スマート」がありますが、ともすると忘れられがちなのが、フィーリングスマート、つまり「心の知能指数(EQ)」です。

感情を読み取ったり表現したりするこの能力は、物事を批判的に考える能力と同じように、開発することができます。

能力を少しずつ高めるための訓練は例外なく、その訓練に打ち込むことを必要とします。EQを高める訓練もその1つです。

ライターのJustin Bariso氏は「Inc.com」の記事の中で、彼の新著『EQ Applied: The Real-World Guide to Emotional Intelligence(EQ応用編:心の知能指数のリアルワールド・ガイド)』を紹介しています

この本には、1日わずか数分で、かつ継続して実践できる「EQを高めるためのヒント」がたくさん紹介されているのですが、これらのヒントは、自分の気持ちと他者の気持ちを理解するための最初の基礎となるものです。

まずは、成熟した心を手に入れて、その必要性を認識しなければなりません。

内側に目を向ける


Bariso氏のアドバイスの多くは「内省」を中心としていますが、これはもっともな話です。もしあなたが、人から異議を唱えられるとすぐに怒ったり泣いたりするというレッテルを貼られているのであれば、それは問題です。

そのような人が示す過剰な情緒反応は、まったく別の問題に関係している可能性があるので、それを掘り下げる必要があります。

どこから始めれば良いのかわからない人のために、Bariso氏は出発点として、次の質問を自分に投げかけることを提案しています。

私の気分は、私自身の思考や判断にどのような影響を及ぼしているか?

自分のコミュニケーション・スタイルと、それがほかの人に与える影響を、どのように説明するか?

私をイラつかせるのは、他人のどんな特徴か? それはなぜか?

自分が間違っている時、それを認めることに難しさを感じるか? それはなぜか?

私の長所は何か? 短所は何か?

人に対して理性を失ってしまったり、カッとしてしまったりした時は、(相手に謝ったあとで)自分にその理由を問いただす大切な機会です。罪を人になすりつけるのではなく、何が自分をそうさせたのかを考えてみましょう。

「次にこうなった時に、自分にどんな言葉をかければ、もっと明晰に物事を考えるのに役立つだろうか?」と自問すれば、次に情緒不安定になった時の対応を向上させることができます。

最後に、批判されて動揺している時は、少しの間、その批判を感情から切り離してみましょう。そして「個人的な感情を脇に置くと、こうした別の見方から何を学べるだろうか?」と考えてみましょう。

称賛に対しても、受け入れた後、同じようにアプローチできます。何がうまくいったのか、どうすればこうした良い結果をさらに生み出せるのかを考えてみましょう。

こうしたすべては、あなた自身の心の奥底で、あるいは場合によってはセラピストを相手にして行われます。

こうすることで、外界に対して反応し、あとで後悔するような結果を招くことなく、安心して難しい感情を掘り下げることがきます。

とにかく訓練あるのみ


ただし、あなたが自分の日々の行動を変える努力をしなければ、この内省もあまり大きな意味を持たないでしょう。感情がわきあがってくるのを感じたら、とにかく「一時停止」してみることです。

少し散歩したり、考えるための時間を相手に求めたりして、反応する前に処理するための時間を自分に与えるのです。次の3つの質問を自分に投げかけてみるのも良いでしょう。

これを言う必要はあるのか?

これを「私が」言う必要はあるのか?

これを「私が」「今」言う必要はあるのか?

共感力を訓練することも、EQの向上には欠かせません。人から心の内を打ち明けられたら、それをはねつけるのではなく、自分も同じような気持ちを抱いていた時のことを考えてみましょう。

その時、ほかの人にどんな反応を望んでいたのかを思い出してみましょう。

また、自分のまわりにいる人たちのことを、困惑させられた時ではなく、自分の人生にプラスの効果をもたらしてくれた時のことを思い返しながら、その人の良いところを時間をかけて評価してみましょう。

1カ月間、週に20分を確保して、自分にとって大切な人の「良いところ」をじっくりと考えてみましょう。

その大切な人とは、配偶者(あるいは家族のほかの誰か)の場合もあれば、友人やビジネスパートナー、同僚の場合もあります。

次に、少し時間を取って、その人に短い手紙を書くなり、電話をかけるなり、直接会いに行くなりしましょう。

その人にいつも助けられているということや、あなたがその人のどんなところを評価しているのかを、本人にはっきりと伝えましょう。ほかの話題や問題点などには触れず、ひたすら愛を示しましょう。

最後に、相手に謝ったり、相手からの謝罪を受け入れたりできるようになれば、スター・ウォーズ』シリーズに登場するジェダイの境地を手に入れたも同然です。

人を許すことができる自分を目指して、小さいステップを重ねながら、少しずつ成長していきましょう。

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Image: Pexels

Source: Inc.com

Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文

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