Rush×300、TDCホールでのワンマン直前の心境を訊いたインタビュー&ライブレポートを公開

OKMusic

2019/1/9 18:00

“初めてTOKYO DOME CITY HALLでワンマンをするって聞いたときは、ステージに立っている姿を想像できませんでした” 2019年1月4日、地下アイドルとしては初めてのTOKYO DOME CITY HALLでのワンマンライブを大成功に収めたイケメンダンスヴォーカルユニットのRush×300。ライブ開演30分前に実施したインタビューでは、ステージでは決して見ることができない彼らの本音を聞くことができた。

■今回のワンマンライブに対する 戸惑い、不安、意気込み、決意… 5人がこのワンマンライブに 込めた想いとは

━━TOKYO DOME CITY HALL(以下、TDCホール)でのワンマンライブ、おめでとうございます。大きな会場でのワンマンライブが決まった!と聞いたときの感想を教えてください。

結城伽寿也(以下、かずや):ミーティングをしていた時に、不意に“来年、TDCでワンマンやるから”ていうのをスタッフさんから聞かされました。僕たちがやってきたワンマンライブでは、今までだとShibuya O-EAST(約1,300人収容)がいちばん大きな会場で。普通だったら、マイナビBLITZ赤坂(約1,400人収容)とかZepp toky(約2,700人収容)とかで、段階的に大きな会場でワンマンライブをしていくと思うんですけど、そこを飛んで急に3,000人収容できるTDCホールって聞かされたので“え?”って5人で顔を見合わせましたね。僕自身、最初は戸惑いの方が大きかったです。

小笠原慶顕(以下、よっち):TDCホールでワンマンライブをするって聞いたときは、良くも悪くも想像ができませんでした。“TDCホールでワンマンライブをする”っていうことに対しての驚きがいちばん大きかったかもしれません。僕は新潟出身なので、東京のライブハウスって全然知らなくて。そんな僕でも、TDCホールは昔から知っていたから、“そこに自分たちがワンマンで立つんだ”って考えたら緊張とか嬉しさとかいろんな感情が沸いてきました。

長島翔平(以下、しょうへい):実は2年前に、僕たちTDCホールでライブをしたことがあるんですよ。他にも何組か出演者がいたんですけど。その時に“いつかここで、ワンマンライブをやりたい”って話していたので、TDCホールでワンマンが決まったって聞いたときは“本当ですか?”って夢みたいな感覚でした。最初は全然、自分がその場所でワンマンライブをしている姿が想像できませんでしたね。

千葉良祐(以下、りょうちん):初めて聞いたときは、正直不安が大きかったですね。でもその反面、“今の俺たちの実力で、どれくらいの人が集まるのか?”っていうワクワク感もありました。2年前に初めてTDCホールでライブをした時に、僕もTwitterで“次はワンマンで帰ってきます”って書いてたんです。“有言実行できた!”って嬉しかったですね。“夢って叶うんや~”と思いました。

有働 拓磨(以下、たくま):僕自身、イメージできないことに対してあまり喜んだり悲しんだりできないので、初めて聞いたときは“あぁ…TDCね!”みたいな感じだったと思います。だからこそ、良くも悪くも緊張はしませんでした。この5人だったらできると思っているので、後はもうやるだけですね。そういう思いで、この半年間ずっとやってきました。

━━ 今日のセットリストのポイントを教えてください。

かずや:今回のライブは約3時間の公演なので、やはりその分セットリストを決めるのに時間がかかりました。今まででいちばん、セットリストを決めるのに時間をかけたと思います。今日のワンマンライブは、『喜怒哀楽』っていうアルバムをひっ下げて3大都市を回ってきたツアーの最終公演なんです。まず僕たちの場合は、スタッフさんがセットリストを組んでくださって、僕たちがそれを見て“ここをこうした方がいいんじゃないか”って相談してまたセットリストを組み直してもらって…っていうのを、5回くらい繰り返しましたね。今日のテーマは“楽”。ツアーファイナル、大きな会場でのワンマンライブなので感動ももちろん必要だと思うんですけど、でもやっぱり、楽しく始まって楽しく終わりたいっていうのが今日のいちばんのテーマなんじゃないかと思ってセットリストを組みました。

━━ 今回のワンマンライブで、初めてコントに挑戦されるそうですね! そのきっかけは?

