10年で6回転職、年収も上がらないまま40代に。敗因は?

日刊SPA!

2019/1/13 15:53



バブル崩壊後の’93~’05年の就職氷河期に社会に放り出され、その後のキャリア形成期にデフレとなり、給料が上がらないまま36~48歳の中年になったロスジェネ世代。就職、結婚、資産形成など人生におけるさまざまな局面で辛酸を舐め続けたロスジェネ中年たちは今、新たな問題に直面している。およそ2000万人いるといわれる、社会が生み出した「ロスジェネ中年」に救いはあるのか。そのリアルに迫る!

◆リベンジを狙い転職をするも給与は20代から横ばいのまま

厚生労働省が発表した「平成28年雇用動向調査」によると35~39歳の男性における転職率は7.5%、40~44歳は6.0%。少ない数字に見えるが、キャリア・カウンセラーの錦戸かおり氏は「ロスジェネの中には、より良い条件を求めて、転職を繰り返し、漂流する人も多い」と語る。

通販会社でマーケティングを担当している窪内誠さん(仮名・42歳)も、この10年で6回も転職している漂流型の一人だ。

「やっぱり就職氷河期で、第一希望の会社に入れなかったことが大きいと思います。好景気になったから、『俺はもっといい会社に行けるはずなんだ!』というリベンジの気持ちが強い。でも、なかなか大企業は相手にしてくれず、結局は“未来”がありそうなベンチャーを転々。給料はなかなか上がらないんですよ……」

そう言う窪内さんの年収は、40代の平均賃金を下回る400万円。20代からほぼ横ばいで、リベンジは失敗続きだ。この原因を錦戸氏は次のように分析する。

「中小企業はどこも人手不足で雇ってはくれますが、勤続年数が給与に反映される会社が多く、それが短ければ当然賃金は伸び悩みます。また、転職続きでは、“地力”があっても力が十分発揮できる前に予想以上の低評価を受けてまた転職……というのもロスジェネ世代でよくあるケースといえるでしょう」

リベンジを狙うほどに、負け続けてしまうスパイラル。抜け出すことは、容易ではない。

― ロスジェネ中年の絶望 ―

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