550円で買える幸せ!「ムンク展」でムンク(CV.福山潤)のイケボを堪能

「おたスケ」。それはオタクのスケジュールであり、あなたのお助けとなるスケジュール。ハシビロコ流・オタクの休日スケジュール、教えます。

新年あけましておめでとうございます!アニメ大好きライターのハシビロコです。本コラムではオタクライフを満喫したい方のお助けとなるような時間の過ごし方を、私・ハシビロコがお伝えしていきます。

元日は『ロード=エルメロイⅡ世の事件簿』(※1)のアニメスタッフが発表となり、音楽担当が大好きな梶浦由記さんだと知って公式からお年玉をいただいた気分です。

運試しに引いたソシャゲのガチャ結果は微妙でしたが、2019年もオタクライフを満喫していきます!

(※1)ロード=エルメロイⅡ世の事件簿
2019年7月から開始予定の、『Fate』でおなじみの制作会社・TYPE-MOONがおくる至高の魔術ミステリー。

2019年は一味違うスタートです

新年1発目となる今回は、いつもとは趣向を変えてお出かけの話をしていこうかと思います。

普段はアニメ関連の展覧会に足を運ぶことの多い私ですが、たまには世界的な画家の作品を見ようと上野にある東京都美術館を訪れました。

今回のお目当ては『ムンク展―共鳴する魂の叫び』(以下、ムンク展)。絵画にあまり詳しくない私でも知っている『叫び』で有名なノルウェー出身の画家です。

美術展とオタクに何の関係があるのか、と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、オタクならではの美術展を満喫する“おたスケ”をご紹介します!

【おたスケ1】耳で選ぶ美術展

アニメやマンガの原画展にしか興味がありません!という方も、たまには有名な絵画を鑑賞してみてはいかがでしょうか。興味のある画家の展覧会に行くのもいいですが、“耳”で選んでみるのもいいと思います。

2018年10月、『叫び』が初来日するということで絵画ファンの間では当初から話題になっていたムンク展。しかし正直なところ、私はそれほど興味を抱きませんでした。

それが一変して「どうしても行きたい!」と思うようになったのは、音声ガイドの詳細を知ってから。

美術展の音声ガイドは俳優やアナウンサーが担当することが多いですが、最近は声優を起用するケースも増えており……

(出典:Amazon

なんと、このムンク展では私のオタク人生の基盤である『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主役「ルルーシュ・ランペルージ」を務めた大好きな声優・福山潤さんが音声ガイドを担当しているではありませんか!!

ムンク展の場合は音声ガイドだけではなく、公式マスコットキャラクターの「さけびクン」の声も福山潤さんが担当しています。

公式サイトのPVを見たところ、ゆるい外見からは想像もつかないほどイケボ。キザなセリフと甘いささやきに、これが美術展のPVだということを忘れそうになります。

※動画は「【福山潤:イケボさけびクン第1話】さけびクンの自己紹介【ムンク展】」PV

PVの時点でこれほど福山潤さんを推しているのだから、音声ガイドはもっとすごいことになっているはず……。これはどうしても聴かねばなるまい!

そう決心した私は東京都美術館に向かいました。ゆっくり福山さんボイスを堪能するためにも、この日の予定はもちろんこれ1つです!

【おたスケ2】混雑時は事前準備が大事

開館時刻の朝9:30に合わせて東京都美術館に行くと、平日の朝でもすでに長蛇の列ができていました。

これは会場内も混雑するに違いない……!と思った場合、まずはコインロッカー(※2)を確保しましょう。重い荷物やかさばる上着を手に持ったままでは、絵を見ているうちに疲れてきてしまい集中力も半減してしまいます。

そのため、コインロッカー代は必要経費、荷物を預けて身軽になるのが正解です!貴重品はエコバックなどに入れて持ち運びましょう。

入場は美術館内にあるチケットカウンターに15分ほど並び、当日券をゲット!並んでいる間にお金をすぐ出せるようにしておくとスムーズに購入できます。(前売り券があると、この時間が短縮可能です)

しかし!ここまではスムーズでしたが、展示室に入場するまでが意外と長かった……。

入場口の周りに蛇腹状に列ができており、4列になって進んでいきます。しかし入場口に近づくにつれて通路がだんだんと狭くなり、最終的には1列に。展示室内が混雑しているため入場制限がかかり、結局チケットを確認してもらうまで20分以上かかりました。(※3)

に、荷物を少なくしておいてよかった……!

(※2)コインロッカー
美術館にもよりますがお金が戻ってくるコインロッカーもあります。なお、東京都美術館のコインロッカーは100円ですが、返却時にお金が返ってくるので実質ゼロ円!

(※3)混雑状況の確認
ムンク展の公式Twitter(@munch2018)では当日の混雑状況がTweetされているのでそちらを参考にすると状況を判断しやすいです。

【おたスケ3】まずは焦らずじっくり聴こう

展示室に入る前に忘れてはならないのが今回の最大の目的である音声ガイド!こちらは5分ほど並んで借りることができました。

それにしても福山さんの撮りおろしボイスがたった550円(税込)なんて……破格すぎませんか?たったツーコインで手に入る幸せがここにあります。

音声ガイドの最初のトラックは、絵を見る前に再生しましょう。展覧会のプロローグとして、ムンクの世界にいざなう福山さんの語りと、ムンクの残した言葉を聴くことができます。

語りは落ち着いた低音ボイス。『xxxHOLiC』の四月一日君尋役など、高めの声とテンションの高いキャラクターのイメージが強かった頃の福山さんからは想像もできないほどに低く、それでいて心地よい音程です。ここまで自然に低いトーンが出せるようになった福山さんの、役者としての成長も感じました(何目線だ)。