たくま:今回コントに挑戦するきっかけは、僕たちがやっている配信番組で、ファンの方が“Rush×300がコントをしている姿を見たい”って言ってくださったことでした。今回はその声を受けて、脚本家さんをお招きして5人でコントに挑戦することになったんです。

━━ コントの練習で、大変だったことはありますか?

しょうへい:やっぱりコントの役に入らないといけないっていうところが大変でしたね。あとはやっぱり“間”ですかね。笑いの間と言うか。僕たちは全然経験がないので、間の取り方が、今でもちょっと不安なんです…。

━━ 今回のワンマンライブでは、バンドにも初挑戦されるそうですね。

しょうへい:TDCホールっていう大きい会場でのワンマンライブに向けて、新しい自分たちの姿を見てもらいたくて“バンドをやってみよう!”ってなりました。

かずや:でも多分、バンドやることになったのは僕の責任なんですよ…。以前、僕が舞台をやっていた時のキャラクターがバンドをやっているキャラクターで、エアギターを練習する必要があったのでギターを買ったんですよ。それを事務所の方にも伝えて、“あ、ギター持ってますよ”って言ったら、よっちが元々ドラム叩ける、ヴォーカルもいるので“あ、じゃあもう、バンドできるじゃん”みたいな感じになっちゃって。

━━ バンドの練習中大変だったこととかありますか?

たくま:僕がギター&ボーカルでかずやがギターなんですけど、ギターはお互い大変でしたね。早く弾かないといけないところがあるんですけど、2人ともギターど素人なので、何回練習してもそこができなくて…。

かずや:練習してもしてもどうしても弾けなくて、本当は1人で弾かないといけないパートなんですけど2人で分けて弾くことにしました。

たくま:本当は2人とも“ディリリリリリン”って弾かないといけないんですけど、“ディリリリ”、“リリン”で分けましたね。ギター同士、固い絆が生まれましたね(笑)。

━━ 最後に、ワンマンライブの意気込みを教えてください

たくま:大きなライブの前日に会場の周りを走るっていうことを毎回やってるんですけど、夜9時~10時ぐらいにTDCホールの周りを走って、その時からアドレナリンとドーパミンがドバドバ出てるので、とりあえずあとはやるだけ、ぶちかますだけなので、楽しみです。

しょうへい:会場に応援に来てくれた人、僕たちを見に来てくれた人、その全員が幸せになって笑顔になって帰ってもらえるように、僕たち自身も楽しんでみんなのことを楽しませたいなって思います。

りょうちん:照明さん、衣装さん、音響さん、その他のスタッフさんと力を合わせて、その人たちと会場を一体にさせて、ファンのみなさんといっしょに楽しめたらいいなと思います。それが今日の一番の目標です。

よっち:今回のツアーファイナルは、“楽”講演なので、何よりも楽しんで、みんなが帰る時に笑ってられるような素晴らしい公演にしたいと思います。

かずや:このTDC のワンマンライブには、僕たちのことを知って今まで応援してくれてる方ももちろんだと思うんですけど、初めて見に来てくださる方とか、関係者の方とかもいらっしゃると思います。こんなにたくさんのスタッフさんがいる現場っていうのが初めてなので、スタッフさんの皆さんに感謝しつつ、このワンマンライブを成功させます。そして、“メンズ地下アイドルなめんなよ”じゃないですけど、俺らのパフォーマンスを見てくださったひとりひとりの胸に響くようなパフォーマンスをしたいと思います。地下アイドルではまだ、TDCでワンマンライブをやったことがあるグループがいないらしいので、今日のワンマンライブを成功させて、歴史を変えたいなと思います。

