「俺の方が稼いでる!」“収入差”を切り札に逃げる、夫への切り返し方

ウレぴあ総研

2019/1/9 06:30

「私も働いてるんだから、もうちょっと家事をして」と頼んだら、「俺は君の倍稼いでるんだから、これ以上の家事はしない」と拒まれた。

専業主婦業を軽く見る夫に「一度ワンオペで家事育児してみなよ」と言ったら、「君が俺と同じくらい稼げるなら交代してもいいけど」と返された。

……表現やニュアンスの差こそあれ、このように、夫に“収入差”を切り札のように持ち出されて、カチンときた経験のある妻は少なくないのでは?うっかり口が滑っただけだとしても、許しがたい発言ですよね。

反撃するなら、なるべく少ない言葉で冷静に諭して、「妻にも一理ある」と思わせるのがコツ。おすすめの切り返し方を3つ紹介します。

■1.「二人で稼いだお金じゃないの?」

民法では、婚姻中に自己の名で得た財産は、その人の個人財産となるとされています(ただし離婚した場合は、婚姻中に夫婦で協力して形成した財産については財産分与の対象になります)。

夫が「俺が稼いでる」アピールをするとき、言葉の裏には「俺が働いて得た収入だから俺のお金だ!」「その俺のお金で家族を食べさせてやっている」という意識があるわけですが、法律面だけ見れば、その理屈も通らなくはありません。

しかし一般的には、たとえ妻が専業主婦で、夫だけが働いている場合でも、その収入は二人のもので、家族の収入と考える家庭が多いはず。妻が家事の大半を引き受けている場合、栄養面から身だしなみのケアまで含め、夫の就労そのものを妻が支えているとも言えます。

そもそも結婚するときには、夫婦の役割分担にお互い納得して、いっしょに頑張ろうと誓ったのではないでしょうか。

ですから、夫に「俺の稼ぎ」「俺の方が稼いでる」などと主張されたら、「俺の稼ぎって…二人で頑張って得たものでしょ?」とやんわりたしなめましょう。

腹が立つからとムキになったり怒ったりすると、「稼いでいるものが上」という家庭内ヒエラルキーを認めた雰囲気になってしまうので、感情的にならないよう注意を。

さらっとクールなトーンに「夫婦なのに、どちらが多く稼いだかを気にするのは意味ないし、おとなげないんじゃない」というニュアンスを込めましょう。

もし普段から妻が毒舌キャラなら、ちょっとふてぶてしく「夫のものは妻のもの」などと標語風に言い放つのもアリかも。あくまでジョークですが、この場合、夫の収入が誰の名義で、誰に使う権限があるのか…といったことは問題ではありません。

この一言に、妻自身が、夫が稼げるのは自分のおかげと自負していることをにじませ、夫のマウンティングに全くひるんでいないと示すことがポイント。夫に、「ちっさいこと言うんじゃなかった…」と思わせることができれば成功です。

■2.「家事は自分の家のことでしょ?」

妻が働いていてもいなくても、妻の一番の理解者であるはずの夫が、妻を召使いのように扱っていいわけではありません。妻の家事負担が重く妻自身が助けを求めているなら、収入に関係なく分担してくれるのがあるべき姿でしょう。

収入差を理由に、まったく、もしくはほとんど家事や育児を担わないような夫は、単にやりたくないから逃げているだけとも考えられます。

そこで、いったん夫の稼いでるアピールは無視して、「自分が住んでいる家なんだから、家のこと(家事)をするのは当たり前」「家事は人として必須のスキル」という別の観点から切り込むのも一つの手です。

子育て中の家庭では子どもたちに「自分のことは自分でやるように」としつけているケースが多いはず。性別に関わらず、お手伝いをする子もいっぱいいます。

ですので、夫には、「子どもだって家事や身の回りのことくらいするのに、パパだけしないなんて変じゃない?」という理屈に気づいてもらいましょう。それなりに子どものしつけや教育に関心を持っているパパなら、心のどこかで「こりゃマズイ」と思うはずです。

■3.わかってくれない夫には「今だけかもよ…」

中には、前述の言い方でやんわり諭したくらいではわかってくれない、「多く稼ぐ人がエライ」「収入を得られない家事労働に価値はない」という思い込みが強い夫もいるかもしれません。

最後に、そんな夫に対する奥の手をお伝えします。

夫の「俺の稼ぎ」発言が頻回で目に余る場合には「そんなの、今だけかもよ…」と言ってみてください。夫に「どういうこと?」と問われたら、次のように解説を。

たしかに、日本社会は、女性より男性の方が高収入を得やすい構造になっています。しかしそんな男性にも、特に40代以降は、人生の荒波が容赦なく襲ってきます。

実際、事業がうまくいかなくなったり、リストラされたり、思わぬ健康面のトラブルで急に働けなくなったり…といった理由で、もともと有能で高収入だったのに、収入が激減した男性はいくらでもいるのです。そんなとき、支えてくれるのは妻だけかもしれません。

以上を、人生経験豊富で達観しきったバーのマダムのような雰囲気で、脅しっぽくならないよう、さらりと伝えてたしなめましょう。

優位に経ちたがる男性ほど小心なところがあるもの。将来への不安がよぎった瞬間、発言を撤回したくなるはずです。

ただ、ママ自身、そんな最悪の事態を口にしたら、本当にそうなってしまいそうでちょっと不安ですよね。

しかし、夫の失業やリストラなどの不測の事態への対処法について、夫婦でちゃんと話し合っておくことは、実はけっこう大切。上記のセリフはあくまで奥の手ですが、いずれにしても、日常会話の中で「そういう実例もあるらしい」という話をさりげなくしておいてもいいいかもしれません。

そもそも、普段から夫婦で真剣に将来やお金のことを話し合う機会を持って、危機感を共有していれば、どちらか一方が一方を収入差でマウントする状況にはならない気もします。

■家事の大変さをわかってもらう努力も必要!

収入差を切り札にする夫は、「外での仕事は大変だけど、家事はラク」と思っていることが多いようです。

女性だけが出産が可能といった男女の身体的な違いはありますが、本来、夫婦は対等なパートナー同士。どちらかがどちらかを下に見たり、どちらかの仕事を軽んじたりしているようでは、良好な関係をキープすることは難しいのではないでしょうか。

夫婦関係を長い目で見ると、やはり夫には、徐々にでもいいので家事の大変さや価値をわかってもらった方がいいでしょう。

夫に家事をさせる方法については、「気の利かない夫でもこれなら動く!夫が率先して家事を手伝いたくなるテクニック」「【ワンオペ】こうすればパパは家事参加する!?カジメンのモチベーションを聞いてみた」といったハピママ*の過去記事もあるので、参考にしてみてはいかがでしょう。

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