【海老蔵、勸玄くん会見4】海老蔵願う「もっと歌舞伎を見ていただきたい」

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が14日、東京・歌舞伎座で会見を開き、十三代目市川團十郎白猿(はくえん)を襲名することを発表した。同時に、長男の堀越勸玄(かんげん)くん(5)が八代目市川新之助を名乗り、初舞台を踏む。襲名披露興行、初舞台は来年2020年5月~7月の東京・歌舞伎座を皮切りに全国各地で行われる。

 会見での一問一答は以下の通り

 ――日本語が分からない人に歌舞伎の楽しさを教えるには?

 海老蔵「歌舞伎というのは、何といっても見た目の色彩の豊富さ、豊かさというのは、ほかの国々にも劣らぬ文化ではないのかなと思います。もちろん言葉が分かると、例えば判官びいきですとか、忠臣蔵の精神ですとか、本音と建前ですとか、さまざまございます。言葉が分からないと細かいニュアンスが伝わらない部分がございまして海外公演行く時はそこは大変苦労するところでございますが、やはり日本の文化、日本らしさというものを肌で感じていただいて、そこでご覧になった外国人の方々が、あれはなんなのかというふうに質問された時にそばにいる日本人が明快な答えをもっていることが非常に理想的だなと思う。まずは見ていただいて何かを感じていただいて、横にいる日本人の方に質問していただいて素晴らしい答えがくることが一番望ましいなと思っております」

 ――ということは日本人がもっと歌舞伎を分からないといけないということ?

 海老蔵「もっと歌舞伎を見ていただきたいですね。やはり1億2000万人の方々の中で歌舞伎をご覧になったことがある方というのは比較的少数でございます。ですから日本の文化でございますので、できれば見たことないという方は一度歌舞伎座の方へ、もしくは今も新橋演舞場や国立劇場、また浅草公会堂、大阪では松竹座で歌舞伎をやっておりますのでぜひ行ってみてください」

 ――團十郎襲名が決まった時に父や祖父にどう報告した?

 海老蔵「一番伝えたい人物は2人いまして、父と麻央です。この伝えたい人物にじかに伝えられないというのは私にとっては非常に大きなことでございます。お墓参り、そしてきょうも出かける前に妻に手を合わせて、そういう日が来たよと」

 ――襲名興行で三部制が多い。これは海老蔵さんの考えか?

 海老蔵「地方公演に関して申し上げますと、どうしても子供たちと離れる時間が多くなってしまいます。娘もいますし、息子もいます。新之助襲名は東京ということですので、ちょっと1カ月以上東京を離れることが続くことは非常に環境的に難しいということをご相談させていただいた上で、お考えいただいたことの結果がこのような形かなというところでございます」

――襲名披露の演目がこれまでの襲名披露と違う演目になる可能性は?

 海老蔵「おそらくございません。やはり市川團十郎という名跡でございますので、日本の伝統文化というものを継承するということが第一の目標での襲名披露興行でございますので基本的には古典というものを中心としてまいります。もちろん襲名した後に、気が早い話かもしれませんけれども、新しいことに挑戦していくということを忘れてはいけないという気持ちもございますので、そういった別の興行ではこういったことをまた試みることもあるかと思いますが、襲名披露興行ということはやはり市川家として歌舞伎十八番や新歌舞伎十八番、また父、祖父が得意としていたもの、九代目團十郎、七代目團十郎が得意としていたもの、二代目がやっていたものを継承していくというご披露の場になるかなと思っています」

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