CES 2019で存在感を示すGoogle、2019年のGoogleアシスタントの進化は?


AI家電市場の成長と共に、世界最大の家電・IT見本市「CES」において昨年から米Googleが大きな存在感を示し始めた。今年もCES会場では同社が大きなブースを設けて2019年に追加する予定の「Google Assistant」の新機能を披露し、また様々なデバイスメーカーがGoogle Assistantを採用した新製品を発表している。

Google Assistant対応機器がAssistant Connectでさらに拡大

Googleによると、Google Assistantを利用できるデバイス (Android端末を含む)が1月末までに10億台を超える。昨年5月に5億台を突破してからわずか8カ月で倍増した。

8日にGoogleは「Google Assistant Connect」のプレビューを行った。デバイスメーカーがGoogleのスマートホーム・プラットフォームを利用するための機能を簡単かつ低コストで製品に組み込めるようにする機能セットだ。Google Homeのようなスマートデバイスとしての機能や処理性能を単独で揃えたデバイスでなくても、そうしたGoogle Assistantデバイスに接続して、Google Assistantの機能を利用できるようにする。一例として、GoogleはE Inkディスプレイのデモを披露した。Assistant Connectを用いて、リンクするスマートスピーカーからコンテンツを取り込んで天気やカレンダー情報などを表示する。そうしたシンプルな家電や、スマートボタンのようなIoTにもGoogle Assistantを広げるデバイスメーカー向けのプラットフォームになる。
スマートディスプレイに通訳モード

2017年にGoogleがワイヤレスヘッドセット「Pixel Buds」を発売した際に話題になったGoogle Assistantを用いたリアルタイムの翻訳機能が、「Interpreter Mode (通訳モード)」としてGoogle HomeやGoogle Assistant対応のスマートディスプレイで利用できるようになる。英語や日本語など30言語近くに対応。「Hey Google, be my French interpreter (ヘイGoogle、フランス語の通訳になって)」というように頼むと、フランス語で話す相手との会話をリアルタイムで翻訳し、スマートディスプレイでは二つの言語の翻訳を画面に表示する。まずはラスベガスのCaesars Palace、サンフランシスコのHyatt Regency、ニューヨークのDream Downtownといったホテルのコンシェルジュ・デスクでパイロットプログラムを行い、数週間中にロールアウトを開始する計画だ。

Google MapsでGoogle Assistant

8日からGoogle Mapsのモバイルアプリ (Android、iOS)で、ナビゲーション利用中にGoogle Assistantのサポートを利用できるようになった。ナビゲーション画面から離れずに素早く様々なタスクを完了できる。例えば、次に曲がる場所や最寄りのガソリンスタンドの場所を聞いたり、音楽の再生、到着予定時間をテキストで家族に送信というようなことを音声で頼める。iPhoneでは、Google Assistantアプリを入れていなくても、Google MapsでGoogle Assistantを利用できるというメリットがある。

他にもトラベル関係では、Google Assistantが、フライトステータスの確認やボーディングパスの管理などをサポートし、チェックインの時間を通知するようになる。またChoice Hotels、AccorHotels、InterContinental Hotels Group、Priceline、Expedia、Mirai、Travelclickといったパートナーのサービスでは、Google Assistantを通じて簡単にホテルを予約できるようになる。

Pixelシリーズで利用できる画面ロック時のGoogle Assistantへのアクセスが、他のAndroidデバイスにも拡大される。これはユーザーのオプトインによって利用可能になる機能で、有効にした場合、ロック時でも「Hey, Google」と呼びかけると、Google Assistantが起動する。運転時など、手が離せない時に便利な機能だ。また、スマートフォンでのメッセージ作成で自動句読点機能が利用できるようになる。「ピリオド」や「クエスチョンマーク」と言わなくても、内容からGoogle Assistantが自動的に句読点などを入れてくれる。
エンターテインメント対応がさらに充実

Google Assistantがよく利用されているのが音楽とポッドキャスト。欧米でユーザーの多いSonosの「Sonos One」と「Sonos Beam」でGoogle Assistantが利用できるようになる。

TVでも、DISHのHopper DVRがGoogle Assistantをサポート、年内にはSamsung ElectronicsのスマートTVでもGoogleアシスタントを使えるようになる。他にもCESにおいて、ソニー、Hisense、Philips、TCL、Xiaomi、JVCなどが、Google Assistantを備えるAndroid TVを搭載したスマートTV製品を発表した。

スマート家電も対応製品が順調に増加しており、米国で爆発的なヒットとなっている「Instant Pot」のSmart WiFi Programmable Pressure CookerがGoogle Assistantに対応、WhirlpoolがKitchenAidブランドでキッチン向けのスマートディスプレイを発表、Lenovoからスマートクロックが登場するなど、人々の暮らしのあらゆる場所にGoogle Assistant対応デバイスが広がっている。Googleによると、ホームオートメーション分野において1,600ブランド以上の10,000種類を超えるデバイスをGoogle Assistantで利用できる。

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