誰もが知る経営者やスポーツ選手たちも?札束が飛び交う「ギャラ飲み」で生計を立てる”港区女子”

AbemaTIMES

2019/1/12 15:04


 「六本木で上場企業の社長さんたちと新年会します。お年玉プレゼントもありますよー」

「今から西麻布で飲める子、連絡くださいー!年商100億円超えの経営者しかいません」

これは、とあるLINEグループに投稿された、金銭(ギャラ)がもらえる飲み会「ギャラ飲み」への参加を呼びかけるメッセージだ。「タクシー代」として数十万円の現金が飛び交うこともあるといい、メディアも注目するようになっている。フリーライターの亀山早苗氏によると、「現代では経済格差が広がっているため、カネを払ってでも女性を呼びたい男と“かわいい”が得をすることが分かっている若い女子たちがおカネのために参加するため、マッチングが成立する。ギャラ飲みは今の時代を象徴している」のだという。


■「クルージングで海へ現金札束をばらまく」
 「10万円もらえるクルージングなう」「今日はギャラ飲み5件主催、夜まで寝よう」「W杯代表選手と飲みたいひと連絡ください」。これは普段は大学生をしながら"ギャラ飲み会の女王"として君臨する有名"港区女子"の投稿だ。日頃付き合いのある経営者たちへの配慮から、顔を出さないことを条件に取材に応じてくれた。

 「サラリーマンはゼロに近い。ほとんど経営者しかいないし、レアル・マドリードの選手とも。今日は普通に国会議員と」「気が合えば、後日デートとか」と明かす彼女の口からは、世界に名だたる某経営者をはじめ、誰もが知っている名前が次々と飛び出した。そのラインナップに、取材スタッフも驚きを隠せない。

そんな不景気とは無縁のギャラ飲みでは、一晩で1億円ものお金が使われることもあるといい、「クルージングに行って、お金を(海に)ばら撒いた。100万円は軽く超えてた。何か盛り上がってバーっと。帽子とかも意味なく捨てた」と振り返る。ギャラ飲みを毎日開催するため、街で声を掛けたり、ネットでアプローチするなどして、日夜かわいい参加者をスカウトすることにも余念が無い。

■「労働集約型の働き方。若いうちに稼いでおく」
 そんなギャラ飲みをセッティングしてくれるマッチングアプリまで登場している。たとえば「Pato」では、キャスト(女性)をランク付けしており、「スタンダード」は30分2500円~、「VIP」は5000円~、「ロイヤルVIP」は12500円~となっている。男性側は予算や状況に合ったオーダーをし、女性側は案件の中から好きなものを選んでマッチングするのだ。

 運営する株式会社キネカのコミュニティマネージャー・和久田健介氏によると、最短で30分後にはギャラ飲みがスタートできるといい、「キャバクラやラウンジ疲れしている男性、"プロ感"が嫌で利用している男性が多い。女性のユーザーには、看護師や学校の先生、保育士さん、学生さんもいる」と話す。

 「飲み会後に男性が付ける評価で5つ星が何個もつくと、ランクが上がる」「月によって違うが、コンスタントに100万円以上は稼げている」と話すのが、元システムエンジニアのユカリさん(23)。「Pato」のランクは「VIP」で、今はギャラ飲みだけで生計を立てている。

多い時は1晩で7件のギャラ飲みに参加する。「飲むのが好きなので、そんなに苦に思わない。自分に使える資本があるなら、活かしていけばいいと思う。しかも年齢的に限りのある仕事なので、若いうちに稼いでおいて、それを何かの資金にする。ギャラ飲みは労働集約型の働き方なので、寝ている間にいくら稼げるのかが勝負だと思っている。肩を組まれたりすることはあるが、最終的にセックスをすることはない。ちゃんと稼いでいる、しっかりしている方が多い。でも、港区に多い、20代の若いIT企業の経営者の方々は女の子にテキーラをバンバン飲ませる。そういうのはちょっと辛い」。

  この日はすでに3件の予約が入っており、IT企業役員の男性(30)がセッティングしたギャラ飲みに同行させてもらうと、開始早々、現場は大盛り上がりで、グラスが次々と空いていった。男性は「キャバクラはもう飽きてしまった。プロが接客してくる感じがあまり面白くないと思って。最近流行っているギャラ飲みでこの辺の女子大生とか、色々な人が来てくれるので、一期一会で面白いなと」と明かした。

 ここでのユカリさんのギャラは1時間2万円だ。ユカリさんは「コカレロをめっちゃ飲まされた。この後もギャラ飲みが入っている」と、ほろ酔いの体で話す。この日、一晩で稼いだ額は8万円だった。

 今後についてユカリさんは「経営者になって、今飲んでいる相手ぐらい稼げるようになりたい」と話した。

■メディアに取り上げられたことで変化も
 かつてギャラ飲みを主催していたこともあるというエバンジェリストのマドカ・ジャスミンさんは「お金をもらって飲むことに悩む女の子も多いが、女子大生の場合は限られた学生時代をいかに数字に変えるかという考え方をする子もいるし、転職活動に使っている子、ギャラ飲みをきっかけにステップアップしている子もいる。本命の彼氏はちゃんといたりするし、就職を機に港区に来なくなる子もいる」と話す。

 また、メディア報道を機に、変化も起こりつつあるのだという。「2,3年前までは銀座コリドー街が熱く、官僚や商社マンの方々もいたが、最近では自称大手企業みたいなナンパ師が増えて、質も落ちてきた。"港区女子"も、元々の港区で生まれ育ったセレブリティというような意味だったが、最近ではただ港区で飲み歩いている女の子のことを言う」。

 この話を聞いていた司会進行の小川彩佳アナは、スタジオのあるテレビ朝日が港区六本木ということを踏まえ「ここで一番長く時間を過ごしている私は完全に"港区女子"ですね」と苦笑していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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