井浦新、阪神大震災復興のシンボルを訪問「重要さを感じ取れた」


俳優の井浦新が12日、神戸市中央区の東遊園地内に設置されている復興のシンボル「1.17希望の灯り」と「慰霊と復興のモニュメント」を訪問した。

これは井浦が、阪神・淡路大震災で崩壊したJR六甲道駅の復旧に挑む工事の指揮官・高倉昭を演じる、実話をもとにした『カンテレ開局60周年特別ドラマ BRIDGE はじまりは1995.1.17 神戸』(カンテレ・フジテレビ系、15日21:00~23:18)に主演していることから実施したもの。「1.17希望の灯り」と「慰霊と復興のモニュメント」は、阪神・淡路大震災の犠牲者を慰霊し、復興への希望を伝えるため、2000年1月に建設された。

まず、「希望の灯り」の前で、NPO法人阪神淡路大震災「1.17希望の灯り」(HANDS)の藤本真一理事長から「1月17日には、この灯りを分灯し、竹灯籠を立てて犠牲者への祈りを捧げます。HANDSでは、震災を知らない世代へ語り継ぐこと、神戸の経験を次に生かすことを使命として活動に取り組んでいます」と説明を受け、井浦は「こうして日常の中に、子供たちが遊んでいる公園に、象徴になるものとして、この灯りが目に見える形で灯っていると、時間が経っても忘れないですし、震災後に生まれた若者たちにとっても学ぶきっかけになっていていいですね」と印象を述べた。

一方の「慰霊と復興のモニュメント」では、「あの日、あの時を忘れないように」と、現時点で5,012人の犠牲者の名前が掲示されており、いまも年に数人ずつ増えているという。藤本理事長は「実は昨年、この銘板に傷がつけらていたんです。この場所がどういう場所なのか分かっていればきっとそんなことできないはず。震災を知らない若い世代にもっとしっかりと語り継いでいきたいと思いました」と話すと、井浦は感慨深げにうなずいて聞き入っていた。

震災復興のメッセージを伝える地を訪れ、井浦は「1人ひとりのお名前をみて、阪神・淡路大震災がどれだけ大きな出来事だったのかと、改めて感じました。阪神・淡路大震災を未来に伝えるために、この場所が重要な場所なんだなと、今日ここに来ることによって、感じ取れました」と感想をコメント。今回のドラマについては「当たり前にある“日常”がどれだけ幸せで輝いているものか、というのが強く伝わるドラマだと思います。日常を取り戻すために、命がけで立て直した人たちがいる。肩を寄せ合って一生懸命に生きて、創っていくという人間の力強さや使命感、生命感を伝えられると思います」と紹介した。

そして、「震災から24年というタイミングですが、23年でも、25年でも伝え続けたいですし、平成最後の年に、関西のテレビ局がちゃんと震災と向き合って制作している。僕は阪神・淡路大震災を経験していませんが、この作品には関西出身の方もたくさんいらっしゃり、当時の体験を現場で聞くこともでき、役を通して、当時そこにいた人たちの様々な思いを想像しながら最大限の芝居をもってやっていくことに集中しました。現代の若者たちが知らない震災に対して、どう向き合っていくか、という姿も描いているので、僕としても、若者がこのドラマを見て何を感じてもらえるのか、というのは興味があります。たくさんのメッセージを感じていただきたいです」と呼びかけた。

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