■【ライブレポート】

2019年1月4日、18時10分。ステージが暗転すると同時に、この日のために用意されたオープニング映像が流れ始める。Rush×300仕様にデコレーションされたトラックが映し出され、メンバーがひとりずつトラックから降りてくる様子。スクリーンに映されたメンバーに向けて、会場からは黄色い歓声が上がっていた。5人が円陣を組み気合いを入れ、ステージ裏にスタンバイする様子が映し出されると、会場の熱が一気に高まった。

1曲目「Whyell」が流れ始めると、真っ白な衣装で着飾った5人がステージに登場。5人を待ちわびたファンからは“キャー!!”と歓声が送られる。ステージいっぱいを駆け巡り、激しいダンスとともにファンの歓声にこたえていく。2曲目に披露されたのは、ファンのコールが印象的な「mrBOY」。メンバーのダンスに合わせてペンライトを振るファンに対し、千葉良祐が“いくよ~!”と声をかけてさらに盛り上げていく。

“TOKYO DOME CITY HALLにお越しのみなさん、あけましておめでとうございます! 僕たちがRush×300です! よろしくお願いします!”と、5人が声をそろえて元気良く挨拶。リーダーでもあるユウキカズヤは、“今日、メンズ地下アイドルの歴史を変えるためにTOKYO DOME CITY HALLやってきました!”とライブへの意気込みを語った。

ひとりひとりの自己紹介が終わって「Red Siren」を披露した後にステージが暗転。スクリーンでは映像が流れ、Rush×300のアニマル曲に合わせて誕生した漫画キャラクターが着ている衣装を、メンバーが着て登場するというアナウンスに客席から歓声が上がる。

アニマル曲の1曲目は「Strike Eagle」。メンバーカラーの羽をまとった衣装でステージ上を駆け巡り、その様子はまるで5羽の鷲が舞うようだった。ステージ上でそのまま衣装チェンジが行なわれ、2曲目は「xxHolic Crazy Cat」。猫耳のついたフードの衣装がなんとも愛らしく、猫のような動きをするダンスがとにかくかわいくもカッコ良い。3曲目の「Invisible Monkey(パラパラver)」では、バブル期を思い出させるような派手な衣装にチェンジし、“いっしょにパラパラ踊ろう!”とファンを盛り上げた。4曲目「Rush for your mind ~soul of a tiger~(Japanese ver)」では曲に合わせた和の衣装で、間奏では5人で正座をして三味線を弾くようなパフォーマンスを披露して観客を魅了する。

そしていよいよ、今回のワンマンライブで初めて挑戦するコントへ! 今回は、女子高生のコスプレで“どうもすいませんでした”でおなじみの響・長友がスペシャルゲストとして登場。アドリブも盛り込まれたコントに会場が何度もドッと湧いていた。長友がステージから去るときに、会場のファンに向けて“みなさん、この子たち、ただただいい子です。応援よろしくお願いします”という言葉を残していったのも印象的だった。

次のスペシャルゲストにはRush×300と同じ事務所に所属するHAYATEを迎え、6人で「フルスロットル ~Psycho Rabbit~」を披露。結城伽寿也と2人でバク宙を披露したり、ブレイクダンスを披露してステージを盛り上げる。

ここからはソロパートへ。トップバッターは結城伽寿也。曲に合わせた執事のような衣装で、曲中のセリフ“俺に会いに来い”ではひときわ大きな歓声が上がる。2番目はラップ担当の小笠原慶顕が、得意のラップで1曲を歌い上げ、3番目の有働拓磨は紫の傘&スーツの衣装でパフォーマンス。バラード曲で会場のファンを惹き付けた。4番目はムードメーカーの千葉良祐。“千葉ジュニア”と銘打ったバックダンサーを従え、自身もカラフルなアフロをかぶって元気いっぱいに歌を披露していく。ソロパート最後は、長島翔平がバラードをしっとり歌い上げた。

