男性と出会えると噂の「恵比寿横丁」に女2人で初潜入してきた → LINE交換に成功するが…



恵比寿横丁というところへ行けばなぜか異性との出会いがあるらしい。その噂は私の住む文京区の閑静な住宅街にまで轟(とどろ)いていた。

国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、20代男性の約4割が性交渉未経験だという昨今の我が国。2017年の出生率は過去最少を更新したそうだ。ちなみに過去には、日本人の年間性交渉回数が世界平均の半分以下という調査結果もあったらしい。

……さとり世代とか草食系とか、詳しくは知らない。ただともかく、待っているだけで彼氏ができる可能性が低そうだということは分かった。ならば行ってみるしかない。行けばわかるさ。いざ恵比寿へ……。

実は私は恵比寿に行くのが初めてなのである。なぜなら単純に行く用事がないことと、何より恵比寿というところは読モやパリピをはじめとしたイケてる若者が集まる街というイメージがあって怖かったのだ。

実際、恵比寿駅の西口に降りるとその行き交う人の多さ、そこはかとなく漂うオシャレな雰囲気に圧倒され、早くも文京区に帰りたくなった。

恵比寿に住んでいる友人が同行してくれたおかげで、逃げずに恵比寿横丁へたどり着くことができた。入り口は周りの店舗と同じ広さなので、何も知らないと普通の居酒屋に見える。その中が横丁のつくりになっていて、20軒近くの店が軒を連ねているのだ。

恵比寿に住む友人いわく、10年ほど前の恵比寿横丁はいたって普通の横丁で、地元の人が通ったり、ときに芸能人がお忍びで立ち寄るような場所だった。それがいつの間にか「出会えることで有名」なスポットへ変化していったのだそう。

何者かが狙ってこうなったのか、自然発生的なものだったのか気になるところだ。

意を決して扉を開ければそこは立錐(りっすい)の余地もなく、所狭しと男女がひしめき合うカオスな空間であった。

店と店の間にいちおう仕切りはあるものの、どの店も扉のないオープンなつくりで、通路を歩けば横丁内にいる全ての客の顔が見える席の配置になっている。このとき横丁内にいた客の数は何百人になるだろう……ほぼ全てが男女混合のグループだ。もはや店側も把握できていないんじゃないかと思われるほどの大混雑ぶりである。

・恵比寿横丁の歩き方
どこの店にしようかと通路を進んでいると、「うちの席にいらっしゃいませんか」と男性客から声がかかることがある。気が合いそうなら隣に座る。話がはずめば仲良くなることだって当然あるよね?

……と、いう流れが恵比寿横丁の基本的な利用方法であり、「出会える」といわれている理由のようだ。

ここで注意したいのが、よく見るとあちこちの店には「ナンパ禁止」と大きく書かれた張り紙がある。恵比寿横丁で行われていることはあくまでも「相席」であって、しつこいナンパ行為などがあった場合は退店させられる可能性もあるとのこと。節度を守って利用しよう!

・朝まで営業している
明らかに読モでもパリピでもない我々にも、ありがたいことに何組かの男性グループからお声がかかった。まんざらでもない気分になる。

が、相席しようにも立ち飲みするスペースもないほどの大混雑にやむなく退散。20時というゴールデンタイムなうえに、この日はクリスマス直前であった。駆け込みでパートナーを探そうと目論む人で特に賑わっていたのかもしれない。

恵比寿横丁は朝まで営業しているとのことなので、別の店で時間をつぶして23時頃に出直してみた。すると多少空席ができていて着席成功!

そしたらすぐに、2人組の男性が声をかけてくれた。「ありがたい」と手を合わせるような気持ちで相席を快諾する。

・普通のサラリーマンが多い
大阪から出張で来ているという2人は28歳で、誰もが知ってる大手メーカーの社員とのこと。「一度ここへ来てみたかった」と言っていたから、出会える噂は関西にまで広まっているようだ。

乾杯するとすぐに年齢を聞かれたので、素直に30代だと答える。すると「見えない! 年下かと思った」と嬉しいことを言ってくれたが、自信のない我々は「若い子がいいんでしょ~?」などと非常にオバサンくさい会話を展開してしまったことを後から反省した。

終電で帰るという彼らは「LINEグループを作りましょう」と申し出てくれて、開始30分で早くも連絡先を2つゲットすることに成功。

彼らが去るとすぐに別の男性2人組が声をかけてくれたので、「どうぞどうぞ」と再び相席スタート。こんなトントン拍子でいいんだろうか。

28歳と30歳だという彼らは都内の営業職で、これまた恵比寿横丁は初めてだという。乾杯するとまたも即座に年齢をきかれたので、先ほどの教訓をいかして「30代ですけど何か?」という態度をとってみる。でもこれはこれで謙虚さが足りなかったかなと後から反省した。

30歳のほうの男性と、友人がちょっといい感じになっていてうらやましかった……っ!

・噂はまことであった
深夜2時。慣れない社交場に疲れたのか、眠気がピークに達したのでこの日はここで帰宅することにした。

恵比寿横丁はまだまだ賑わっている。この日の体感では、時間が遅くなるにつれて客の年齢層が若干上がっていくように感じられた。20代が中心ではあるが、40~50代の女性もいる。早い時間は混雑しているので、初心者は遅めの時間を狙うのがオススメだ。

「出会えるスポット」と聞くと、なんだか危なそうなイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし実際に足を運んでみると、「よぅよぅ姉ちゃん」とか「イエーイ! フゥー!」といったノリの人たちは皆無であった。少なくとも、私が目にした範囲では。この日出会った男性方だって、ここ以外の場所ではむやみに女性に声をかけるような人種ではなさそうである。

ストーカーやセクハラなどの問題が叫ばれるようになった現在は、昔に比べると異性にアプローチしづらく、結果として出会いの機会は少なくなっているのかもしれない。それでも本当はみんな恋人がほしいと思っているのである。恵比寿横丁の賑わいは、そういった需要のもとに成り立っているのではないだろうか。

結論 → 恵比寿横丁は全然怖くなかったし、通っていればそのうち彼氏ができる可能性は高い気がする。

・3週間後
この記事を書くにあたって、男性側の見解をきけないかと思い3週間ぶりにあの日交換したLINEグループを開いてみた。すると……

男性2人はすでにグループから抜けており、いつのまにか友人と私2人だけのグループになっていた……!!

自分が連絡しなかったにもかかわらず、こうなってみるとフラれたような気持ちになって悲しかった。「私マメじゃないから」とか言い訳している場合ではない。なれよ、マメに!

出会いは恵比寿横丁が提供してくれるかもしれないが、その出会いを恋に変えるのは自分自身なのである。こういった経験を教訓にして、頑張っていこうと思う。彼氏ができるその日まで……。

参照元:国立社会保障・人口問題研究所厚生労働省産経ニュース
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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