鈴木京香が「モンローが死んだ日」への思いを語る<後編>

鈴木京香が主演を務めるドラマ「モンローが死んだ日」(毎週日曜夜10:00-10:50、NHK BSプレミアム)。

同作は、小池真理子の同名小説のドラマ化で、夫を亡くし長野・軽井沢の隣町で孤独に暮らしている鏡子(鈴木)と精神科医の高橋(草刈正雄)が繰り広げる恋愛模様を描く。

鈴木が演じるのは夫を亡くしてから2匹のネコと共に暮らす孤独な女性・鏡子。鏡子は診察を担当した高橋に引かれ、高橋も診察が必要ではなくなった鏡子の家を訪ねてくる。

そんな大人の恋愛にほんろうされる鏡子役の鈴木にインタビューを実施。

後半では共演の草刈とのエピソードや、現場の雰囲気などを聞いた。

■ 「私たちの高橋先生」は、本当にピュアで優しい

――鏡子はどこか謎めいた高橋医師に引かれていきますが、鈴木さん自身そういったミステリアスな男性はいかがですか?

原作の高橋医師はもう少し世慣れた感じがするのですが、草刈さんの演じられている高橋先生は、とても知的でありながらも生活や人間関係は不器用なところがある男性です。

草刈さんご自身が、役作りはなさってないとおっしゃっていましたが、意図的に見せる作りあげたキャラクターとは違う、にじみ出るというのでしょうか、本当に優しくて悲しい男性になっているなと感じました。

「私たちの高橋先生」は、本当にピュアで優しいです。

――草刈さんとの撮影はいかがでしたか?

穏やかですね。

あんなに素晴らしい役者さんなのに、存在や佇まいが優しく、私たちやスタッフに自然に溶けこんでくださる方です。

■ 鏡子のまま居続けることができました

――鏡子の友人・康代役の麻生祐未さんや鏡子が勤める記念館の館長役の宇崎竜童さんとのご共演はいかがでしたか?

麻生さんは本当に明るくて康代さんそのもので居てくださいました。

鏡子が体調が悪くてモサっとしていても、康代さんがチャキチャキとしてくださるから、画面にテンポと明るさが出てすごく助かったし、ご本人も笑顔が素敵な方。

初めてご一緒したんですけど、共演できて楽しかったです。

もしお話に続きがあれば、康代との面白いやり取りの場面ももっと作れたと思いますね。

宇崎さんは何度かご一緒しているのですが、とてもダンディーですてきな方。

いつまでも変わらない少年のような方で現場を楽しくしてくださいます。

――サスペンス要素のある作品ですが、撮影現場は和やかな雰囲気なんですね。

渡邊孝好監督はとてもお優しい方ですから、気を使って盛り上げてくださるという時もあります。

また、すごくダジャレが多くて…(笑)。すごく楽しい現場です。

以前「だから荒野」(2015年、NHK BSプレミアム)という作品をやらせていただいた時と同じスタッフもいてくださいましたので、息のあったとても楽しい現場でした。

しっかりと作品を作り上げようとしているから、どうしても鏡子と高橋医師の心が結びつくまでの過程が長く描かれています。

1話ではそこに時間をたっぷりととっています。ポンポンと展開していったり、派手なシーンではありませんが、草刈さんと2人で特に集中してやりました。

2人だけでなく、スタッフの皆さんもそう思ってくださっているから、明るい現場ではありますが、そのシーンの時だけは息もつけぬほどの緊迫感と緊張はありましたね。

また、監督は役者の気持ちをくみ取って、芝居しやすいようにしてくださる方。そのお陰で、長いシーンでも自分に戻ってせりふを考えるのではなく、鏡子のまま居続けることができました。

■ サスペンスの要素も楽しんでもらえるのでは

――1月13日(日)に放送される第2回では、高橋医師が鏡子の家を訪ねてきて、そこからまた物語が動き始めますよね。

鏡子も高橋医師も大人ですから、自分たちの気持ちの浮ついた部分だけではいられないのだと本を読んで感じました。

高橋先生の医師としての立場を邪魔しないということ、高橋先生も一人で暮らしている女性の家に行くということで、ご近所の目なども気にしながら2人は会っています。

そういった“大人の思慮深さ”みたいなところをしっかり見せないと、このドラマの“大人の純愛”とはかけ離れていってしまうので、そこは意識していました。

また、康代に対しては、親友ではあるけれど、軽率な行動をとったら迷惑を掛ける、という気持ちで、お付き合いをしている。

そういった距離感を描いた部分も普通のドラマと違いますよね。

浮ついた気持ちを抑え、周囲の人から誤解を招いたりしないようにと気遣い合いながらも、会いたい…。

そんな雰囲気がにじみ出れば、大人の方たちが見てもしっくりと納得してもらえるものにつながっていくだろう思いながら演じていました。

一つの場面を演じる上で、どの感情を大切にするかは、役によってそれぞれ違うと思うのですが、今回はみんな同じ気持ちで、「ここでは、この人のこの気持ちの動きが大事」っていうことを言葉にしなくてもしっかりと分かり合っていました。

それが撮影にも反映されて撮影が進んでいったので、とてもありがたかったですね。

また、大人が見て面白いだけでなくて、若い女性たちに見てもらってもしっくりくるすてきなドラマだと思いますし、サスペンスの要素もきっと楽しんでもらえるのではないでしょうか。回を重ねるごとにどんどん面白くなっていきますよ!

■ 第2話(1月13日[日]放送)あらすじ

鏡子(鈴木)の元に高橋(草刈)が突然やって来る。

治療がすでに終わっているのにも関わらず、高橋は鏡子を気遣い、「また近いうちに来る」と言い残して去っていく。

鏡子の中で、次第に高橋の存在が大きくなっていき、鏡子は高橋と再び会える日を待ちながら日々を過ごすようになる。(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/175154/

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