予算は10分の1、過激シーンはムリ? 『24』日本版リメークに立ちはだかる数々の難題

日刊サイゾー

2019/1/11 23:00


 世界的に大ヒットとなったアメリカのテレビドラマ『24 -TWENTY FOUR-』が、『24 Japan』として日本でリメークされることが明らかになった。テレビ朝日開局60周年記念番組として2020年度にテレビ朝日で放送されるという。

オリジナル版では、テロと戦う捜査官ジャック・バウワーを主人公とし、24時間に起きた出来事を1時間ごとに区切り、全24話で描くというスタイル。日本版でも同様のフォーマットを踏襲し、日本初の女性総理が誕生するまでの24時間に巻き起こるテロとの戦いを描いていくという。

有名ドラマの日本版リメークということで注目が集まるところだが、一方で不安の声も多いようだ。テレビ局関係者は話す。

「まず、単純に制作費の問題です。海外ドラマは一般的に1話あたり1億~3億円くらいの制作費だといわれていますが、日本のドラマは精々2,000万~4,000万円くらい。10倍ほどの差があるわけで、日本のテレビドラマでオリジナル版のような派手なアクションシーンなんかを作るのは相当難しい。リメークしたはいいけど、蓋を開けてみたら、会話シーンばかりで、アクションはたいしたことなかった……なんてことにならなければいいんですが」(以下同)

また、テロとの戦いを描くという内容についても難しい点がありそうだ。

「オリジナル版の『24』では、とにかく簡単に人が死ぬ。主人公であるジャック・バウワーは容赦なくテロリストを殺していくし、テロリストの方も罪のない人をどんどん殺していく。敵も味方も“目的遂行のためなら殺人もいとわない”というのが、『24』の世界なんです。同じような描写を日本のドラマでできるのかというのは甚だ疑問です。最近ではコンプライアンスの問題もあるし、過激な描写にクレームが入ることも少なくない。かなり生ぬるいドラマになりかねないのでは」

全24話という点も懸念材料になっている。

「日本のドラマは3カ月1クールで終わるのが基本。俳優のスケジュールも基本的には3カ月をサイクルに回ることが多い。でも、『24』は全24話の2クールになるので、キャストのスケジュールを半年分押さえなければならないことになります。たくさんのドラマや映画を掛け持ちしているような売れっ子だと、半年も1つの作品にかかりっきりにもなれないので、キャスティングは難しいと思います。しかも、ネットでの番組配信企画もあるようなので、ネットNGが基本のジャニーズ系は出られないはずですし、いわゆる“数字を持っている俳優”を引っ張り出してくるのが、大きな課題でしょう」

実現までにはいくつもの難関が待ち構えている『24』の日本版リメーク。企画倒れにならないことを願うばかりだ。

当記事は日刊サイゾーの提供記事です。

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