ムンクの残した言葉を読むときは、芸術家ならではのこだわりの強さや卑屈さ、絵やモチーフへの愛が伝わってくる声色になります。ムンクの声はこれまで福山さんが演じた役の中で聴いたことがないほど低く、最初に聴いたときは、「これ本当に福山さん?」と思ったほど。

絵の描かれた年代に合わせて、ムンクの声色も若々しいものから老いを感じさせるものまで見事に演じ分けられています。若い頃はセリフも卑屈なものが多く、『おそ松さん』の一松を思い出してしまいました。

(出典:Amazon

晩年のムンクを演じているときの「スーッ」と音のする息の吸い方は、本当に気難しい老人のよう。本物のムンクの声を聴いたことはありませんが、「きっと生きていたら、こんな話し方だったんだろうな」と思えるほど説得力にあふれていました。

音声ガイドは23トラック約35分と大ボリューム!その内1トラックはBGMのみですが、かなり聴きごたえがあります。これが、たった、550円(税込)……

ムンクについて何も知らなかった私ですが、音声ガイドのおかげで少し詳しくなれた気がします。

絵を見ながら耳で知識を解説してもらえると、絵の描かれた背景をより理解しやすく作品を多角的に楽しむことができるので、今後も声優さんを積極的に起用していただきガンガン使っていきたいですね。

ちなみに展覧会の会場内は、入場時と同じくかなり混雑していました。

絵をゆっくり鑑賞したいという人には窮屈に感じるかと思いますが、音声ガイドを聴きながら少し離れた位置から絵画を眺めたり、列に並んでいる間に音声ガイドを聴き直したりしていたので、私はそれほどストレスを感じることはありませんでした。

そういう意味でも、音声ガイド(CV.福山潤)はお値段以上の働きをしてくれるおすすめアイテムです!

【おたスケ4】画面からも目を離さない

このムンク展の音声ガイドはガラケー(2つ折りできないタイプ)のような形をしており、電話機のような番号ボタンを押し、決定ボタンを押すと音声が流れる仕様です。画面には通常、再生しているトラックの番号が表示されます。

そして音声ガイドにはなんと!マスコットキャラクターの“さけびクン”も登場します。

11番のトラックでシリアスな内容を語っていたと思ったら、いきなり「ピュルルル~」という何かが飛んでくるような効果音が。音声ガイドの画面に目をやると、なんとさけびクンが近づいてくるではありませんか!

福山さんの声もさけびクンモードに切り替わり、ささやくような声が耳元に流れてきます。それまで絵画に圧倒され緊張していた心が一気にほぐれました。

番外編トラックでは、さけびクンと一緒にノルウェーを観光している気持ちになれます。画面に登場するさけびクンをお見逃しなく!

それにしてもさけびクンのセリフを聞いていると、これが音声ガイドだということを忘れそうになります。さけびクンの乙女ゲームとか出してほしい。(※4)

帰宅後、公式サイトで公開されているPVをすべて見返してしまうほどお気に入りのキャラクターになりました。

(※4)さけびクンの乙女ゲーム
特に乙女ゲームっぽいと感じるのが、YouTubeで公開中のPV【第4話】です。ご堪能ください。

※動画は「【福山潤:イケボさけびクン第4話】上野で、君を待ってるね【ムンク展】」PV

【おたスケ5】マスクがあると心置きなく楽しめる

さけびクンのセリフを聴いているときはもちろん、通常の語りやムンクの言葉を聴いているときも、無意識のうちに顔がニヤけてしまうことがあります。

ポーカーフェイスを保とうとしてもゆるむ口元!みなさんも経験があるかもしれませんが、これをこらえるのは至難の業です。

しかしマスクで隠してしまえば、どれだけニヤけていても周囲にばれることはありません!……多分。

インフルエンザ予防にもなり一石二鳥ですので、音声ガイドを堪能したいときはマスクの装着がおすすめです。

ムンク(CV.福山潤)に魅了されて

返却前に音声ガイドをもう1周聴いて外に出ると、会場に入ってから2時間半以上が経過していました。

ムンクの生涯を声と共に疑似体験できる、濃密な展覧会。画家としてのムンクの姿だけでなく、人間としてのムンクの生き方にも心を打たれました。

これほどまでにムンクに感情移入できたのは、やはり声の力が大きいでしょう。

音声ガイドの福山さんの声は、アニメとはまた違った間や感情の起伏、発声を楽しむことができます。

ありがとう、キャスティングしてくれた運営さん。

……というわけで、今日のスケジュールは以下のような感じでした!


09:30 東京都美術館到着
コインロッカーへの荷物預け入れ
チケット購入
入場列待機

10:30 ムンク展入室
閲覧・音声ガイド(約35分)×2周分

13:00 退館

※「ムンク展」開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)


ムンク展は2019年1月20日(日)まで行われていますので、ここでしか聴けないムンク(CV.福山潤)をぜひご堪能ください!お値段以上の価値、アリです!!

『ムンク展―共鳴する魂の叫び』

会期
2018年10月27日(土)~2019年1月20日(日)
※1月15日(火)は休室日

会場
東京都美術館 企画展示室

開室時間
9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)

観覧料
前売券: 1,400円 、当日券:1,600円 (一般料金)

音声ガイド料金
550 円(税込)

ムンク展公式サイト
https://munch2018.jp/

WRITER

  • ハシ ビロコ
  •        

  • アニメとドイツ語とハシビロコウを愛するフリーライター。アニメ好きの両親のもとに生まれたオタク2世で、幼少期はCCさくらとガンダムSEEDを見て育った。趣味でハシビロコウブログを運営中。

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