「何を着たらいいかわからない」「自分らしさって?」の悩みを、夏木マリさんが解決してくれました

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女性のためのビジネスカンファレンス、MASHING UP(2018年11月29日・30日開催)。

ファッションを通して見る自分のアイデンティティ」というテーマで行われたセッションでは、俳優、歌手、演出家、そしてファッションリーダーとして幅広く活躍する夏木マリさんと、夏木マリさんのファンでもある、Webメディア「mi-mollet」編集長の大森葉子さんが、ファッションと自分らしさについて熱いトークを繰り広げました。

ファッションが好きなのに、ファッションに苦しめられている


大森さんはファッションやビューティ&ヘルス、ライフスタイルなどの情報を発信する「mi-mollet」を運営しながら、最近とくに悩ましく思っていることがあるそうです。

それは、「ファッションに興味があるけど、自分に似合うものがわからない。お店に行っても服が選べない。自信がない」という人がとても多いということ。
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ファッションは自己表現するツールのはずなのに、みんな同じような格好をしたり、人のSNSを参考にして失敗しないようにしたり。会場でも、大きく頷く参加者がたくさん見られました。

そんな疑問に、夏木さんからは「私も日々迷っておりますので、それに対する答えは出せないかもしれないんですけど(笑) 」と前置きしたうえで、「でも、自分自身のことをよく知らないから、何を着たらいいのかわからない、となってしまうのだと思うんです」というアドバイスが。

自分に似合う服、自分らしい服を着るためには、まず自分自身をよく知ることが大切だったのですね。

自分のことを知るカギは「経験」と「失敗」


さまざまなファッションに挑戦することで自分自身を知ることができますが、問題は「似合わなかったらどうしよう」「変だと思われないかな……」という失敗をおそれる気持ち。大森さんも、読者アンケートなどを通して女性たちの「失敗したくない」という思いを強く感じるそうです。

これに対し、失敗することで、自分にとって好きなものと嫌いなものが明確になり、選び方が分かってくる、と夏木さん。
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「たくさん失敗したほうがいいですよ。失敗した経験があるからこそ、最終的に上手くいく。それに、選んだ洋服で失敗したって似合わなくたって、死にはしないから大丈夫です(笑)」

会場内は笑いとともに、肩の荷がおりたような柔らかい雰囲気に包まれました。

着たいものを着る。それがファッションでありアイデンティティ


またファッションと向き合うことは、ときにコンプレックスと向き合うことにもなります。これをどう捉えているのかと大森さんから尋ねられると夏木さんからはこんな答えが。
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「みんな、持って生まれた体は違いますよね。私も、美脚ならいいけど、脚は短い。短いものは短いんです。だったら、自分の限りある資源と相談しながら工夫すればいい。自分が気持ちいい着こなしなら、人と違っていてもいいんじゃない?」

たくさん失敗しながらも、自分が着たいものを着ることでファッションセンスは磨かれ、アイデンティティが作られていくものだと、最後まで一貫して答えていた夏木さん。

ファッションというフィルターを通し、自身のアイデンティティについて考るきっかけとなったセッションでしたが、そもそもMASHING UPのパンフレットに記載された登壇者名「夏木マリ」の後に肩書きがなにも無い時点で、夏木さんの答えは決まっていたのかもしれません。

「夏木マリ」の肩書き(=アイデンティティ)は、「夏木マリ」なんですよね。
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夏木マリ
73年デビュー。80年代から演劇にも活動の場を広げ、芸術選奨文部大臣新人賞等を受賞。93年からコンセプチュアルアートシアター「印象派」で海外の演劇祭に参加。09年パフォーマンス集団マリナツキテロワールを立上げ主宰。ワークショップを通じ後進指導にも力を入れ、その功績に対しモンブラン国際文化賞を受章。14年から毎年秋に京都・清水寺にてパフォーマンス『PLAY×PRAY』を文化奉納。17年には「印象派NÉO vol.3 不思議の国の白雪姫」を公演。東京、京都、パリ・ルーヴル美術館にて成功を収めた。音楽活動では「FUJI ROCK FESTIVAL」等のフェスやブルーノート東京でのステージも好評を博している。俳優としては、多数の舞台・映画・ドラマに参加し、数々の賞を受賞。18年は主演映画「生きる街」、ウェス・アンダーソン監督「犬ヶ島」、河瀬直美監督「Vision」が公開。また、宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」、ディズニーアニメーション「モアナと伝説の海」等、ボイスキャストとしても活躍。途上国への支援活動「One of Loveプロジェクト」の代表を務める等、多岐にわたる活動を精力的に続けている。 近著に『好きか、嫌いか、大好きか。で、どうする?』(講談社)。

大森葉子(講談社「mi- mollet」編集長)
1974年生まれ。95年婦人画報社(現ハースト婦人画報社)、2000年講談社入社。 「with」「gli (グリ)」「GLAMOROUS(グラマラス)」の美容、読み物記事を担当。ミモレには立ち上げから参加、7月1日より編集長に就任。音楽、映画、落語……カルチャーミーハーな44歳。口グセは、「あぁ、旅に出たい!」。

MASHING UP


ファッションを通して見る自分のアイデンティティ
2018年11月30日@TRUNK(HOTEL)

当記事はカフェグローブの提供記事です。

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