急な来客時のカンタン料理は? 料理研究家が語る“おもてなし”の秘訣

TOKYO FM+

2019/1/10 18:00

ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らう「三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~」。今回は、パーソナリティの田中麗奈が、料理研究家の行正り香さんを迎え、お話を伺いました。


左から、パーソナリティの田中麗奈、料理研究家の行正り香さん

18歳でアメリカに留学、帰国後は広告代理店で、CMプロデューサーとして活躍された行正さん。その後は、料理研究家としてだけではなく、インテリアやアートにも造詣が深く、ポジティブに人生を過ごすための方法を伝えています。

◆行正り香の原点となる一皿

田中:り香さんの作るお料理は、豪華に見えるのに手順が簡単だったり、真似したくなるようなものばかり。お料理に目覚めたきっかけを教えてください。

行正:生まれたときから食べることが好きだったらしく、ミルクもすごくたくさん飲んだ食いしん坊だったんですね。アメリカに留学したことがあったんですけども、そのときにホストファミリーのお宅で、ポテトスープを作ったら、「おいしい」と言われ、「あなたがもし大学に行きたかったら、お家で料理してくれたら(家に)おいてあげるよ」って言われたのがきっかけですね。

田中:ポテトスープが思い出の味なんですね。どういったお味だったのですか?

行正:ただ、じゃがいもを煮て、ミキサーにかけて、ミルクを入れただけの簡単なものだったんですけどね。

田中:でも、日本の家庭では、なかなかポテトスープは、出ないですよね。

行正:そのときに持って行った本に、ビシソワーズというメニューが載っていて、私にとってはおしゃれな感じがして、それに材料費が安いじゃないですか。

田中:そうですね。おうちにあるもので作れますしね。

行正:それで作ったんだと思います。

田中:留学の後、お料理を仕事にしようと思ったきっかけはあるんですか?

行正:たまたまお料理の本を出させていただいたのがきっかけで、また次の本を出版させていただくことを続けているうちに、お料理が仕事になったんです。マーケティング会社に勤めていたとき、忙しく働いている女性が5割を超えていました。その人たちには時間がなくて、でも家で人をもてなしたいと思っている。それなら、こういう人たちにピタッとはまるものを作れば売れるのではないかというのはなんとなく感じていました。

田中:なるほど。だから、り香さんの本は、すごく効率的だったり、頑張らないで真似できると言うか。そういう理由でファンの方がたくさんいらっしゃると思います。

行正:ありがとうございます。

◆ホームパーティーが楽しくなるアドバイス

田中:ホームパーティーだとテーブルセッテイングに悩んでいる方も多いと思うんですけど、どうしたら簡単にできて、見栄えがよくなりますか?

行正:どんなものを持っておけば、上手なテーブルセッティングが簡単にできるのか、ということを考えるのが一番いいと思うんです。例えば、私だったら26cmの白い器と19cmくらいの器をワンセット持っておくんですね。どんなお客様が来ても、その器を2段重ねにすると美しく見えるので。上がジャパニーズ風の器でもいいし、同じ洋皿でもいいし。それだけ決めて、あとはちょっとずつ工夫していくと、すごく仕事が楽になる。そこでいろんなことをやろうと工夫し過ぎると、自分が疲れてしまうので、ルールを決めるのが一番おすすめですね。

田中:洋皿に和食器を合わせるのは、すごく新鮮です!

行正:下に敷く白い器、例えば、IKEA、(リチャード)ジノリとかロイヤルコペンハーゲンとか、そこが同じものが揃っていれば、安いものでもいいんですね。下のものだけは統一して、上(の器)はそれぞれ違っていても、そこにひとつの一定のルールが生まれるので、テーブルが美しく見えますね。

田中:お客様をお家にお呼びするとして、段取り的には、何から始めたらいいですかね?

行正:お客様を呼んだときに一番大きな印象をつけるのは、料理でもワインでもなく、玄関なんです。家に入っていただいて出て行くまでに、どんな情報があるのかなと頭の中で想像するんですね。そうすると玄関が大事。次は、ご飯を出す前より、ご飯の置かれているテーブルが大事。でもそこで一番好印象に残るのは、照明かもしれない。そうしたら私は、料理を作る前にまずは家を片付けて、テーブルセッティングをして、ライティングを落として、それから料理を作る。そうすると、1、2品足りなくてもお客さんは、“楽しかった”という気持ちになると思うんです。最終的な目的は、「あー楽しかった」という思い。それを大切にしようと思ったら、もう料理は簡単にしよう。こっちを足したら、こっちを引こうと、常に考えていくと、すごく楽におもてなしできますよ。

田中:すごく分かりやすいですよね。私も突然、お客様がいらしたときに焦っちゃったことがあって、おうちに人参しかなくて、バタバタしながら人参をピクルスにして出したことがあるんですけど、急なおもてなしのときにパッとできるようなお料理ってありますか?

行正:わたしは、呑んべえなので、たいていチーズとか生ハムはあるんですね。それで前菜を作り、ゆで卵とツナ缶とかでニース風サラダみたいなのを作って。

田中:ツナ缶は家にあります!

行正:あとは、缶詰でトマトソースのパスタを作れば、これでもう十分。目的は楽しく過ごすことだから。後は、ビーフシチューとかを作るときは、多めに2kgとか作るんですね。それを小分けにして旦那さんとか子どもに食べられないように、冷凍庫の奥に隠すんです。自分のお友達が来たらそれを食べる。

田中:ぱっと、チンして。すごく贅沢ですね。時間がないときにもそんなものをいただけるなんて。

おもてなしに役立つお肉料理がたくさん掲載された、行正さんによるレシピ本「肉の本 今夜は、お肉を食べよう。」は、扶桑社より出版されています。気になる方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。

<番組概要>
番組名:三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
ナビゲーター:田中麗奈
番組ホームページ:http://www.tfm.co.jp/curators/

◆◇83名様に「TOKYO FM」オリジナルグッズをプレゼント! 今すぐ応募を♪◇◆

あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