帽子をはずしアイテムとして取り入れて。頭の大きさ別「帽子の選び方」は?

女子SPA!

2019/1/10 15:47



【モードをリアルに着る! Vol.63/小林直子】

ここ数年、リゾートコレクションをランウェイ形式で発表するハイブランドがふえてきました。

リゾートコレクションとは、秋冬ものの展開の後、本格的な春夏シーズンが始まる前に展開されるコレクションで、実際に店舗に並ぶのは11月下旬ごろからです。ということは、実際に売られるのは真冬の季節。

リゾートと銘打(めいう)ってはいますが、店舗で実物を見てみると、買ってすぐに着られるようなコートや、買ってすぐに使える小物があったりします。

◆プラダが提案する“はずしアイテム”としての帽子ルック

プラダのこの耳あてつき帽子をかぶったルックは、半袖のトップスにシースルースカートといった、少し暖かい季節の向けの衣服に対して、帽子だけ真冬対応というように、少し変わったものになっています。

春夏物は3月には店頭に並んでしまいますから、その時期までのルックということなので、帽子が真冬向けでもいいのでしょう。

さて、プラダはこのところ、ドレスにバケットハットというように、通常は合わないと考えられている帽子をいきなり持ってくるスタイルを多く提案しています。

はずしアイテムとしての帽子、それがここ最近のプラダのテーマです。

2019年リゾートコレクションでの耳あて部分が大きく横に張り出したこの帽子は、今までランウェイにはほとんど登場したことがないようなタイプ。

最初に見たときはちょっとこれはどうかなと感じましたけれども、見なれてきた最近は、なんだかいいかもと思えてきました。

◆耳あてつき帽子でおしゃれと寒さ対策を

冬の帽子には防寒具の役割もありますので、おしゃれと寒さ対策、両方の意味でお勧めしたい小物です。帽子をかぶるだけでセーター1枚多く着たのと同じぐらいの暖かさがあり、1度かぶったら手放せなくなります。

プラダほど大きなタイプではありませんが、耳あてつき帽子は毎年何かしら売られています。ショッピングモールに入っているような帽子店にもありますし、もちろんネット通販でも入手できます。

キルティング素材の裏地のものや、もこもこしたボア素材が裏に張られたものなど、少し厚めの生地のものを選ぶのがお勧めです。

生地が厚めだと暖かいのはもちろんのこと、雪の日に滑って転んだ際も帽子がクッションとなって大けがを防げます。

コーディネートする際は、バケットハットのときと同様に、ワンピースやスカートなど、通常は耳あてつき帽子を合わせないようなものにわざと合わせ、帽子をはずしアイテムとして使うのが今の気分ですが、それにこだわる必要はありません。

カジュアルなパンツスタイルのときに合わせてもいいでしょう。

◆頭の大きさ別!帽子の選び方の基本は?

帽子について書くと、どうやって帽子を選んでいいのかわからないという方が必ずいらっしゃいますので、帽子の選び方の基本について書きます。

頭が大きくて帽子が似合わないと思うときは、まず自分の頭の大きさとあまり変わらない大きさのものから選んでみましょう。

つまり、かぶった姿を前から見たときに頭より帽子が大きくないタイプです。キャップやキャスケットなど、前の部分にひさしがあるものか、ニットキャップのようにつばもひさしも何もないものがまずそれに当たります。

次に、案外合うのは帽子のつばが広いもので、一番合わないのが頭の大きさよりちょっとだけ大きいタイプです。中途半端に帽子のつばがあったり、頭の大きさより少し大きなベレー帽はかえって頭の大きい感じが目立つので避けたほうが無難です。

耳あてつき帽子は耳あて部分を下げてしまうとれほど大きくありませんので、頭が大きい方にもかぶりやすいほうだと思います。

頭が小さく背も高い方はどの帽子も合うと思いますので、好きなタイプを選びましょう。

頭は小さいけれども背が低い場合は、帽子のつばの幅が広い大きな帽子は全体のバランスが悪くなるので避けたほうがいいでしょう。

◆帽子の色や柄は?

帽子の色については髪の毛とほぼ同じ色にするか、そうでなかったら、全体のスタイルの中で使われている色のうち1色と同じにすればそれでいいでしょう。もちろん靴やバッグと同じ色にしても構いません。

ストライプやチェック柄、花柄など、柄物の帽子は難易度が高くなります。柄物を選んだ場合は、柄同士がけんかしないように、着ているものは無地にしておきましょう。

雪が多いエリアやスキー場では帽子着用率も高くなると思いますが、都会の街で真冬に帽子をかぶっているのはまだまだ少数派です。ましてや耳あてつき帽子など、滅多にお目にかかれません。

目新しい、見なれないということはおしゃれに見えるポイントの1つです。よりおしゃれに見せたいのなら、多くの人がかぶり始める前にかぶったほうがよいのです。

おしゃれと防寒の両方をかなえる耳あてつき帽子、この冬、何か新しい帽子をかぶってみたいなという方は、チャレンジしてみるといいでしょう。

<文/小林直子>

【小林直子】

ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に

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