ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)2019、9作品の上映が決定

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2019/1/10 17:00



「ナショナル・シアター・ライブ」(以下、NTLive)の2019年度は、NTLive史上最多となる年間9作品の上映が決定した。このほど、うち8作品のタイトルと、全作品の公開日が次のとおり発表された。

『マクベス』2019/2/15(金)~2/21(木)
『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』2019/3/1(金)~3/7(木)
『リア王』2019/4/19(金)~4/25(木)
『英国万歳!』2019/5/31(金)~6/6(木)
『アントニーとクレオパトラ』2019/6/21(金)~6/27(木)
『アレルヤ!』2019/7/12(金)~7/18(木)
『リチャード二世』2019/9/6(金)~9/12(木)
『みんな我が子』2019/10/4(金)~10/10(木)
『(作品タイトルは後日発表)』2019/11/8(金)~11/14(木)

※各作品は詳細は下記参照のこと。

現時点でシェイクスピア4本、アメリカ現代演劇2本、そしてイギリス現代演劇(アラン・ベネット作品)2本。シェイクスピア作品では、ローリー・キニアのマクベス、イアン・マッケランのリア王、レイフ・ファインズのアントニー、サイモン・ラッセル・ビールのリチャード二世、という、あまりにも悦ばしいキャスティングである。全作一本たりとも見逃せないNTLiveなので、いまからスケジュール帳にメモしておかねばなるまい。

NTLiveとは、英国はロンドンのナショナル・シアターが世界(の映画館)に向けて配信している演劇のライブビューイングのシリーズ企画。ナショナル・シアターや、その他の劇場で上演された話題の英国演劇作品の映像を、映画館で、日本語字幕付きで、安価で、観ることができる。演出家や作家、俳優らによる解説が含まれることも多いので、演劇ファンにとっては「至れり尽くせり」の企画といえよう。

『マクベス』2019/2/15(金)~2/21(木)



■原題:Macbeth
■上演劇場:英国ナショナル・シアター オリヴィエ劇場(ロンドン)
■収録日:2018/5/10 尺:2時間40分(休憩あり)
■作:ウィリアム・シェイクスピア
■演出:ルーファス・ノリス
■出演:ローリー・キニア、アン-マリー・ダフ ほか
■作品概要:シェイクスピアの四大悲劇の一つ。魔女たちの予言に野心を掻き立てられた武将マクベスは主君を暗殺し、王位を簒奪するが……。英国ナショナル・シアターの芸術監督ルーファス・ノリス演出のもと、NTLiveでもおなじみの若き名優ローリー・キニア(『ハムレット』『オセロ』『三文オペラ』『ヤング・マルクス』)がタイトルロールに。夫の野心を煽るマクベス夫人役をアン-マリー・ダフ(映画「未来を花束にして」)が担う。

『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』2019/3/1(金)~3/7(木)



■原題:Who's Afraid of Virginia Woolf?
■上演劇場:ハロルド・ピンター劇場(ロンドン)
■収録日:2017/5/18 尺:3時間(休憩あり)
■作:エドワード・オールビー
■演出:ジェームズ・マクドナルド
■出演:イメルダ・ストウントン、コンレス・ヒル、イモジェン・プーツ、ルーク・トレッダウェイ
■作品概要:ピュリツァー賞に3度輝いたアメリカの劇作家エドワード・オールビー(1928?2016)の1962年初演作。ある晩、大学教授のジョージと学長の娘マーサという中年夫婦のいがみ合いに、客人である若い新任教授とその妻が巻き込まれ……。イメルダ・ストウントン(『フォリーズ』)ら実力派キャスト4人が、激しい言葉の応酬を通し“夫婦”の赤裸々な姿を描き出す。『夜中に犬に起こった奇妙な事件』のルーク・トレッダウェイも出演。

『リア王』2019/4/19(金)~4/25(木)



■原題:King Lear
■上演劇場:デューク・オブ・ヨークス劇場(ロンドン)
■収録日:2018/9/27 尺:3時間40分(休憩あり)
■作:ウィリアム・シェイクスピア
■演出:ジョナサン・マンビィ
■出演:イアン・マッケラン ほか
■作品概要:シェイクスピアの四大悲劇の一つ。退位にあたり3人の娘の愛情を試した老王リアだったが、長女と次女に裏切られ、国を追われてしまう??。パトリック・スチュアート共演の『誰もいない国』での好演も記憶に新しい名優イアン・マッケランが、NTLiveに再び登場! 圧倒的な演技力と存在感で老王リアが辿る悲しい末路を体現する。演出を手掛けるのは堤真一主演の『民衆の敵』など日本でも活躍するジョナサン・マンビィ。