続いての曲は、有働拓磨がデザインした衣装で登場。新年ということで、袴や桜をモチーフにしたデザインになっているそう。今回の衣装ではメンバーから“機能性を重視してほしい”ということで、動きやすい素材を使って衣装を作ったと裏話が話す。“メンバーが、ファンの方からカッコ良いって言われる衣装を作れることが嬉しい。僕だけが感じられる感性みたいなものがあるんですよ”という言葉とともに、今まで有働拓磨がデザインしたRush×300の衣装が映し出され、それぞれの衣装に込められた想いを話してくれた。

次は、このワンマンライブで初公開となる「Doggy man」のPVで実際に着用した衣装でのパフォーマンス。この衣装は、それぞれ犬種をモチーフに作られているそう。サビの尻尾を振るような振付が印象的な1曲だった。“初出しPV、どうでしたか!?”という結城伽寿也の問いかけに対し、ファンは拍手で答える。

続いては、こちらも初挑戦になるRush×300バンド。Over BeatのボーカルOB Kadoをヴォーカルに迎え、「Rush!! for your heart! バンドver」を披露した。初めてとは思えない演奏・堂々としたパフォーマンスに、驚いたファンも多いはず。Rush×300バンドが終わったあとは“これで肩の荷が降りたわ~”、“すごく緊張した…”とバンドへの挑戦がいかに大変だったかを思わせる言葉を口にした。

そして、初公開となる新曲のPV「Forever blue」の撮影の様子がモニターに映し出される。今回のPVは、実写とアニメーションを融合して作られていて、ステージではPVと同じ衣装を身にまとった5人が全力でパフォーマンス。“今までの僕たちの楽曲にはない爽やかな曲。どうぞ皆さん、覚えてください”と観客に投げかけた。

“ここからラストスパート! 4曲連続で歌います!”と会場を盛り上げ、「Tnight's the Kind of Night」「White Edge」「T.O.P ~As King Cobra~」「灼熱 ~Despacito IGUANA~」を立て続けに披露し、最後は結城伽寿也の“これからも、自分たちのため、応援してくださるファンの皆様のため、支えてくださるスタッフさんのために上を目指し続けますので、僕たちの応援よろしくお願いいたします”という挨拶で本編が終了。

アンコール前にはサプライズで「Doggy man」が3月1日に発売されること、“Rush Doggy号”トラックが1月11日より都内を走行すること、全国30都市ツアー『Monster』がスタートすること、海外でのワンマンライブが計画されていることなどが立て続けに発表され、会場からは歓声が上がった。何も聞かされていなかったメンバーも、ステージに登場すると同時に“アンコールありがとうございます! 俺らも重大発表全然知らないんだけど!”と驚きを隠せない様子だった。

アンコールでは、Over Beatのメンバーをステージに迎え、生バンドをバックに「xxHolic Crazy Cat(Rock ver)」を披露。3時間超のライブだというのに、まったく疲れを見せずにキレキレのダンスで会場を盛り上げ、3月1日に発売する「Doggy man(バンドver)」ではステージを駆け巡る。“次が、本当に最後の曲になります。心を込めてお届けします”という言葉の後に披露された「Rush!! for your heart!(バンドver)」では、サインボールを客席に投げるというパフォーマンスに、会場の熱がさらに上がった。

最後はファンとRush×300とともにステージを盛り上げたメンバーと記念撮影をしてライブが終了。TOKYO DOME CITY HALLのワンマンライブを大成功に収めたRush×300は、アンコール前のサプライズでも発表された通り、2019年はさらに飛躍の1年となりそうなので、ぜひライブ会場に足を運んで彼らの魅力をその目で確かめてほしい。

photo by 三浦 えり
text by 世良菜津子

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当記事はOKMusicの提供記事です。

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