<いだてん>田口トモロヲ、演技初挑戦の子役に「『お芝居お上手!』ってほめられました」

ザテレビジョン

2019/1/14 06:00

1月6日からスタートした中村勘九郎と阿部サダヲが主演を務める大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)に田口トモロヲが出演している。

宮藤官九郎のオリジナル脚本で、日本とオリンピックの歴史を描く本作。田口が演じるのは、1912年に日本で初めてオリンピックに出場することになる前半の主人公・金栗四三(勘九郎)の父・金栗信彦だ。

熊本・玉名の山村で代々、酒蔵を営んでいた信彦は、胃が弱く、床に伏せがち。しかし妻・シエ(宮崎美子)との間には7人の子どもがおり、家計はかなり苦しい状況だった。

1月13日に放送された第2回では、そんな信彦が、きょうだいの中でも特に病弱だった5歳の四三(久野倫太郎)を丈夫にしようと、嘉納治五郎(役所広司)に会いに熊本の街へと向かうシーンが描かれた。

幼い四三が少しだけ成長する様子が繊細に表現されていた同シーン、田口と2人っきりで演技をしていた久野は、熊本で行われたオーディションで抜擢された子役で、演技初挑戦だったという。

そんな久野との撮影を、田口はどのように感じたのか、インタビューで聞いた。

――出演のオファーがあったときにはどのように思いましたか?

宮藤さんの脚本なので、「やらなければ!」と思いました。僕が映画の初監督をした時に、宮藤さんが素敵な脚本を書いてくれたんです。恩を感じていますので、ぜひ出演させていただこうと思いました。

――では、宮藤さんの脚本を読んでみていかがですか。

面白いですね。躍動感があってさすがだと思いました。明治と昭和という時代を縦横無尽に行ったり来たりして、その発想自体が面白いし、構成力がすごい。読んでいてワクワクさせてくれる台本です。

■ 倫太郎くんから「お芝居お上手!」ってほめられました。二回も(笑)

――熊本で、5歳の四三を演じた子役の久野倫太郎くんと一緒のシーンでクランクインされたそうですね。

倫太郎くんはオーディションで選ばれた演技初挑戦の子なので、「もしかしたら、撮影には時間がかかるかもしれませんが、お付き合いください」と監督から言われました。

倫太郎くんの生の反応や感情を撮影したいという監督の狙いがあって、僕は普通の台本をいただいていたんですが、倫太郎くんには筋書きだけが伝えられている状態でした。撮影はすごく面白かったですね。

2人でお芝居をした後に、倫太郎くんから「お芝居お上手!」ってほめられました。二回も(笑)。これで僕はしばらくこの仕事続けてられるなって勇気をもらえました(笑)。

――それは倫太郎くんは大物になりそうな予感がしますね(笑)。

倫太郎くんの言葉は本当に力になりました。周りのスタッフさんにもすぐに報告して、そしたらみんなも「やったね!」って言ってくれましたよ(笑)。

――撮影はかなりの雨だったそうですね。

はい。それに「撮影大丈夫か?」って思うほどの山道だったので、かなりハードでした。

四三役の倫太郎くんに、実際に険しい山道を体験させて、そのリアルな表情なり感情を撮りたいという監督の意図があったと思うんです。でも年寄り的にはきつかったです(笑)。

――2人の演技で特に意識したのはどんなところでしたか?

倫太郎くんが相手役のときは、実際の子どもに接するように、分かりやすくというのは心がけました。

実際に、子どもに対して親が交流をする時って、親の方が分かりやすく噛み砕いて指示を出したりするじゃないですか。そういうふうに話すことを心がけました。

――なかなかない撮影手法だったと思いますが、いかがでしたか?

倫太郎くんとの共演は新鮮でした。プロの人だと、演技の間を埋めようとして言葉を発するんです。でも倫太郎くんは何もしない。驚いたときも、驚いたまんまで何もできないんですよね。それが本物だなと思いました。

間を開けても平気っていう、欲のない感じがすごくいいなと思いました。

――田口さんは、アドリブで何かを返したりしたんですか?

それはやらないようにしました。嘘を返してはいけないって思ったんです。監督からの指示は出てくるのでもちろんそれはやりましたけど。

この作品は、3カメラで撮影していて、素材も豊富ですごくいいところを構成してくれる作品になると思うので、仕上がりが楽しみです。いい倫太郎くんの表情が撮れているんじゃないでしょうか。

子どもと動物の存在は表情が勝負だったりしますから、その表情にプロの大人が失ってしまったものを見い出してグッとくるんですよね。

■ “寝たきりコミュニケーション”なんですよね

――四三の他にも、妻役のシエ(宮崎美子)など、家族と一緒にいるシーンはどのように演じましたか?

僕ね、ほぼ寝たきりなので、“寝たきりコミュニケーション”なんですよね。奥さんの宮崎美子さんにも介護されているような状態で、僕から何かを言ったり発信することがないんです。

NHKなので“病弱子だくさん”に関しては深くは触れないようにしたほうがいいですかね? そこはまあ感じていただきたいと思います(笑)。

子どものことは愛しているけれど、病弱だからちゃんと面倒をみることはできなかった。それが彼にとっても無念だったんじゃないでしょうか。

――信彦を演じる上での役作りはどのようにしましたか?

これからたくさんの方々が出てくるので、僕は物語の導入部分のワンポイントだと思っています。

だから、素直に脚本に書かれているように、現場で生まれるユーモアがあれば、それを活かしていきたいと考えて演じていました。

――スタートダッシュを担う、大事なポジションですね!

そんなプレッシャーを与えないで…そんな大きな役じゃありませんから(笑)。

本当にきちんと読んだ通り読んだ分量をこなして、宮藤さんの期待に応える。登場人物の一人として全うしたいなと思っていたので、そんなに大袈裟にしないで(笑)。

――映画監督としても活躍されている田口さんから見て、大河ドラマの現場はどのようなものに感じるんでしょうか。

大河は拘束時間が長いじゃないですか。長期間、テンションを維持して演じるっていうのは、俳優としても大変な撮影だと思うんです。

だから、現場の全員がテンションとモチベーションを保ちながら完走できるかっていう試練を、どのように乗り越えているのかということは、俳優ならみんなが興味あることだと思いますし、僕も興味あります。(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/175506/

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