『英国万歳!』2019/5/31(金)~6/6(木)



■原題:The Madness of George III
■上演劇場:ノッティンガム・プレイハウス(ノッティンガム)
■収録日:2018/11/20 尺:2時間40分(休憩あり)
■作:アラン・ベネット
■演出:アダム・ペンフォード
■出演:マーク・ゲイティス、エイドリアン・スカーボロー ほか
作品概要:18世紀、英国王室の狂騒をブラックユーモア満載でつづった、アラン・ベネット(『ヒストリーボーイズ』)の戯曲。1991年の初演時、演出・主演をそれぞれに担ったニコラス・ハイトナー×ナイジェル・ホーソーンのコンビで映画化(94年)もされている人気作だ。今回の再演ではマーク・ゲイティス(トム・ヒドルストン主演の『コリオレイナス』)が原因不明の錯乱状態で英国王室を大混乱に陥れる国王ジョージ3世に扮する。

『アントニーとクレオパトラ』2019/6/21(金)~6/27(木)



■原題:Antony & Cleopatra
■上演劇場:英国ナショナル・シアター オリヴィエ劇場(ロンドン)
■収録日:2018/12/6 尺:3時間40分(休憩あり)
■作:ウィリアム・シェイクスピア
■演出:サイモン・ゴッドウィン
■出演:レイフ・ファインズ、ソフィー・オコネド ほか
■作品概要:『ジュリアス・シーザー』に次いで古代ローマに題材をとった、シェイクスピアによる歴史劇。ローマの武将アントニーとエジプトの女王クレオパトラの悲恋を描く。2016シーズンの『人と超人』の演出家&主演俳優、サイモン・ゴッドウィンとレイフ・ファインズのタッグが再び実現。ファインズの相手役を務めるのは、「嘆きの王冠?ホロウ・クラウン?」シーズン2でマーガレット王妃を演じ、強烈な印象を残したソフィー・オコネド。

『アレルヤ!』2019/7/12(金)~7/18(木)



■原題:Allelujah!
■上演劇場:ブリッジ・シアター(ロンドン)
■収録日:2018/9/20 尺:2時間45分(休憩あり)
■作:アラン・ベネット
■演出:ニコラス・ハイトナー
■出演:サミュエル・バーネット、サーシャ・ダワン、ピーター・フォーブス ほか
■作品概要:『英国万歳!』や『ヒストリーボーイズ』など、ヒット作を多数手掛ける劇作家&演出家コンビ、アラン・ベネット(御年84!)とニコラス・ハイトナーによるコラボレーション第10作目。とある病院の患者や医療スタッフ、見舞客らが織りなす悲喜こもごもの人間模様を通し、イギリスの国営医療サービス事業「国民保健サービス」の在り方を浮き彫りにする。若手からシニアまで25名のキャストが見事なアンサンブルで魅せる。

『リチャード二世』2019/9/6(金)~9/12(木)



■原題:The Tragedy of King Richard the Second
■上演劇場:アルメイダ劇場(ロンドン)
■収録日:2019/1/15 尺:1時間55分(休憩なし)
■作:ウィリアム・シェイクスピア
■演出:ジョー・ヒル-ギビンズ
■出演:サイモン・ラッセル・ビール、レオ・ビル ほか
作品概要:王権の簒奪をテーマにしたシェイクスピア劇。英国王リチャード2世の栄光と王座からの転落、そしてボリングブルック(ヘンリー4世)の台頭を描く。タイトルロールを担うのは、NTLive Japanには2014シーズンの『リア王』以来の登場となる名優サイモン・ラッセル・ビール。無理やり退位させられ、その後幽閉されたリチャードの長い独白などの見せ場をどう演じるか? 気鋭ジョー・ヒル-ギビンズの演出共々、お楽しみに。

『みんな我が子』2019/10/4(金)~10/10(木)



■原題:All My Sons
■上演劇場:オールド・ヴィック劇場(ロンドン)
■収録日:2019/5/14 尺:未定
■作:アーサー・ミラー
■演出: ジェレミー・ヘリン
■出演:サリー・フィールド、ビル・プルマン ほか
作品概要:アメリカ現代演劇を代表する劇作家アーサー・ミラー(1915?2005)の1947年初演作。一見円満そうな家族の崩壊を描く。戦争特需によって事業を成功させた工場主と、次男の戦死を受け入れられない妻。そんな二人の前に恐るべき秘密を知る人物が現れて……。映画「インデペンデンス・デイ」でおなじみのビル・プルマンと、オスカー女優サリー・フィールド(「ノーマ・レイ」「プレイス・イン・ザ・ハート」)が主演を務める。

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